保育日誌
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しっかりと50年・100年先を見て
2021/09/16
国土の3分の2を森林に覆われているという日本。今、その日本の山で異変が起きているというのです。コロナ禍の影響でアメリカなどでは郊外に住宅を建てるなど、木材需要が高まったことで輸入材が不足し、国産材の価格が高騰するウッドショックが起こっています。そして、山の所有者に無断で木を伐採する“盗伐”が各地で起きているそうです。それだけではありません、伐採されたままのはげ山が放置され、ダムの役割も果たしていた木がなくなったことで土砂災害を引き起こす一つの要因となっているというのです。オリンピック・パラリンピックの舞台となった国立競技場でも国産の杉などがふんだんに利用されたようですが、木材として利用できるようになるには50年・100年という長い歳月が必要です。今回使われた木も、林業を生業にしていた先人が戦後に植林した杉やひのきが成熟した木材が使われたということになるのでしょう。これから暖炉(薪ストーブ)が使われるようになると、保育園に隣接する山から焚き付けに使う杉っ葉を拾い集めさせてもらっていますが、山を所有する方が入っている気配もなく山も荒廃しているように感じます。子どもたちが生まれるずっと前からここに立ち続けている木々たちがこれからどのように育ち、どのように使われていくのか、僕が生きているうちには見ることが出来ないと思いますが、そんな木々同様、子どもたちの50年・100年先の姿は見ることが出来ませんが、だからこそ、50年・100年先の姿をしっかりとイメージして子どもたちと過ごさなければならないことを思わされます。今日は10時頃まで小雨が降っていたこともあり、子どもたちは雨が上がるまでホールや保育室で過ごしていましたが、3歳児ひつじ組のY君、Y君、A君たちはいつも自分たちがしてもらっているように先生になりきって楽しそうに保育園ごっこ(絵本を読んであげる)をして遊んでいました。そんな楽しそうな姿や笑顔で給食を食べる姿、必死にオレンジを食べる様子を見ている限りでは50年・100年先も安泰でしょう。
何としても
2021/09/15
秋冬野菜を植える(種を蒔く)ために管理機(耕運機)をかけマルチシートが張られた畑にキャベツや白菜の苗が植えられ、大根の種が蒔かれました。暑かった夏には毎日のように植えた苗に水を掛ける姿が見られましたが、涼しくなったことを子どもながらに感じるからなのでしょう、さすがにジョウロを持って畑へという様子は見られません。これから少しずつ気温が下がっていき、冬には霜が降りてフワフワだった畑の土がカチカチに凍ってしまうことに初めて出会う子どもたちもいることと思います。人間の中にも暑い夏より寒い冬が好きという方がいる様に、寒い中でも野菜が育つ不思議さ興味を持って欲しいと思っています。そのためにも土の中で育ってくれているであろう“さつまいも”を掘ることを通し、トマトやきゅうり、なすのように地上で育つ野菜だけないことに気づいてもらえることでしょう。一方、僕には、お勧め頂き今年初めて育てた“おかひじき”の種を取る作業が待っています。このおかひじき子どもたちみんなが食べられるくらい収穫できることを楽しみにしていましたが、結果的には一人暮らしの先生が持ち帰ることができる程度の収穫となりました。それでも種だけはそれなりに取れそうな様子!来春、今度こそ願い通り収穫できることを願いながら大切に種取りをしなければ・・・。
さて、まだ葉っぱと同じ色で中々見つけることが出来ない柿が少しずつ色付き始めると今年度入園した子どもたちの中に渋柿だと知らず、何としても食べると決めて、こっそりもぎ取って食べて(かじって)、その渋さに顔をしかめ吐き出す様子とそれをニヤニヤして見ている先輩たちの姿が見られるのももうすぐです。反対に水遊びを楽しむ姿は見られなくなっていくのですが、今日は思っていたより気温が上がったこともあり、夕方、2歳児つき組のM君とAちゃんがジョウロに水を汲んで遊び始めたのですが、M君には蛇口の位置が高過ぎるため水飲み場によじ登り蛇口をひねるけれど、蛇口がきつく締められていて水が出せないと知ると自分より身体が大きく力があると思ったのでしょう「ねえAちゃん水出してちょうだい」と懇願し、水を出してもらいながら楽しそうに遊んでいました。
旗が揺れる園庭と稲刈りの様子
2021/09/14
園庭で風に揺れる手作りの旗と稲刈りでお世話になった人生の先輩、物知りの先生たちとコンバイン以上にザリガニに夢中になっているメンズたち!
しらんがな!?
2021/09/14
いつも賑やかな園庭から、いつも以上に賑やかな子どもたちの歓声とはしゃいだ姿が見られました。その原因は、「親子で遊ぼう会」に向けて作った染紙の旗(万国旗)が園庭の子どもたちの頭上に張り巡らされ、遊ぼう会当日のような賑やかな雰囲気に大喜びしていたのです。早速その旗の下で4歳児あい組・はと組は綱引きをして大いに盛り上がっていました。この旗、当日を前に張り巡らすことで、旗(紙)が乾燥することや紐の長さやバランスを確認するという目的があるのですが、子どもたちには遊ぼう会が近付いているということが意識づけられ、一気にモチベーションが高まるということは言うまでもないようです。
一方、5歳児は天気に恵まれ、予定通り「稲刈り」ができるとあって、朝から興奮気味!田んぼではHさんを含めたやる気満々の5人の田んぼの先生が子どもたちがやって来るのを待っていてくれました。ところが、いつもなら田んぼの先生よりも早く待ち構えていてくれている顔馴染みのテレビ局のカメラマンも新聞記者もお見えになっていません。するとHさんが「あれ、おかしいな?いつもなら俺たちより早く来てるTV局の人、今日は来てないけど・・・?!」とつぶやくのです。毎年、田植えと稲刈りの様子がニュースで取り上げられることをHさんも楽しみにしていて、たくさんのお友だちに「今日TVに出るから」と予告していたらしく、不思議がるというより残念そのもの・・・。そんなこともあり稲刈りが始まっても時折「おかしいなあ?」「日にち忘れたのかなあ?」とつぶやき、園の行事の際、来ていただいているカメラマンのMさんがドローンを飛ばして撮影を始めると田んぼの上空に現れたドローンを見て「なんだ!N〇K、ドローンで撮影しにきてくれたんだ」と喜ぶ姿が・・・。Hさんがこんな勘違いをするくらい取材を楽しみにして下さっていたのかと思うと複雑な思いでした。ちなみに稲刈りを終え職員室に戻ると事務のOさんが「ついさっき、N〇Kの方から、『稲刈り』いつですか?」と問い合わせの電話があったと言うではありませんか(@_@;)!先日、日程確認のお電話を戴いていたと聞いていたので、お分かりいただいていると思っていたので確認の連絡しなかったのが原因だったようで、残念であり申し訳なく思ってしまいました。TV局としてもコロナ禍にあっても、春の田植えも秋の稲刈りもしているという明るいニュースを伝えることを考えてくださっていたのかも知れません。そう考えると、朝、しっかりとお電話を入れるべきだったと反省させられました。そんなこんなのハプニングはありましたが、誰も怪我することなく園に戻り給食を食べ、お昼寝を終えた頃、子どもたちが刈ったところ以外の稲をコンバインで刈り取るというので見に行ったのですが、鎌で手や足を切ることがないように気を付けて刈ったのとは違い、あっという間に刈り取られていく様子に驚いていました。そうかと思えば、コンバインより、用水路にいたザリガニに夢中になるメンズたちも・・・。それもいい思い出になったことでしょう。全てを刈り終えるまで見ていると午後のおやつを食べる時間がどんどん遅くなるので作業の途中で切り上げて園に戻ることにしたのですが、その際、土手に「ひがんばな(彼岸花)」が咲いていたので一緒に歩いていた近くの子どもたちに「あの花なんていうか知ってる?」と聞いてみるとめぐみ組のS君が自慢げに「しらんがな」と答えてくれました。「しらんがな!?」と思ったのですが直ぐに分かりました。「しらんがな、シランガナ、知らんがな、ひがんばな」そうです、彼は「ひがんばな」の響きを「しらんがな」と覚えていたのです。求めていた答え・名前とは違っていたのに、は行い段の「ひ」、さ行い段の「し」など全ての段が一致していて「知らんがな」は「知らん」どことか、よく「知っている」ということ、そして「しらんがな」が何だか素敵な名前、正解に思えてしまいました。そうそう。2歳児ほし組の子どもたちは保育室が田んぼに一番近いこともあり、お昼寝後、聞こえてくるコンバインの作業音が気になり、何が行われているか見たくてバルコニーに出てきたものの見えません。そんな中からT君を抱っこして作業が見えるフェンスのところまで行くとコンバインの動きだけでなく、作業をサポートしている方の動き様子までしっかり見ていました。いずれにしても、人生の大先輩で物知りの田んぼの先生たち、特に病により声帯を切除して話すことが出来なくなったKさんとの関わりは多様性を求められる今、とても大切な時間になったことでしょう。本当にありがとうございました。
秋
2021/09/13
朝5時半過ぎになってようやく明るくなり、夕方6時過ぎにはすっかり暗くなり、朝夕の涼しさや園庭を2匹繋がって飛ぶトンボ、テレビからスタッドレスタイヤのCMが流れるようなってくると改めて暑かった夏が過ぎ本格的な秋が近付いていることを感じます。6月、タコウインナーそっくりの花をたくさん咲かせ、子どもたちにごっこ遊びを提供してくれたザクロの木、今年こそは数年ぶりにたくさんの実を付け、子どもたちにすっぱい実を提供してくれると思っていたのに食べられそうな実はたった一つだけ。幸いなことは誰も気付かないくらい目立たないこと。もし誰かが気付いたら、食べるために知恵とありとあらゆる道具を運んできて収穫することでしょう。このまま誰にも気付かれず完熟するとは思いませんが、もう少し大きく育ってくれるといいのですが・・・。
さて、もう少しすると、毎年どこからともなくキンモクセイの香りがしてきて、どこかでオレンジ色の小さな花が咲き始めたことが分かるようになります。一方、園庭では今年も誰にも気付かれずひっそりとギンモクセイが花を咲かせ始めています。マスクをしていることも関係しているかと思いますが、キンモクセイと違いほとんど香りがしないため誰にも気付かれないまま花を咲かせ、あっという間に花が終わってしまいます。そんなギンモクセイやキンモクセイが花を咲かせるようになると、いつも以上に賑やかな声が園庭から聞こえてくる様になり「親子で遊ぼう会」が近づいていることを感じさせられます。5歳児は礼拝後にもリレーをするというので応援方々見に行ったのですが、のぞみ組・めぐみ組のクラス対抗リレーの後のクラスをミックスしてのデカパンリレーが何とも可愛らしく見ていて笑顔になっていました。明日は春に田植えをさえてもらった田んぼで稲刈りをさせてもらう予定ですが天気予報は明日も雨は降ることはなさそう。明日もTVと新聞の取材が来てくれる様ですが、今年の5歳児は本当にお天気に恵まれているようです。
祈りと願い
2021/09/11
アメリカの象徴の一つだったニューヨークの世界貿易センター(WTC)にテロリストによってハイジャックされた旅客機が突入し倒壊してから20年、そして、東日本大震災から10年6ヶ月の今日、それぞれの被災地では祈りが献げられたことでしょう。そして今は、世界中で新型コロナウイルスとの闘いが続いています。そんな中、各地で保育現場での感染が広がり休園する施設が相次ぎ保護者の方々から悲鳴が上がっていることが今日の河北新報の夕刊の一面が伝えています。保育所はその性質上、保護者のための施設で日曜祝日・年末年始以外は原則開所となっています。一方で、園に通ってくる子どもたちの育ちのためにあり。しかし、コロナ禍にある今、保護者のためにも子どもたちにとってもバランスが崩れてしまっているということになるのでしょう。保護者、子どもたちのために働いている職員の中にも子育てをしている職員がいる。そして、その職員やお子さんが感染する可能性もある今、子どもたちの命を預かる施設として開所が不可能になる、休園せざるを得ないことがあることを厚労省。社会にも理解してもらえることを願うものです。
ハグ!
2021/09/10
この一週間、経過観察のため家庭で過ごされた子どもたちと職員、体調の変化がないかどうか心配しながらの毎日でさぞかし長い一週間だったことでしょう。そんな子どもたち職員全員の経過観察が終了したという連絡が保健所から入りました。すると程なくしてお休みしていた職員から「無事、経過観察が終わりました。ありがとうございました。」と言う連絡が入りました。これで全ての子どもたち職員が登園・出勤することができるようになりました。このような判断がいただけるまで保健所の方々はこの一週間、全ての家庭に毎日連絡し体調の変化等の確認をしてくださっていました。普段目に見えない(見ることが出来ない)働きを保健所の方々が担って下さっていたことを知りました。そのことに感謝と尊敬と敬意を表します。そして、来週久しぶりに登園してくる一人ひとりの子どもたち(無理ですが職員も)をハグしてあげたいそう思います。最後に子どもたち職員のためにお祈りくださった全ての方々にも心から感謝いたします。
いいもの見つけた
2021/09/10
今朝少しづつ落ち始めた落ち葉掃きをしているとき今月から0歳児ひかり組の担任としてお勤め下さるようになったN先生が出勤してきたので「おはようございます!」と挨拶を交わした後、正門から玄関までのアプローチを歩きながら園舎東側の山を眺めいいもの見つけたといった表情で「緑がきれいですね」と一言・・・。そこで「本当ですね。先生たちみたいです!」と返事をすると、一瞬間がありニコニコしながら「よ~し!今日も頑張れそう」と言って玄関に向かって歩いて行きました。昨日降った雨でホコリなどが洗い流されたのか、確かに植物たち生き生きしているように見えましたが、いつも見ている僕たちとは違いN先生には新鮮に感じたのでしょう。これから秋が深まっていくと、緑色だった葉っぱが赤や黄色に色づき、別な景色が見られるようになったとき、今度はどんな感想が聞かれるか楽しみです。ただ、前述の僕の一言がこのところ何かと話題になることが多いハラスメントになっていないか心配になってしまいました。気を付けなければ・・・。
一方、4・5歳児は東部グランドが使えないため、園庭でのサッカー教室となりました。しかも、今月も恰好な暑さの中だったため時々水分補給の時間が取られましたが、5歳児ともなると水分補給だけでなく涼しいところをちゃんと知っていてクールダウンしている姿はまるでネコのよう。そんなところからも子どもたちの成長を感じます。
また、園庭でサッカー教室が行われているため、1・2歳児は今朝N先生が「緑がきれい」と言っていた山のふもとや車が走ることがない道路でカエルを追いかけたり、いがぐりを拾ったりして遊んでいました。そんな中、1歳児そら組のH君が駐輪場に止めてある職員の自転車に興味を持ったらしく、スポークに触るとの車輪が回るという最高の発見をしました。ただ、指が巻き込まれ怪我をすると大変なので転任のM先生に声をかけ見守ってもらいました。するとM先生がペダルを回すと車輪が勢いよく回ったと思った途端、ブレーキが掛けられると一瞬で止まることにビックリし、更に興味が出たようで、真似をしてペダルを回すものの反対に回すためゆっくりしか回らず・・・。それでもそんなH君の様子にH君も自転車に近づきタイヤに触るなどしていました。彼らにとって、見たことはあっても得体の知れない乗り物に感じたであろう自転車は、最高の玩具であり、いいもも見つけたということでしょう。そんなことからしても、保育室(園舎内)、園庭だけでなく、子どもにとっていいものを見つけられる環境がまだまだ隠れていることを再確認することができました。H君たちの様子を動画でご覧いただけないことが残念です。
うまれるまえから
2021/09/09
「は〜い!つぎは◯◯ちゃんの誕生日で〜す」「♪うまれるまえから かみさまに まもられてきた ◯◯ちゃんの たんじょうびです おめでとう」そんな愉しげな声が職員室前のバルコニーから聞こえてきました。一体誰が歌っているのか確かめてみると、4歳児あい組のYちゃん、Cちゃん、Sちゃんたちが誕生日ごっこをしていました。そこで「愉しそうだね!誰の誕生日なの?」と聞いてみると「えっ!?“ミミズ”の誕生日だよ」という考えも(想像も)していない返事が返ってきたのです。そんな返事に僕が「えっ!?“ミミズ”?」と聞き返すと「そうだよ!ほら」と言ってピアノみ見立てていた踏み台の引き出しの中に入って(入れられて)いた長さ15cm〜20cm、太さえんぴつほどのミミズが!(◎_◎;) するとYちゃんがそのミミズを徐につまみんだかと思ったら、これ以上伸びないと思うまで伸ばして「ほら!」と言って僕の目の前に持ってくるのですから驚くやら笑ってしまうやら・・・。大人になっていくにつれて生き物に触ることが出来なくなっていくことが多く、素手でミミズを掴むという姿など見られなくなってしまうことでしょう。そう考えると、少なくとも在園中は思う存分、花や虫たちに触れて欲しいと思います。同様に2歳児つき組の女の子たちは、服が濡れることなど全く気にすることなく、ドラム缶の上に溜まった雨水を夢中になって掻き出していました。マスクをしていても楽しいことが分かる様な笑顔が印象的でした。この2歳児たちそして前述の4歳児、園庭に現れ捕まえられてしまったものの誕生日を祝ってもらったミミズを含め、保育園で楽しそうに過ごしている子どもたちを見ていると、この子どもたちはみんな、生まれる前から「この保育園に行きなさい」そう神様が言ってくれているそう思いました。
さて、今日の給食のメニューは“栗ごはん”や“菊の花が入ったおひたし”など秋を感じられるメニューでした。菊の花の入ったおひたしには抵抗感があり残してしまう子どもたちがいた様ですが、幼いうちから様々な食材に触れる経験は大切なことです。家庭では中々出てこない様なメニューを考え、提供してくれている栄養士のY先生、調理師のT先生、調理補助のスタッフに感謝します。以前も書いたことがあるかもしれませんが、栗ごはんは僕の誕生日の時に母が作ってくれる(もらう)メニューでした。誕生日の頃には栗の旬の時期が過ぎていて八百屋の店頭には並ぶことなどない栗を冷凍し作ってくれていたことを知ったのは随分大きくなってから・・・。そんなことを思い出しながらよ〜く味わっていただきました。一つ違っていたところは、保育園の栗ごはんにはごま塩が掛けられていたことでしょう。とはいえ、「美味しかったです。ごちそうさま。そして、ありがとうございました。」
きっと!
2021/09/08
夏、毎日食べても食べきれないくらいに育ったトマト、収穫時期を逃すとヘチマのように大きくなることもあったキュウリ、今にも空に飛び立つロケットのように育ったオクラ、重さのあまり地面に付いてしまいそうになっていたナス、鬱蒼と育つ野菜たちの中で気付かれないままひっそり育っていたカボチャやスイカ。そんな野菜たちも収穫の時期を終え全てが処分され、その後子どもたちが穴掘りや泥遊びをするのに格好の場所になっていた畑ですが、いよいよ秋冬野菜を育てるための準備を始めることにしました。T先生が肥料や石灰を撒いてくれた畑を耕すために数ヶ月ぶりに管理機(耕運機)を引っ張り出しエンジンをかけると排気音に気づき興味を持った子どもたちがあちこちから畑の周りに集まり始めました。そんな子どもたちにもハンドル(グリップ)を握ってもらい土を柔らかくする手伝いをしてもらったのですが、柔らかくなった上に雨が降ったのですから泥んこ遊びをするのに打って付けの場所となったのは明らか。明日は天気が回復し、暑くなりそうですのできっと何人かは泥んこ遊びを始めることでしょう。そんなことからもマルチシートを張り野菜を植える前にもう一度、T先生と管理機が出動することになることでしょう。それにしても長靴を履くこともなく、靴や靴下が汚れることも気にすることもなく真剣な表情で管理機を押す子どもたちは生き生きしていましたが、その陰には汚れた服や靴下を洗濯をしてくださっている保護者がいることなど全く気にする様子はありませんでした。ちなみに、管理機に興味はあるものの怖いため少し離れたところから真剣な眼差しで見ていた2歳児たちも数年後には作業を見ていた経験を生かしてハンドルを握り、土を耕してくれていることでしょう。きっと!
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