社会福祉法人 光の子児童福祉会

保育日誌

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天狗さん、今年も来たよ

2019/08/19

 今日は気温も30度を越えず、久しぶりに朝から園庭に出て遊ぶことができました。お盆休みなどでお休みしていたお子さんも今日から登園して、「花火を見に行ったよ」「バーベキューをしたよ」などとお家の方と夏ならではの体験が出来たことを喜んで話してくれました。
 園庭で遊んでいるとき、笛や太鼓のお囃子が聞こえて来ました。毎年甲子公園(大黒天)のお祭りのときは保育園の前に天狗や獅子舞が来るのです。今年も赤い顔をした鼻の長い天狗がやってきました。さすがに45歳児で泣く子はいなかったようですが柵越しにみていた1歳児には長くて赤い鼻は強烈に目に映ったようで食事中もお昼寝の前にも「はな…はな…」(鼻の大きい天狗が来た)「バイバイ?バイバイ?」(バイバイしたからもう来ないよね?)と何度も確認するように言っていました。
 天狗も獅子舞もキリスト教保育とは無縁のものですが、地域の方たちが暑い中毎年来て下さっている事に感謝します。

「ドン」は嬉しい音

2019/08/16

 今日も聞こえる「ドン!」という花火の音。夏の初めは花火の音が聞こえるたびに小さいお子さんが「わぁ~!」とビックリして保育士にすがって泣いてしまいました。でも毎日のように「ドン!パッ!バーン!」と聞こえるとすっかり慣れたのか
“花火の日はお祭りの日”ということを覚えたのかちっとも泣かなくなりました。年長組のお子さんなどは「今日はどこそこのお祭りの日だよ」と良く知っていて教えてくれます。そう、大河原の8月はほとんど毎日のようにお祭りがあるのです。幼い頃のお祭りの思い出は綿菓子や金魚すくい、浴衣を着てお家の人と手をつないで歩いたことなどたあいもないものですが、それも平和だからこそですね。「ドン!」という音が時代や場所が変わると大砲の音だったり、自衛隊の演習の音だったり怖い音になってしまいます。
 大河原の夏に聞こえる「ドン!」が嬉しい音という印象がずっと変わらない事を祈りたいものです。

過ぎ行く夏!

2019/08/15

今日出勤して感じたこと、それは、この期間中は登園してくる子どもたちが少なく、今日も39名(未満児を含め)しか登園しませんでした。そんなこともあり保育園がとても静かであること。また、園庭で遊ぶ子どもたちが少ないと、たった数日間だけで雑草が一気に増える(育つ)ということ。また、畑の野菜も食べられないこともあり、ミニトマトが驚くほど育ち、中には実が一杯落ちている、きゅうりはヘチマかバナナのように大きくなり、枝豆はパンパンに実が入り、オクラは矢じりの様な大きさになり、モロヘイヤは隠れんぼができるほどになり、サルスベリの花が青空に映えて綺麗に咲いていました。そんな野菜たちを今日登園した子どもたちと出勤した先生たちが食べられなくなる前に収穫し、ミニトマトは給食の時にセルフで食べられるようにカゴに入れられテーブルに置かれていました。
一方、先生たち用にとHさんが貸してくださった畑は耕作放棄地と化してしまい、どこに何が植えられているかわからない状態に・・・。そこで、草刈り機を持って畑に行ったのですが、あまりの酷さにHさん業を煮やしたのでしょう。イノシシ除けにといって、Hさんも一緒に植えてくださったネギの畝までが大型の耕運機で耕してありました。ご好意によってお借りできたこと、そこに買った苗を植えたのであれば、子どもを育てるようにしっかり管理しなければならなかったことを強く思い、反省させられました。辛うじてわずかに残ったパプリカ、ナス、トマトが少しでも実を実らせてくれるように手入れしようと思います。それにしても、今日の暑さと湿度の中、畑と職員用にお借りしている駐車場の草刈り作業だけで驚くほどの汗が流れることを体感しました。
 さて、沖縄では「エイサー」、徳島では「阿波踊り」その他の地域でもこの時期には盆踊りが踊られるなど地域のお祭りが行われ夏が過ぎていくことになります。それを感じさせるように秋の虫たちの鳴き声が響くようになり、今月末には朝夕涼しさを感じることができるようになることでしょう。暑すぎるのは辛いけれど、秋が近づくと寂しさを感じてしまうのも事実。湿度がなくちょうど良い暑さが続くことを願うものです。

ちょっぴりぜいたく気分?

2019/08/13

 保育園に夏休みはありませんが、いわゆる「お盆期間」ということで登園するお子さんも少なく、合同クラスでの保育をしました。いつもは他のクラスの先生がいたり、兄弟姉妹が同じ保育室で過ごすので、なんだかウキウキ。外で水鉄砲やペットボトルシャワーで遊ぶ中、連休中育っていたトマトやキュウリも食べ放題。ちょっぴりぜいたく気分の一日でした。

末っ子成功型

2019/08/09

研修二日目、学んだというか、気付かされたこと。それは、物語の多くは悲しさ・貧しさといったマイナスから始まることが多く、最後はプラスで終わること。また、「やまなしもぎ」などに象徴されるように昔話は「末っ子成功型」と言える内容が多いということでした。これまで意識することはありませんでしたが、そのようなことで子どもたちが話の中に入り込むことをグリムなどの童話作家は知っていて作品を作っていたとすれば驚きでしかありません。藤本先生は、身体を育てるためには食べ物が必要であるように、子どもを育てるには言葉と物語が必要で、そのことによって「心を育てる」、そして、良い絵本とは、子どもと共に大人も楽しめるものとおっしゃっていました。近年、様々な絵本が出版されていますが、今一度、子どもたちに与えてあげる良い絵本とはどんな絵本なのか先生たちと考えてみたいと思いました。絵本とは、子どもが生まれて初めて出会う文学であり芸術ともおっしゃっていましたので。
 さて、お盆が近づき帰省が始まっているようで、普段なら保育園から自宅まで車で帰るのに1時間程度で到着するのに、今日は1時間半かかりました。明日から数日間お休みするという子どもたちから「おじいちゃん・おばあちゃんのところに行くんだ」という声が聞かれました。みなさん事故や怪我に気をつけて楽しいお休みを過ごしてください。

そうだったんだ!

2019/08/08

今日も朝から気温が上がり、外掃除と放射線量の計測するだけで汗が流れ落ちるほどでした。ところが、キリスト教保育連盟東北部会の夏期保育車セミナーが行われる作並温泉まで車を走らせている際、FMラジオから「今日は立秋です」という言葉が聞こえてきました。「そうだったんだ!」とびっくりしましたが、暦の上では秋だとしても、木立が生い茂る作並であっても、ましてや冷房が効いているホテルでは秋の気配は全く感じることができませんでした。
 さて、今日・明日、二日間の研修会は東洋英和女学院大学(院)の藤本 朝巳先生をお招きし「子どもと絵本」Ⅰ:(1)絵本とは何か (2)絵本の選び方 (3)物語と生きること、Ⅱ:(1)言葉の力、絵の力 (2)物語と悲しみ、喜び ― 生きる力を育むというテーマでお話を聞かせて頂きました。「絵本」は保育現場や子育てするのに欠かすことができないものの一つと言えますが、これまで何年間も子どもたちに絵本を読んできましたが、絵本の選び方や読み方など新たな学びができましたが、その中で「そうだったんだ!」と新たな学びができたのが、筒井頼子さん作、林明子さんの絵のベストセラー「はじめてのおつかい」にまつわる秘密を知ることができたことです。一つ目は、この絵本、お二人にとって初めての作品だったこと、二つ目は5ページ目に描かれているみいちゃんの不安と緊張を表すため、買い物に行くみいちゃんの右手と右足が一緒になっていること、三つ目はみいちゃんが牛乳を買いに行くお店やさんの名前が「筒井商店」であること、そして、15ページと27ページに描かれている掲示板のまいごのねこが8ページの絵の中に描かれているなどなど・・・。この絵本の中に、初めて絵本に関わったとは思えないお二人の思いやこだわりが込められていたことに、だからこそ絵本のベストセラーになるのだと納得させられました。興味のある方はぜひ絵本を手に取りじっくりご覧になってみてください。これまでと違った絵本の楽しみ方が見つかると思います。

よくできました!

2019/11/08

 園庭の小さな畑でたくさんの夏野菜を育てています。野菜の花や育ち方をみるのが目的なので、ほんのちょっとでも収穫できたらうれしいなと思っていましたが、今日てんし組がとうもろこしとじゃがいもを大収穫して大喜び!
 特にとうもろこしは久しぶりに畑での栽培ということで収穫できるかどうかも不安でしたが、本当にたくさん採れました。朝採のとうもろこしを私も味見をさせてもらいましたが、隣町の道の駅で売っているものかと思うほど甘く美味しかったです!また、じゃがいももちょうど良い大きさのがたくさん収穫できました。
さあ、園庭のじゃがいもはどんな味かな。

いらっしゃいませ

2019/08/07

これまであまり気にも留めずにいましたが、ふと思ったことがあります。それは、ここ数年、「保育園の見学をしたい」という問い合わせが年々増えているような気がするということです。その多くが保育園にお子さんを入園させたいという方々です。しかし、それ以外に増えていると感じるのが、保育に携わっている同業者と大学の先生方です。いったいなぜなのか、考えられる要因は自然豊かな広い環境、そして、自分たちは当たり前だと思っているものの、少々風変わりと思われている園庭のような気がします。6月には沿岸部女川町から約20名の方々がお見えになりましたが、今月末には福岡女学院大学のS先生と共にわざわざ福岡から14名もの保育関係者が自分たちの保育と保育環境を見直すことを目的にお見えになるというのですから驚きです。しかし、入園希望の方々を含め、こんな風に外部からの見学者を迎え入れるためには、自分たちの保育や保育環境についてしっかりと理解し語る(説明する)ことが出来なくてはなりません。今日も宮城学院女子大学のN先生が東京でタクティールケア(ベビーマッサージ)をなさっている方とご一緒にお見えになり、短い時間でしたが0歳児の保育室で子どもたちと関わり先生たちと話す時間を作ってくださりました。僕も初めてタクティールケアを経験にさせていただきましたが、たった10分背中をマッサージ(撫でてもらうという感覚)で手先が暖かくなるという不思議な感覚を覚えました。なかなか寝付けない子や眠りが浅い子どもたちがこれでぐっすり眠れるのであれば凄いこと。しかし、資格を取得するには費用が必要。子どもたちの睡眠と先生たちの仕事を考えるとその費用を高いと思うかどうか、判断に迷います。とは言えいい勉強になりました。
 さて、午後のことです。真っ黒に日焼けした卒園児、6年生のB君とO君がいつものごとく突然「こんにちは!」といって職員室へ遊びに来ました。30℃を越えていたであろう中、自転車でやってきたこともあり汗びっしょり。そんな二人を見て事務のOさんが気を利かせてくださり美味しいジュースを準備してくれたので大喜び。そのジュースを椅子に座りながらクールダウン!その間、国名でのしりとりや国の首都のクイズをしながら仕事をすることになったのですが、6年生にもなる卒園児が恥ずかしがることなくやって来てくれる喜びは何とも言えません。その他にも、今年度、福島県内の短大を卒業し保育者になろうとしている学生が知り合いの先生から勧められ新幹線と在来線を使い園見学に来てくれました。感謝です。縁があれば是非我々の園へ!

平成も令和も平和

2019/08/07

 今日は腹話術の日でした。Aさんは相棒犬の「かんちゃん」と絶妙な掛け合いでみんなを笑わせてくれながらも、戦争の悲惨さ、悲しさを伝えてくださいました。また、もう子ども達になじみのOさんは74年前に上野動物園で本当にあったできごとをお話して下さいました。あとで絵本でも話を聞いたあい組の子ども達は「ぞうさん、かわいそうだったねぇ」といつもより静かにお昼寝をしていたそうです。
 子ども達からの讃美歌「みんなでへいわ」のプレゼント、畑でとれた「とまと」のプレゼントを心から喜んでくださいました。

礼拝と讃美歌

2019/08/07

子どもたちが保育園に入って初めて経験したことの中に礼拝があります。平塚先生がして下さる礼拝でのお話、回を重ねるごとに子どもたちも自然に耳を傾けるようになり、先生の問いかけに3歳児てんし組の子どもたちも張り切って答えようとしています。今回は「迷子のこひつじのメイちゃん」のお話。「迷子になったことのある子?」と聞くと、5歳児のぞみ組さんが大分手をあげました。「迷子になるとお父さんやお母さんが心配するよ」のお話に真剣にうなづく子どもたち。こひつじのメイちゃんのお話を聞いて頭の中で疑似体験をしたようです。夏のお出かけも多い時期、メイちゃんのように迷子になりませんように…。
♪讃美歌も少し歌えるようになりました。平塚先生に見てほしくて張り切って歌ったところ、「大きな声じゃなくていいですよ。聞いた人が優しい気持ちになれるように、やさしく歌ってください」と教えていただきました。今度の讃美歌は子どもたちがどんな声で歌うかな?と次の礼拝が楽しみです。にぎやかな一日の中で、静かな時間の中で話を聞く、自分で考えてみる経験は子どもたちにとって大きいと改めて感じます。

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