保育日誌
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ちょっぴりぜいたく気分?
2019/08/13
保育園に夏休みはありませんが、いわゆる「お盆期間」ということで登園するお子さんも少なく、合同クラスでの保育をしました。いつもは他のクラスの先生がいたり、兄弟姉妹が同じ保育室で過ごすので、なんだかウキウキ。外で水鉄砲やペットボトルシャワーで遊ぶ中、連休中育っていたトマトやキュウリも食べ放題。ちょっぴりぜいたく気分の一日でした。
末っ子成功型
2019/08/09
研修二日目、学んだというか、気付かされたこと。それは、物語の多くは悲しさ・貧しさといったマイナスから始まることが多く、最後はプラスで終わること。また、「やまなしもぎ」などに象徴されるように昔話は「末っ子成功型」と言える内容が多いということでした。これまで意識することはありませんでしたが、そのようなことで子どもたちが話の中に入り込むことをグリムなどの童話作家は知っていて作品を作っていたとすれば驚きでしかありません。藤本先生は、身体を育てるためには食べ物が必要であるように、子どもを育てるには言葉と物語が必要で、そのことによって「心を育てる」、そして、良い絵本とは、子どもと共に大人も楽しめるものとおっしゃっていました。近年、様々な絵本が出版されていますが、今一度、子どもたちに与えてあげる良い絵本とはどんな絵本なのか先生たちと考えてみたいと思いました。絵本とは、子どもが生まれて初めて出会う文学であり芸術ともおっしゃっていましたので。
さて、お盆が近づき帰省が始まっているようで、普段なら保育園から自宅まで車で帰るのに1時間程度で到着するのに、今日は1時間半かかりました。明日から数日間お休みするという子どもたちから「おじいちゃん・おばあちゃんのところに行くんだ」という声が聞かれました。みなさん事故や怪我に気をつけて楽しいお休みを過ごしてください。
そうだったんだ!
2019/08/08

今日も朝から気温が上がり、外掃除と放射線量の計測するだけで汗が流れ落ちるほどでした。ところが、キリスト教保育連盟東北部会の夏期保育車セミナーが行われる作並温泉まで車を走らせている際、FMラジオから「今日は立秋です」という言葉が聞こえてきました。「そうだったんだ!」とびっくりしましたが、暦の上では秋だとしても、木立が生い茂る作並であっても、ましてや冷房が効いているホテルでは秋の気配は全く感じることができませんでした。
さて、今日・明日、二日間の研修会は東洋英和女学院大学(院)の藤本 朝巳先生をお招きし「子どもと絵本」Ⅰ:(1)絵本とは何か (2)絵本の選び方 (3)物語と生きること、Ⅱ:(1)言葉の力、絵の力 (2)物語と悲しみ、喜び ― 生きる力を育むというテーマでお話を聞かせて頂きました。「絵本」は保育現場や子育てするのに欠かすことができないものの一つと言えますが、これまで何年間も子どもたちに絵本を読んできましたが、絵本の選び方や読み方など新たな学びができましたが、その中で「そうだったんだ!」と新たな学びができたのが、筒井頼子さん作、林明子さんの絵のベストセラー「はじめてのおつかい」にまつわる秘密を知ることができたことです。一つ目は、この絵本、お二人にとって初めての作品だったこと、二つ目は5ページ目に描かれているみいちゃんの不安と緊張を表すため、買い物に行くみいちゃんの右手と右足が一緒になっていること、三つ目はみいちゃんが牛乳を買いに行くお店やさんの名前が「筒井商店」であること、そして、15ページと27ページに描かれている掲示板のまいごのねこが8ページの絵の中に描かれているなどなど・・・。この絵本の中に、初めて絵本に関わったとは思えないお二人の思いやこだわりが込められていたことに、だからこそ絵本のベストセラーになるのだと納得させられました。興味のある方はぜひ絵本を手に取りじっくりご覧になってみてください。これまでと違った絵本の楽しみ方が見つかると思います。
よくできました!
2019/11/08

園庭の小さな畑でたくさんの夏野菜を育てています。野菜の花や育ち方をみるのが目的なので、ほんのちょっとでも収穫できたらうれしいなと思っていましたが、今日てんし組がとうもろこしとじゃがいもを大収穫して大喜び!
特にとうもろこしは久しぶりに畑での栽培ということで収穫できるかどうかも不安でしたが、本当にたくさん採れました。朝採のとうもろこしを私も味見をさせてもらいましたが、隣町の道の駅で売っているものかと思うほど甘く美味しかったです!また、じゃがいももちょうど良い大きさのがたくさん収穫できました。
さあ、園庭のじゃがいもはどんな味かな。
いらっしゃいませ
2019/08/07
これまであまり気にも留めずにいましたが、ふと思ったことがあります。それは、ここ数年、「保育園の見学をしたい」という問い合わせが年々増えているような気がするということです。その多くが保育園にお子さんを入園させたいという方々です。しかし、それ以外に増えていると感じるのが、保育に携わっている同業者と大学の先生方です。いったいなぜなのか、考えられる要因は自然豊かな広い環境、そして、自分たちは当たり前だと思っているものの、少々風変わりと思われている園庭のような気がします。6月には沿岸部女川町から約20名の方々がお見えになりましたが、今月末には福岡女学院大学のS先生と共にわざわざ福岡から14名もの保育関係者が自分たちの保育と保育環境を見直すことを目的にお見えになるというのですから驚きです。しかし、入園希望の方々を含め、こんな風に外部からの見学者を迎え入れるためには、自分たちの保育や保育環境についてしっかりと理解し語る(説明する)ことが出来なくてはなりません。今日も宮城学院女子大学のN先生が東京でタクティールケア(ベビーマッサージ)をなさっている方とご一緒にお見えになり、短い時間でしたが0歳児の保育室で子どもたちと関わり先生たちと話す時間を作ってくださりました。僕も初めてタクティールケアを経験にさせていただきましたが、たった10分背中をマッサージ(撫でてもらうという感覚)で手先が暖かくなるという不思議な感覚を覚えました。なかなか寝付けない子や眠りが浅い子どもたちがこれでぐっすり眠れるのであれば凄いこと。しかし、資格を取得するには費用が必要。子どもたちの睡眠と先生たちの仕事を考えるとその費用を高いと思うかどうか、判断に迷います。とは言えいい勉強になりました。
さて、午後のことです。真っ黒に日焼けした卒園児、6年生のB君とO君がいつものごとく突然「こんにちは!」といって職員室へ遊びに来ました。30℃を越えていたであろう中、自転車でやってきたこともあり汗びっしょり。そんな二人を見て事務のOさんが気を利かせてくださり美味しいジュースを準備してくれたので大喜び。そのジュースを椅子に座りながらクールダウン!その間、国名でのしりとりや国の首都のクイズをしながら仕事をすることになったのですが、6年生にもなる卒園児が恥ずかしがることなくやって来てくれる喜びは何とも言えません。その他にも、今年度、福島県内の短大を卒業し保育者になろうとしている学生が知り合いの先生から勧められ新幹線と在来線を使い園見学に来てくれました。感謝です。縁があれば是非我々の園へ!
平成も令和も平和
2019/08/07
今日は腹話術の日でした。Aさんは相棒犬の「かんちゃん」と絶妙な掛け合いでみんなを笑わせてくれながらも、戦争の悲惨さ、悲しさを伝えてくださいました。また、もう子ども達になじみのOさんは74年前に上野動物園で本当にあったできごとをお話して下さいました。あとで絵本でも話を聞いたあい組の子ども達は「ぞうさん、かわいそうだったねぇ」といつもより静かにお昼寝をしていたそうです。
子ども達からの讃美歌「みんなでへいわ」のプレゼント、畑でとれた「とまと」のプレゼントを心から喜んでくださいました。
礼拝と讃美歌
2019/08/07
子どもたちが保育園に入って初めて経験したことの中に礼拝があります。平塚先生がして下さる礼拝でのお話、回を重ねるごとに子どもたちも自然に耳を傾けるようになり、先生の問いかけに3歳児てんし組の子どもたちも張り切って答えようとしています。今回は「迷子のこひつじのメイちゃん」のお話。「迷子になったことのある子?」と聞くと、5歳児のぞみ組さんが大分手をあげました。「迷子になるとお父さんやお母さんが心配するよ」のお話に真剣にうなづく子どもたち。こひつじのメイちゃんのお話を聞いて頭の中で疑似体験をしたようです。夏のお出かけも多い時期、メイちゃんのように迷子になりませんように…。
♪讃美歌も少し歌えるようになりました。平塚先生に見てほしくて張り切って歌ったところ、「大きな声じゃなくていいですよ。聞いた人が優しい気持ちになれるように、やさしく歌ってください」と教えていただきました。今度の讃美歌は子どもたちがどんな声で歌うかな?と次の礼拝が楽しみです。にぎやかな一日の中で、静かな時間の中で話を聞く、自分で考えてみる経験は子どもたちにとって大きいと改めて感じます。
大切な日、大切なこと
2019/08/06


現在の園舎となって初めての卒園記念品としていただいた鳩時計。毎日玄関ホールの柱で時を告げてくれていますが、この鳩時計が大のお気に入りなのが3歳児てんし組のS君。給食の準備のため通りかかる11:30、そしてあっという間に給食を食べ終え、片付けや歯ブラシはそこそこに12:00を知らせるために鳩が出てきたかどうか確認するために職員室へやってきて「ねえ、パッポー出てきた?」とか「まだ出てこない?」と聞いてきます。その都度「もう少ししないと出てこないから、片付けしておいで」とか「さっき出たばかりだからしばらく出てこないよ」と伝えるのですが、ランチルームへ戻ったかと思ったら、すぐさま戻ってきて、同じ問答が繰り返されます。一体なぜ、こんなに鳩時計が気に入ったのかわかりませんが、こんなことを通して数に興味を持ち、理解が深まることがあります。片付けや歯ブラシをしっかりすることを伝えながら、前述の問答を繰り返したいと思います。
さて、最近、学校が夏休みに入り学生たちが少ない電車は驚くほど空いていてとても快適です。一方、仙台駅などは、夏休みで帰省してきたのか小さな子どもを連れた方々が増えてきていました。そこに、今日から始まった七夕祭りの影響もあるのでしょう、市内中心部は外国人や旅行客と思われる団体、浴衣姿の方々が見られます。七夕期間中は雨が降るというジンクスがありますが、今年は三日間ともお天気に恵まれそうな予報が出ていますので東北の短い夏と祭りを満喫してもらいたいものです。
ところで、今日は広島に世界で初めて原子爆弾が投下された日です。今朝、園庭で放射線量を計測しているとき、8:15分を迎えたので、近くにいた子どもたちと一緒に広島の方々を思い二度と同じことが起きないように祈りました。74年前の朝、原爆が投下され何気ない日常が一瞬のうちに変えられてしまったという事実。原爆投下と比較するものでもできるものでもありませんが、東日本大震災でも津波と原発事故によって多くの方々の生活が一変させられてしまいました。そこには共通することがあるように思います。それは、戦争や災害、事故、事件などに遭いながら、奇跡的に生き残った人が、家族や友達など大切な人、周りの人々が亡くなったのに自分が助かったことに対して感じる罪悪感「Survivor
平和って?
2019/08/05
今日の礼拝のテーマは「平和に生きる」でした。お話をしてくださる園長先生から初めに質問がありました。「平和ってなにかな?」すると、「ヒーローがでてくること!」「けいさつ!」という声が上がりました。確かにヒーローは「愛と平和の戦士!○○レンジャー参上!!」等と口上を言ったり、戦った後「これで町の平和は守られた…」等と余韻を残したりしますよね。
また、平和のイメージが「警察」と言った子は泥棒や強盗など悪い人を警察が見つけたり逮捕したりすることを良く知っていて、それこそ町の平和を守っているヒーロー的存在と思っているのでしょう。
園長先生は「自分達だけで楽しいおもちゃを使って他の子に使わせなかったり、いばって仲間にいれなかったりすることはないかな」と問われました。また、飢えなどの困難にいる人がいる世の中は平和とは言えないとおっしゃって、子ども達は静かに聞いていました。
8月は特に平和について考え、祈ることを大事にしたい月です。今週は腹話術でも戦争体験のある方からお話をお聞きする予定です。難しいテーマではありますが、少しでも子ども達の心に届くことを願っています。
プールサイドより(プール監視日記)
2019/08/05
暑い日が続き、プールに入る日も多くなってきました。園庭のプールの周りには日差しや視界をさえぎるものが何もないため、周りを業務用(農業)の遮光シートで囲い準備をします。プールの周りの石のオブジェや立ち木にシートを付けると、目隠しだけではなく日差しも幾分柔らいだり、風が渡っていくのをシートの動きで気が付く子もいていい感じです。
今日のプール、最後の順番はのぞみ組。いつもより多めの水の量で子どもたちも嬉しそう、思い思いに水を楽しんでいます。その中でもひときわ目を引くのがR君。潜水して移動し、息をついてまた潜るを繰り返していて、思わず「サメか!」と突っ込みを入れたくなるほど。顔を上げるたびに満面の笑みで楽しいのが伝わってくるけれど、監視担当としては目が離せません。何回か「10数えたら潜ろう」と声をかけると、律義に10を数えて水の中に戻っていくR君。思わず大きくなったR君が水泳の大会で活躍する気の早い想像をしてしまいました。
他にも、修行のようにバケツで頭から水をかけているT君とNちゃん、Aちゃん、水泳キャップを目まで降ろして水の中を見ようとしているTA君(それじゃ見えないよね~)。監視をしていると面白いことがたくさんあって、ついニヤニヤしてしまします。
暑い夏だけれど、プール遊びや水遊びで楽しい夏になるといいね。
採用について
採用情報から各種文章まで、ご報告。
