保育日誌
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飲み放題・食べ放題
2019/09/06



幼いころ、誰もが一度は経験したことの中に、お花の蜜を吸うといくことがあるのではないでしょうか?多くの学校の花壇に植えられているサルビアの蜜をそこを❝チュ~チュ~❞吸うなんてことは、子どもの頃の定番の遊びの一つだったような気がします。しかし、現代ではお花の蜜を吸わなくとももっとおいしい甘味があり、また、衛生的にどうか?といったこともあり子どもたちが花壇に集まって蜜を吸う姿も見かけなくなったのかも知れません。ところが、保育園ではこの季節「メドーセージ」が紫色の花を咲かせると子どもたちが花の周りに集まり、前述の子どもたちのように花を摘み飲み放題の蜜を❝チュ~チュ~❞吸い「甘~い!」と叫んでいます。今朝も5歳児のぞみ組の子どもたちが集まり目を輝かせ吸っていましたが、手の届く範囲の花は吸い尽くしてしまい残っているのは手の届かないところだけに・・・。そこで枝が折れないように気を付けて子どもたちが届くところまで枝を曲げてあげると、比較的背の高いR君が手のひら一杯に摘み取り「いっぱい取れたから分けてあげるよ!」と言いながら皆で分け合って❝チュ~チュ~❞やってました。
ところで、この花の蜜、受粉を促すために昆虫や鳥たちを誘引するためと考えられているそうですが、蜜には多少の毒成分が含まれていて人間が飲みすぎるとお腹を壊してしまうこともあるとのこと。もちろん子どもたちがお腹を壊すほどの量を❝チュ~チュ~❞することはないのですが、そのようなことがないようにしっかり見守り、声をかけたいと思います。
さて、昨日耕した畑に1・2歳児クラスの先生たちが畝を立て、マルチシートを張り、1歳児は白菜の苗を植え、2歳児は大根やカブの種を蒔きました。そんな苗にお昼寝を終え、おやつを食べ終えた1歳児の子どもたちが、じょうろで一生懸命に水を掛けていました。食べ放題とまではいかなくともしっかり収穫できるといいのですが・・・。
いつもありがとう
2019/09/06


いてくれるだけでホッと安心できる。パパ、ママとはちょっと違うひろ~い心で包み込んでくれる、そんな存在がおじいちゃん、おばあちゃん。
いつもご両親の代わりに送迎をしてくださったり、いざという時遠くから駆けつけてくださったりするおじいちゃん、おばあちゃんもいらっしゃいます。
今日は、いつもの感謝をお伝えしたく、またお孫さんの成長ぶりを感じていただきたく、「おじいちゃんおばあちゃんありがとうの会」を行いました。
はじめに3,4,5歳児と一緒に礼拝を行いました。園長先生から「コップの水が溢れるように愛情を注がれる子どもは他人にも愛情を与えることができるようになる」「そのように愛情を注いでくださるおじいちゃんおばあちゃんの存在はありがたい」といった話をされました。本当にたっぷり甘えているお子さんの姿を見ると園長先生の話も実感できます。
礼拝をしたり、子どもたちの歌を聴いて頂いた後のクラスごとのふれあいあそびでは、あてっこゲームやジェスチャーゲームで大笑い。楽しいひとときを過ごすことができました。
本当に、今日は暑い中、お出かけくださいましてありがとうございました。
おじいちゃん、おばあちゃん、これからもお孫さんと子育て中のおとうさんおかあさんのより所となって見守ってくださいね!
本当ならば・・・。
2020/01/05



春から畑に植えられていた夏野菜たちが今年の役目を終え始めたこともあり、子どもたちが先生たちと大きく育った苗を抜き、秋・冬に育つ野菜を植えるために手入れを始めています。本当ならば、園長が手伝うこともないのでしょうが、先生たちが固まった土を鍬やスコップで耕すのも大変かと思い耕運機を使って耕すことにしました。するとエンジン音を聞いた子どもたちが「何してるの?」と集まってくるので、怪我がないように気をつけながら何人かに手伝ってもらいました。その際、千切れたマルチシートや苗が倒れないように支柱と苗を結んでいたビニール紐が落ちていたとき「これが海に流れていくとクジラやカメや魚が間違って食べて死んじゃったりするから拾って捨ててね」と教えてあげながら作業を知っところ、4歳児あい組のKちゃんが「えっ〜?かわいそう!じゃあちゃんと拾ってあげる」と言って早速見つけた小さなマルチシートを拾って捨ててくれました。こんなことを言わずともゴミが落ちていたら拾って捨てる、おもちゃが片付けられていなかったら片付けるといったことが自然にできる子ども(大人)になれるよう模範にならなければと思います。
畑の手入れをした後、2歳児クラスの前で高圧洗浄を使い耕運機の泥を洗い落としたついでにプールが置かれていた場所も掃除したのですが、2歳児ほし組の子どもたちが作業に興味を持ってくれたらしく、給食を食べ終えた子どもたちが保育室から手を振りながら見てくれていました。夕方の保育の時には砂もなく綺麗になったその場所はいつものごとく5歳児たちの乗り物のレース場と化していました。本来、子どもはこんな風に自由に楽しく遊ぶのが自然な姿ですが、昨年3月に両親に虐待を受け亡くなった船戸結愛ちゃんが書き残した言葉が公判で読み上げられたことがニュースで伝えられました。その中に「これまでどんだけあほみたいにあそんだか あそぶのあほみたいだからもうやめるので〜」と書かれていたそうですが、本当ならば思い切り遊ぶ時期に遊ぶことすらできず命を絶たれてしまった結愛ちゃんのことを思うと言葉がありません。
さて、本当ならば、今日から京都で始まったOMEP(世界幼児教育・保育機構)アジア・太平洋地域大会に参加する予定でしたが、申し込みを済ませたものの、こうして保育園で仕事をしています。僕がいなくともS学院大学の先生方を中心に明日、素晴らしい発表が行われます。限られた時間内に発表するために今日は遅くまでリハーサルがなされることでしょう。遠い地から無事に発表が終わることを願い祈ります。
秋の園庭
2019/09/04
つい先日までたくさん収穫できた畑が、今日の午前中に子ども達と整理しスッキリとなりました。秋冬に向けての作付けを始めるため色々と計画しているところです。今年春、思いがけず大根も立派なのができたので自信がつき、また大根を育ててみようと言う話になっています。
今園庭ではブドウ(デラウェア)、プルーン、リンゴが実っています。この果物たちは15年前に園舎建築の折、園長先生が植えた物だそうですが、3年前までは全く実らずあきらめていたものが急に実り始め、それも、年々甘くおいしくなっていて、実る数も増え続けているのです。何の手入れも肥料も与えていないのに不思議です。
今日はてんし組の子ども達が前日に収穫し冷やしておいたブドウを給食後に食べていました。種のあるデラウェアですが全員のこさず食べていたそうです。誕生参観でいらしていた保護者の方もビックリされていたとか。
味を良くするために酒蔵や果樹のハウスでクラッシック音楽を聴かせるといった話を聞いたことがありますが、もしかしたら園庭の果樹たちは子ども達のにぎやかな声が肥料となり実ってくれているのかもしれません。
季節の変わり目
2019/09/02

昨日から9月、ラーメン屋や中華屋さんの「冷やし中華始めました」のお知らせから「おでん」の旗がコンビニの前になびき始め、テレビからはスタットレスタイヤのコマーシャルが流れるようになり確実に秋や冬に季節が向かっていることを実感させられます。そして、午後のこと、春に5歳児が田植えをさせてもらったHさんから「今年の稲刈りですが、今のところ9/17(火)になると思います」とご連絡をいただきました。「例年より早くありませんか?」とお聞きすると、本当は9/14(金)までに刈って欲しいと言われたけれど、刈り取ってくださる方の都合で17日になったというのです。毎日通勤に使っている電車の車窓から見える田んぼの稲が黄色くなってきたことには気づいてたものの、稲刈りの時期になっていたとは・・・・。お電話をいただき、改めて田んぼを見てみたのですが、確かに穂がしっかりと首を垂れていることがわかりました。予定日まで大雨など自然災害に遭わないことを願うだけでなく、先日、佐賀県では稲刈りを間近にして猛烈な雨で冠水被害に見舞われ、鉄工所から大量の油が流出したため収穫できなくなってしまった農家の方々のために祈ります。心を込めて育てた稲が食べられない辛さ誰にも当たりようのない悔しさは言葉にならないことでしょう。
さて、前述のように季節がどんどん涼しくなっていくのと反比例するかのように、今朝の電車で僕の前に座った高校生が彼女と思われる女の子と隣同士に座りながら携帯でメールを送り合い、ニコニコしている姿に「若いっていいなぁ」「青春ってこういうこと?!」と思わせられ、こっちが恥ずかしくなってしまいました。
そうそう、先週土曜日、福岡から15名もの先生方が保育園の見学にいらしゃいました。多くの保育施設とは違う保育環境に驚いていましたが、それだけではありません。Y先生と収穫したキュウリの塩もみを作った4歳児はと組のT君が先生たち全員に分けてくれるではありませんか。そんな姿に多くの先生たちが驚かれ「どうしてあんなに優しく育っているのですか?」と質問を投げかけられましたが、それは日々の生活の賜物であり、日々子どもたちと関わってくれている先生たちのお陰でしょう。感謝です。外部から見学者がお見えになり自分たちの保育を語るということは自分たちの保育を振り返るいい機会になることを実感させられます。
さすが!
2019/08/30



今年度最後のプールの入水予定は5歳児のぞみ組・めぐみ組でした。朝は曇り空だったものの9時ころから急に大粒の雨が降り始め「お泊り保育」の時のような青空が顔を出すという奇跡は起こらず、保育園でのプールでの水遊びは一昨日が最後ということになりました。しかし、早い段階で担任が中止と判断してくれたお陰で高圧洗浄機で汚れを落としバラバラに分解することができたので、来週には片付けることが出来るでしょう。すると、これまでプールが置かれていたコンクリートの部分は三輪車をはじめとする乗り物の格好の遊び場となりレースが始まることでしょう。こんな風に多くの子どもたちが外遊びに夢中になっている一方で、5歳児めぐみ組の子どもたちが保育室のDEN(隠れ家のようなスペース)を広告や不要になったコピー用紙を使って「お化け屋敷」に変えて遊んでいたのです。普段、ボール遊びやリレーなど身体を活発に動かし遊んでいる子どもたちが保育室でもクレヨンやハサミを使い、発想豊かに遊んでいることを知る事ができたことがとても嬉しく、子どもたちの成長を実感し「さすが!5歳児」と思わされました。
ところで、なぜ、お化け屋敷作りに気付くことが出来たかと言えば、お天気が良ければほとんどのクラスが外で遊んでいることが多いため、ずっと見せたくても見せることが出来なかった素敵な絵を見せてあげる時間があったからなのです。その絵とは、福島県内の某認定こども園の園長で牧師先生が描いた恐竜や動物などの作品なのですが、大人が見ても「凄~い」と思ってしまう鉛筆書きの絵を見た3歳児~5歳児クラスの子どもたちは目を真ん丸にして「すっげ~」「超上手い」「ティラノザルスだ」「カブトムシだ」と歓声を上げていました。そして、最後に行ったクラスがめぐみ組で、その際「園長先生、見て『お化け屋敷』作ってるんだよ」と言って案内してくれたからでした。まだ完成には至っていない様子のお化け屋敷の看板や張り紙など、そのプロセスがとても興味深く完成が楽しみで仕方ありません。何はともあれ、絵を見た子どもたちの反応を絵を貸してくださった先生にしっかりとお伝えしたいと思います。きっと大喜びしてくれることでしょう。
失念
2019/08/29
昨日の給食は子どもたちが大好きな「カレーライス」でした。カレーに限らず、他のメニューもいつも美味しく食べていますが、昨日のカレーのジャガイモはいつになくとても柔らかくホクホクしていていつも以上に美味しく感じました。そこで、今日、栄養士のY先生に「昨日のカレーのジャガイモ、いつもの品種と違いますか?」と聞いてみたのですが「いえ、多分いつもと変わらないと思います」との返事が返ってきました。では、なぜそんなホクホクに感じたのか全くわかりませんが、家庭とは違い大きな鍋で驚くような量のカレーを作ることがホクホクの秘訣なのかも知れません。普段、当たり前のように食べている給食ですが、子どもたちと職員分のカレー(給食)を作るということは当然のことながら、給食に関わるスタッフが大量の野菜の皮をむき、切り、炒めてという作業をしてくれているということ。それが厨房スタッフの仕事といえばそうですが、真夏の暑い日でも火を使い汗をかきながら調理してくれていることを忘れることなく美味しくいただけること、また、世界の中には命を維持するために必要な食事すらできない方々がいることを忘れることなく、無駄なく食べることの大切さを再認識しました。
まだまだ夏だ
2019/08/29
今年も職員のA子先生のお宅からたくさんのスイカを頂きました。なんと9個です!クラスでそのスイカを使わせて頂いて色々楽しんでいます。4歳児あい組では園庭でスイカ割をしました。水着に着替えて園庭に集合!一人ひとり目隠しをして竹の棒をもってスイカめがけて歩きます。スイカの後ろにいる先生の「こっち、こっち」の声が頼りです。「そこ、そこ!」といわれた所を思い切り叩くのですが、ちょっとずれていたり、スイカが硬くてなかなか割れません。全員が叩いた後、先生が思い切り叩くとスイカにヒビが入りジュワ~と果汁が溢れて「わぁ~!」と近づいてみていました。
その後は真っ赤なスイカをみんなで食べたのは言うまでもありません。
2日間続いた雨で園庭がいい具合にぬかるんで水着を着ていた子ども達は湖のようになった砂場で思い切り泥んこ遊びを楽しみました。
遊びの中の学び
2019/08/28

今朝は雨足が結構強かったこともあり、雨が止むまで全てのクラスの子どもたちが園舎内で過ごしていました。5歳児のぞみ組の男の子たち数人は2階ホールや廊下、保育室絵本コーナーの棚などありとあらゆるところを駆使し楽しげに遊んでいるので「おはよう!何してるの?」と尋ねてみました。すると、何でそんなこと聞くの?、見たらわかるでしょう?と言った表情で「かくれんぼだよ」というのです。どこからどう見ても隠れているとは思えないのですが彼らにとっては完璧に隠れているらしく汗だくになりながら遊んでいました。そんな子どもたちに「ねえ、数字わかる?絵本が廊下に落ちていたり、棚の中で倒れていたりするから番号通り並べてくれないかなあ?」と聞いてみました。すると、Y君を始め数人の子どもたちから「えっ!?わかんない」という返事が返ってきたのですがR君が「俺わかるよ」と言ってくれたので「R君、じゃあみんなに並べるところを教えてあげながら片付けてくれない?」とお願いすると「いいよ!」と言って片付け始めました。そこで「じゃあ、みんなにお任せするね。終わったら職員室にお知らせしにきて」と声をかけ職員室へ戻ったのですが、程なくすると「園長先生終わったよ!」と報告しにきてくれました。そこで、2階の絵本コーナーに行ってみると、綺麗に並べられているではありませんか。そんな子どもたちに広告で紙飛行機作ってあげてお礼をしたのですが、R君は作ってもらっている間、僕の手元をしっかりと観察していて、余分に準備していた広告を使い自分で作ってみようとするのですから感心しました。絵本を並べることや広告で飛行機を折るという遊びを通し数字や形に興味関心が育ち学んでいって欲しいと思います。そして、5歳児の姿を見て先生たちも他の年齢の子どもたちもきちんと絵本を片付けることを意識してくれることを願わずにはいられません。のぞみ組の男の子たち本当にありがとう!
さて、ここ数日訳あってHPの更新を続けるべきかどうか迷いに迷っていました。しかし、園長としての視点で感じたことを記録しておくこと、そして園長だからこそ書ける、書かなければならないことがあると信じ書くことにしました。とはいえ、いつまで続くことやら・・・。
残り数日
2019/08/27



今年はなかなか梅雨が明けず、明けたと思ったら命に関わることがあるような酷暑があったり、監視係の先生が確保できなっかたりで入水できないこともあったプールも今週末でお終いです。特に5歳児にとっては今週30日に入水することができなければ保育園でのプール遊びが最後となるため、担任の先生たちは何とか入水させてあげたいという気持ちがあるのでしょう。「園長先生、今日、プールの監視お願いしてもいいですか?」と声をかけてくれました。子どもたちへの願いがしっかりと伝わってきたので「いいよ!ただ、今やっている仕事をするのにちょっとだけ時間ちょうだい」とお願いし、入水時間に間に合うように仕事を片付け監視係を務めさせてもらいました。晴天とはならなかったもののプールに入れることは嬉しいのですが、真夏とは違い気温が上がっても水が温むほどにはならず、そこに湿度がない風が吹くと寒さを感じてしまうらしく、ちょっと水がかかっただけで「キャー」とか「冷た〜い」「寒〜い」という声が聞こえ、寒さを堪えるために友達同士で抱き合う姿が見られるというのに、中には寒さや冷たさなど全く気にすることなく、「アザラシ」や「カバ」のように水に潜る子どもたちがいるのには驚きでした。30日金曜日が5歳児の子どもたちが入水できる最後のチャンスの日。お泊まり保育の時と同じ様に入水時間だけ晴れるという奇跡が起きることを期待しましょう。
採用について
採用情報から各種文章まで、ご報告。
