保育日誌
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素敵な思い出
2021/09/07
今朝、園舎内の消毒をしていて西側玄関と階段に差し掛かったときのことです。どこからともなく素敵なピアノの音色が響いてきます。数分前、2階ホールを消毒していたとき、T先生が日課のように練習し、日に日に上達していいく子どもさんびかとは違う曲に、誰がどこで弾いて(練習して)いるのか気になりながら階段を降り玄関の扉を消毒しランチルームに向かって行くと2歳児つき組のS先生が電子ピアノで子どもさんびかを弾き歌いしていて、子どもたちがそのピアノを取り囲み嬉しそうにしているのです。電子ピアノとは言え、大好きな先生の生演奏を聴きながらうろ覚えのさんびかを歌う姿は微笑ましく素敵で贅沢な時間で、子どもたちは何て幸せだろうと思うととても嬉しくなりました。できることなら子どもたちの記憶に残ってくれるといいのですが・・・。
さて、嬉しいといえば、掃除をするために職員室脇の通路に置いてある脚立を取りに行ったとき、クモの様な虫がモゾモゾ動いているので、近づいて見てみるとマツモムシではありませんか!小学生時代ミズカマキリやゲンゴロウを捕まえに行った時、よく刺された記憶があるので、その形からすぐにマツモムシと分かったのですが、見つけた(見た)のはおそらく小学生以来数十年ぶり。そんなこともあり、逃げられては大変と大急ぎでからのペットボトルに捕獲し、水を入れてあげた途端上手に泳ぎ出しました。その姿を見た途端、友だちたちと自転車に乗って出かけ夢中になって遊んでいた(虫捕りをしていた)時のことがついこの前のことの様に思えました。仙台の街中にも水中昆虫を捕まえられるところがあったのに今ではマンションやビルが林立してしまい、そんなことができたなんて誰も想像できないでしょうが・・・。いい思い出です。
昨日、2歳児ほし組の子どもたちが手作りのパーテーションに喜んで食事をしていることをお知らせしましたが、5歳児も同じように手作りのパーテーションを作り、静かに食事をしていました。コロナ禍にあり、沈みがちな保育現場ですが、コロナを逆手にとるかのようにパーテーション作りを保育に取り入れる、コロナだからこその活動。5歳児位になるとなぜ今、黙食しなければならないか理解できる様になっている様ですが、パーテーション作りも悲観的でなく楽しい活動・取り組みと捉えていてくれていることでしょう。
違和感
2021/09/06
二日間の臨時休園明けの今日、多くの保護者の方々から「大変でしたね」「ありがとうございました」との労いやお礼「お休みしているみんなが早く登園できるといいですね」との言葉を掛けていただきました。少々緊張感を持って出勤していた僕にとって、そんな一つひとつの言葉によって緊張感が和らぐことができました。一方、一斉メールでのお願いをご覧になってくださった3•4•5歳児の保護者の皆さんが子どもたちにマスク着用させて登園してくださったのですが、先週までマスクを着用していなかった多くの子どもたちにとっては邪魔なようで5歳児の中には「早くマスク生活終わって欲しいね」なんて大人のような会話をする姿が見られました。また、給食の時間も子どもたちにとって拷問の様な“黙食”をお願いしなければならず、3•4•5歳児の担任は子どもたちから少し離れたテーブルで食事を取ることになったため、いつも一緒に食べていた先生が別なテーブルで食べていることに違和感、疑問をもった子どもたちから「どうして先生たちそこで食べてるの?」と疑問が投げかけられることになりました。そうかと思えば、2歳児ほし組では手作りのパーテーションがテーブルに置かれて食事ができる特別感が嬉しく喜んで食べていたとのことですが、それは黙食をすることは難しいけれど感染予防をするにはどうしたらいいか考えられた保育者のアイディアが生きたパーテーションのお陰でしょう。マスク、黙食、パーテーションというこれまで保育現場では見られなかった・あり得なかった違和感がなくなる日が一日も早く来ることを祈るものです。
さて、こんなコロナ禍にある保育園にあっても何かしら笑顔になることが毎日必ずあるもので、めぐみ組の保育室では図鑑を見ながらカプラを使ってカブトムシやクワガタが作られていたのですが、そのアイディアと特徴を押さえた出来栄えに驚き笑顔になりました。それから嫌でも笑ってしまうのは、何と言っても玄関ロビー掲示板に掲示されている4歳児あい組の面白話です。先週の夕方、保育を終えた先生たちと職員室でその日の保育談話をしていたとき大笑いになったその出来事は子どもならではであり。何の違和感も感じませんでした。
未来のくるま!?
2021/09/06
北海道の電力会社から電気で動く自動車のパフォーマンスを子どもたちに披露させてほしいというお話を頂き、「車のパフォーマンス!?車がダンスをするの!?」半信半疑ながら今日実際に見せていただきました。
無人の車(アメリカ車のテスラ)が音楽に合わせてヘッドライトを点滅したり前後のドアを上下左右に動かしたりすると子どもたちは「わぁーすごいー!」「かっこいいー!」と歓声を上げていました。特に後方ドアはガルウイングで翼のようにバサバサと動くのでまるで鳥のようでした。
このようにダンスのできる車はこの車種だけということでした。無人運転やタイヤのない車などの開発も進んでいるそうです。子ども達が運転できる頃にはそうなっているかも?ちょっとだけ未来を感じたひとときでした。
一日千秋
2021/09/04
9/2、在園児がコロナウイルス感染症の陽性診断を受けたことから感染拡大防止、子ども・保護者・職員の命を守るため、昨日・今日の2日間、臨時休園させて戴きました。保護者の皆様には急なことで職場等にもご迷惑・ご心配をおかけしたかと思いますが、濃厚接触者に該当するとされPCR検査を受けた子どもたち、職員全員が陰性であると保健所から連絡がありました。その間、保健所と役場、保護者への連絡・対応に追われ、曜日感覚が分からなくなり、あっという間に時間が過ぎた様に思う一方、今日、職員室でY先生、M先生と一緒に診断結果の電話を待つ時間はまさに「一日千秋」でした。場合によっては濃厚接触者の該当者が増える場合もあるため、全てをイメージし対応を整えていました。だからこそ「子どもたちも職員も皆さん陰性でした」との連絡を受けた時、受話器を握りながら二人にアイコンタクトと👌OKサインで「陰性」だったことを伝えたとき、ここ二日間の張り詰めた表情とは違う満面の笑みを浮かべてくれました。しかし、僕たち以上に喜びホッとしたのは検査を受け「陰性でした」との連絡が届いた子どもたち(保護者の皆さん)職員でしょう。
しかし、昨日の河北新報一面には“子ども感染 相次ぐ休校”との見出しで仙台市立の小中学校での感染が相次いでいることを伝えています。来週からは通常保育となりますが、新聞記事を「対岸の火事」と考えるのではなく、命を預かっていることを再認識するだけでなく、感染者個人の特定や誹謗中傷が絶対にないこと、そして、これまで以上に感染予防に取り組みたいと思います。保護者の皆さんには臨時休園へのご理解・ご協力を戴けたこと給食の食材を納入してくださっている業者の方々にもご対応戴けたこと、子どもたち、保護者、職員のためにお祈りくださっていた皆さん、連日遅くまでコロナ対応に追われている保健所の方々、役場の担当課の方々に感謝に感謝致します。そして、この二日間、Y先生・M先生という有能なBrain、陰性のメールを見てすぐさま駆けつけてくれたY先生という保育園の人的宝によって難局を乗り越えられたことを痛感・再確認させてもらい心から感謝します。最後に、陰性と診断されたもののしばらく経過観察のため家庭で過ごさなければならず保育園に来ることができない子どもたち、職員は登園・出勤できるまでまた「一日千秋」の思いかと思いますが、そんな一人ひとりのために祈ります。
待っています
2021/09/03
突然の臨時休園にご理解・ご協力いただきありがとうございます。子どもたちはお休みでしたが、保健所との連絡、提出資料の作成、保護者からの電話対応、以前から予定されていた役場での会議のため、M先生・Y先生にも出勤してもらいました。いつもなら朝から園庭や保育室から聞こえてくる賑やかな子どもたちの声が一切響くことはなく、時々電話は鳴るものの建物も園庭も息を失った様で寂しい一日でした。子どもたちが登園しなくともいつものようにランチルームや2階ホールや保育室の窓を開けるなどしましたが、その際、5歳児めぐみ組の保育室のテーブルに置かれている来週7日に予定されている「夏まつり」のために作られた“たこ焼き”に目が止まりました。今にもソースの香りがして来そうで口に入れた途端、その熱さに思わず吐き出してしまう本場大阪のたこ焼きを思わせるクオリティにニヤニヤしながら映像に残しました。しかし、一斉メールでお知らせさせて戴いたように日程を延期して行うことにしようと思っているのでこのたこ焼きが活躍するのも園庭や保育室からこれまでの様な声が響いてくるのはもうしばらく先になりそうです。
さて、本日、PCR検査の結果や今後の休園等について数件の問い合わせを戴きましたが、明日の保健所からの結果次第になることをご理解ください。濃厚接触者の対象とならなかった皆さんも休園期間など今後のことが心配かと思います。しかし、PCR検査を受けて結果を待っている子どもたち、保護者、職員はもっと心配しながらの夜を過ごすことになります。その様なことをご理解いただき、今しばらく連絡をお待ちください。なお、明日も一斉メールをお送りすることになりますが、受信した場合、必ず開封チェックをして戴けます様お願い致します。
素敵な感性
2021/09/02
「ねえ、園長先生見て!」そう言って4歳児はと組のTちゃんが園庭に落ちていた宝石(コンクリートのかけら付きの石)を解けたゴザの紐で結んだ自作のネックレスを自慢げに見せに来てくれました。ところがまだ紐で上手に結ぶことがでないこともあり、大切な宝石が落ちてしまい、その度に大慌てで拾い上げ直すのですが上手くいかず「園長先生結んで」とお願いされるのです。しかし、一度、子どもならではの不思議な結び方をしてある紐を解いてから結び直すことになるので至難の業となるのですが、4歳で既にオシャレを楽しむことができる様になっているTちゃんの思いを叶えてあげるべく結び直してあげると嬉しそうに「ありがとう!」とお礼を言ってくれた後、みんなに見せてあげる(見てもらう)ため、宝石を落とさないように気をつけて歩いていきました。
さて、昨日・今日と身体を動かしていないと半袖では肌寒さを感じる一日となり、秋が駆け足で近づいて来ていることを感じました。そんな朝、いつものように園舎内の消毒をしている時、3歳児ひつじ組の窓のところに保育の中で作ったぶどうが飾られていることに気づきました。その作品、同じ材料を使って作っているにも関わらず、いつものことながら同じものが一つもないことに、嬉しさと子どもらしさを感じました。それは担任のN先生が子どもたちに作り方を強制させていないことの表れでもありそこにも喜びを感じました。感謝です!
防災の日
2021/09/01
「数十年に一度」と言われる大雨が毎年のように降るようになった日本、今年も各地に大きな被害を与えました。そんな大雨が降り甚大な被害が起こることがなかった1960年(昭和35年)「関東大震災」にちなんで今日9/1を「防災の日」として制定し、台風、高潮、津波、地震等の災害認識を深め、それに対処する心構えを準備するために全国各地で防災訓練が行われるようになりました。ところが、「酷暑」の表現がピッタリと思える夏が毎年訪れるようになった一方、雨が降らず干ばつによって農作物が収穫できなくなったり、火事が起こっている国があるという現実。それに加え、変異株によって「災害級の流行」と表現されるようになり全く収束の兆しが見えないコロナウイルス感染症など、防災の日が制定された時代とは違う対処や心構えが必要なことが増えていることを痛感させられます。
春、5歳児が田んぼに植えたきみどり色の稲の苗はすっかり黄金色になり首を垂れて稲刈りを待っているかのようです。しかし、これからが台風のシーズン。数年前のように台風による大雨被害によって「稲刈り」や「親子で遊ぼう会」が出来なくなるようなこと、そして、急に寒くなってきたことで体調を崩したりすることなく、5歳児が今、開催に向けて一生懸命に準備し、他のクラスの子どもたちも楽しみにしている「夏まつり」もみんなで楽しめることを願うばかりです。
存在意義
2021/08/31
ようやく朝夕涼しくなり秋を感じられるようになって来たとはいえ、子どもたちが降園後、締め切られた園舎内は空気が流れないため虫たちにとっては過酷な環境になるのでしょう。出勤すると必ず玄関ホールにアブや蛾や蝶など様々な虫たちが落ちています。そんな虫が登園して来た子どもたちや保護者の皆さんがつぶしてしまうことがないように拾い集めゴミ箱へ捨てるのですが、アブや蛾の中には眠っていたかのように動き出すことがあり驚かされることがよくあるのです。今日も3歳児ひつじ組の前にひっくり返っていた蛾が生きていたので潰してしまおうと思ったのですが、その時、人間(特に大人)に気持ち悪いとか必要ないと思われている蛾やゴキブリなどを象徴とする虫たちの存在意義を考え手を止めました。動物界の弱肉強食同様、虫たちの世界にも食う食われるといった関係性があり、園庭の木製遊具や丸太で成長するキノコたちは菌によって木を土に返す役割を担っている様に、一見、何のため(なぜ)存在している・生きているのだろう?と考えさせられるものにも存在意義があるということになります。それなのに人間(大人)は自分たちの価値観や感情や物差しで存在意義を推し測ってしまいがちです。一方、偏見を持っていない子どもたちは特に初めて出会う事物に対して何の抵抗もなく舐めたり触ったりする(関わる)ため、保育現場ではドキッとさせられることもあるのも確かです。梅雨の頃から鳴き始めた蝉たちから遅れること数ヶ月後に産まれたミンミンゼミたちが日中必死に鳴いているように感じますが、夕方になった途端、秋の虫たちの鳴き声に包まれます。そんな虫たち、愛を語るだけでなく、人間の身勝手さや存在意義を語っていないことを願うものです。
驚き
2021/08/30
園庭の改修工事などでお世話になっているYさんが保育園で電線のドラム要りませんか?そんな連絡をいただいたのですが、既に複数のドラムがあるので大きいサイズであれば・・・。そんな返事をしていたところ、昨日、一番お大きいのは重すぎて運べなかったけど、二番目の大きさのこれまでとは違うサイズのドラムを運んでおいたという連絡が入りました。そんな連絡を頂くと一体どんな大きさのドラムが置かれているのか楽しみで仕方なく出勤して直ぐ園庭に運び込んでもらったドラムを確認しに行きました。すると150㎝はあろう大きなドラムが置かれています。運び込まれたその場所に置いておいてもよかったのですが、少々邪魔になりそうだったため、建設途中の家の側まで移動したのですが子ども1人では絶対に動かせない結構な重量!その存在感から子どもたちが見つければ間違いなく驚くこと間違いなしと思った通り、荷物の片付けを終えた子どもたちが外に出てきた途端、先週はなかったドラムを見て「すっげ〜!大きい」「やばいんだけど」と言いながらも大喜び。5歳児の男の子たちは早速ドラムに上り、自分が飛び降りることができる高さかどうかを確認し、覚悟を決めて満足いくまで何度もジャンプを繰り返していました。そんな5歳児の姿とドラムの大きさにその他のクラスの子どもたちが驚いた様に見ていましたが、その後、自分たちも上っては滑り降りを繰り返すなどして遊んでいました。今後、子どもたちが怪我することなく遊ぶにはどのように管理するかが課題となりそうですが上手に使って欲しいと思います。
さて、今朝も園舎内の階段の手摺りや窓などを消毒していたとき、西側の階段から外を眺めるとフェンスの外に保育園のドッジボールが落ちているのを見つけました。きっと遊んでいるときにフェンスを超えてしまったものの、先生に言いにくかったのかと思い、掃除を終えた後、3歳児ひつじ組のA君と一緒に田んぼの稲の育ちを見ながらボールを取りに出かけました。ところが拾い上げたボールはペチャンコなのです。どうしてなのか見てみると、空気が抜けているのではなく無惨なことに切り裂かれた様な跡が残っているのです。その様子に8月の始め、斜面の草刈り作業をしてくださったとき、フェンスを超えたボールが草に埋もれてしまっていたため、気付かtれずに草と一緒に切られてしまっていた様なのです。これまでもフェンスを超えたボールが堀を流れる水に浮かび流れて行ってしまった様なことがありましたが、まさか草刈り機で切られてしまうとは・・・。驚きでした。そして、もう一つ驚いたこと。それは、帰宅する電車で仙台駅の一つ前の駅に着いた頃に眠ってしまったらしく、気づいた時には仙台で降りる乗客は全て降りていて、その代わりに折り返しの電車に乗客が乗り込む寸前でした。これまでこんなことはなかったのですが、とにかく気づいてよかった。
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