社会福祉法人 光の子児童福祉会

保育日誌

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午後の保育

2019/09/13

午前中「敬老会」が終わると多くの3・4・5歳児の子どもたちが給食を食べず、おじいちゃん・おばああちゃんと一緒に降園したこともあり、午後は本当に少人数での保育となりました。お昼寝・午後のおやつを食べ、園庭で遊んでいる子どもたちの様子はいつもと違い広い園庭を贅沢に使っている印象を受けたこともあるのか、いつもと違い時間がゆったり・ゆっくりと流れているように感じてなりませんでした。いつもならなかなか使うことができないペダルカーや三輪車を我が物顔で乗り回す姿、普段ならブランコに乗る子どもたちを押してあげる先生が子どもに押してもらう姿など全てが素敵でした。遊具小屋でお店やさんごっこをしていた4歳児あい組のRちゃんとMちゃんに「タピオカドリンクください」とオーダーしたのですがオーダーが難しかったようで提供されたのは砂に葉っぱが載せられた謎の品・・・。大河原にタピオカドリンクのお店が開店するとイメージできるのでしょうが、それは望めないでしょう。そう考えるとあの遊具小屋のお店では今後もタピオカドリンクはメニューになることは皆無でしょう。また、4歳児あい組のSくんとKちゃんは死んでしまったカエルのために「かわいそうだからお祈りしよう」といって築山の上で突然お祈りしていましたが、こんな風に子どもたちが自分たちで考え楽しそうに遊ぶ姿は本当に生き生きしていましたが、子どもたちと過ごす先生たちにもいつも以上に余裕が感じられ、いかに毎日が時間に追われ慌ただしく過ごしているか痛感し複雑な思いでした。
 さて、今日は中秋の名月だそうで、保育園の玄関にススキと団子が飾られていましたが、夕方仕事を終え退勤するとき、近所の方々が月見をするために飾るススキや萩を刈り取っていました。地域性もあるのでしょうが園の近くのご家庭ではお月見を楽しんでいらっしゃるようです。

いつまでもお元気で

2019/09/13

今日は、おじいちゃん・おばあちゃんをお迎えするため、3・4・5歳児の子どもたちが先生たちと様々な準備をし心待ちにしてきた「敬老会」でした。いつもと違い、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に登園してくる子どもたちは「超」が付くほどご機嫌で、そんなお孫さんと手を繋ぎお見えになる、おじいちゃん・おばあちゃんも表情が緩みっぱなしといった様子でした。昨年度までは0・1・2歳児の子どもたちのおじいちゃん・おばあちゃんにもいらしていただき、全園児がホールに一堂に会し礼拝を守り、その後クラスごとの活動でしたがクラスでの時間がなかなか確保できないこと、未満児クラスでは年齢的に難しいこと、そして駐車場の確保など様々なことを鑑み、今年は以上児クラスのみ、そして礼拝もクラスごとで守ることにしました。その結果約1時間半、時間を確保することができ、製作、歌を聞いてもらうなど各クラス楽しい交流の時間を過ごすことができました。中にはこの行事のために時間をかけて県外から車を走らせて来たくださったおじいちゃん・おばあちゃんもいらっしゃいましたので「遠方からありがとうございます」とご挨拶させていただくと、みなさんが笑顔で「いえいえ」という返事を返してくださいましたが、そんなことからもお孫さんがいかに可愛いくて仕方がないのか伝わってきました。来春に小学校へ就学すると「誕生会」はもとより「敬老会」といった行事もなくなることもあり5歳児の子どもたちにとっては実質的に最後の「敬老会」、そんなことをご存知なのかどうかわかりませんが、0歳児から入園しこれまで6年間の成長を感じてくださったのか、中には「これまで本当お世話になりました。ありがとうございました」とお礼を伝えてくださるおばあちゃんがいらっしゃいました。卒園までには「親子で遊ぼう会」や「クリスマス親子礼拝」など、まだまだおじいちゃん・おばあちゃんにも参加していただける行事があります。これからもお元気で子どもたち(お孫さん)の成長を見守っていただきたいと思います。本日はいらしていただきましてありがとうございました。

月のうさぎさん

2019/09/13

 給食前のこと、あい組のHちゃんが「ないしょだけどね…」とそばに来て言いました。「おだんごのつゆをゆびでとってなめたの」「Rせんせいが、ないしょだけどいいよって」始め、何のことかわからなかったのですが、あい組の子ども達が持ってきてくれたみたらし団子をみて分かりました。今日は「お月見」なのであい組とのぞみ組ではそれぞれ団子をつくって「月のうさぎ」にあげたとのことでした。
 Rちゃんはみたらし団子を作った時の鍋についた甘いタレをなめたくて、ちょっとお行儀は悪かったけどR先生が「内緒だけどいいよ」と言ってくれ、先生と甘い秘密を共有できたことが嬉しかったのでしょう。
 何かと話題のM社長が2023年に月周遊旅行に行かれるそうですが、宇宙はまだまだ未知の世界です。今日は残念ながら曇り空で月は隠れてしまうのでしょうが、子ども達は「月のうさぎさん」への団子やススキを飾って宇宙へ想いをはせています。

継承

2019/09/12

仙台発祥、また仙台名物といえば「七夕」「牛タン」「回転寿司」「冷やし中華」「炉端焼き」「フィギュアスケート」「笹かまぼこ」「萩◯月」などを思い浮かべるかと思いますが、この中で子どもたちが作ったり、経験したりできることとなると限られてきます。ところが、前述の名物以外に有名なもの、それは「ずんだ餅」です。最近では全国区になった「ずんだ」ですが、一般的には茹でて塩をかけて食べる枝豆の薄皮を剥いて潰し、そこに砂糖と少々の食塩を混ぜた甘いずんだ餡を餅に絡めるということに抵抗を持たれる方も多かったように思います。幼いころ、ずんだを作る祖母と母を手伝い、枝から豆を取り、茹で上がった豆の薄皮を剥ぐことをしたものです。そのような経験を保育園の子どもたちにも経験してもらい地域の文化を継承したいとの思いから今年も栄養士のY先生が先生たちに提案し、午後のおやつのために今日は4歳児、あい組・はと組の子どもたちが茹でた枝豆の薄皮を取る作業を手伝ってくれました。ところが鞘から飛び出してしまい、ボールを狙ったはずなのにとんでもないところに飛んでしまうこともありましたが目を輝かせ嬉しそうに取り組んでいました。個人的にはランチルームいっぱいに広がる茹でたての枝豆の香りを嗅ぐと、そのまま塩をかけて食べたいという思いに駆られましたが、午後のおやつに提供された「ずんだ餅」も格別でした。とはいえ、季節は秋へ移り変わっていくため、ずんだ餅がおやつで提供されるのは来年度になることでしょう。
 ところで、明日は3・4・5歳児の祖父母をお迎えする敬老会が予定されています。その敬老会に参加してくださるのでしょう。4歳児あい組のK君は気仙沼のおばあちゃんが泊まりに来てくれることが嬉しくて、待ちきれないらしく「園長先生、今日Kのお家におばあちゃんが来るんだ〜!」と喜んで教えてくれました。お父さんお母さんとは違った愛し方をしてくれる、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に過ごす子どもたちですが、そんなお孫さんと一緒に過ごせるおじいちゃん・おばあちゃんたちも明日はニコニコでしょう。そうかと思えば、5歳児の子どもたちは来月予定されている「親子で遊ぼう会」も楽しみで仕方がないようです。中でも今ではすっかり5歳児の名物プログラムとなったリレーに興ずる様子が連日見受けられます。今日ものぞみ組・めぐみ組が揃い競争していましたが、4歳児の子どもたちその様子を2階のバルコニーから見ながら「*\(^o^)/* がんばれ〜!」と声援を送ってくれていましたが、こうして自分たちも5歳児なったらリレーをするんだという意識が継承されていくことを確信しました。
 さて、話は一転しますが、日本保育学会の会長であり、日本の保育界においてなくてはならない東京大学教授、秋田喜代美先生の園庭調査研究グループが全国の幼稚園・保育所・認定こども園に園庭に関するアンケート調査を行い、平成27年度から現在までの研究調査もとに〝園庭を豊かな育ちの場に 質向上のためのヒントと事例〟という書籍を刊行しました。その本の中に、なんと第一光の子保育園の園庭が掲載されているのです。この数年間、何度となく研究グループのメンバーが園にやって来て、子どもたちと先生たちの関わりや園庭の様子を見学し、先生たちにもインタビューをしていったのですが、それが形となったことは嬉しいことです。園の子どもたちが普段生活している園庭が実は多様性があり、他の園の質の向上のためのヒントになるのであればなんと素敵なことでしょう。これからも子どもたちにとって必要な環境とはどのようなこと(もの)なのか、私たちもこの本から学んでいきたいと思います。興味のある方はぜひお読みになってみてください。

複雑!

2019/09/11

果たして「園長先生」と言う言葉を一日に何回聞いているのでしょう?今朝も登園してきた多くの子どもたちが「園長先生おはよう」と挨拶をしてくれましたが、それだけでなく、外掃除をしている時、職員室で事務仕事をしている時など「ねえ園長先生」と声をかけられました。昨日の朝から「ねえ園長先生、カマキリどこにいるの?」と訪ね一日中カマキリを探していた5歳児のぞみ組のH君が登園してくるなり嬉しそうに「園長先生おはよう!カマキリ持ってきたよ」と教えてくれたので「どこで見つけたの?」と尋ねると「保育園」との返事。どうやら昨日一日かけて念願のカマキリを捕まえ、餌にコオロギをあげるなどしたカマキリを入れた飼育ケースを持って登園してきました。それがいい刺激になったのか、他の5歳児の男の子たちも朝からカマキリ探しに興じ、R君はH君より大きいカマキリを捕まえ大喜び。ところが、ここからが何とも子どもらしいところなのですが、虫取カゴに入れられていたのはカマキリだけでなく、何とトンボが二匹!そうです、子どもたちはカマキリが何を食べるか知っていて餌として捕まえたトンボをカゴの中に同居させるということをしていたのです。カマキリが出てくる前まではセミやトンボが子どもたちの宝物のように扱われていたのに、それよりも価値があると判断した生き物が現れると、価値観が一転し餌になって(して)しまうのですから現金なものであり複雑な思いです。しかし、このようなことから、子どもたちは弱肉強食という言葉を知らなくとも、弱い動物が獰猛な動物の餌食になる、海の中の魚たちや虫たちの世界でもそのようなことがあることは知っているということがわかります。このところの5歳児の言動を見ていると、自分たちで楽しいと思う遊びを考え出し、先生がいなくとも夢中で遊んでいる姿があちこちで見られます。昨日はめぐみ組の男の子数人が三角コーンを等間隔に並べ、足でボールを挟んだまま飛び越えるということにチャレンジしていました。そうかと思えば今日はのぞみ組の女の子数人とH君が枝やドラム缶を使い秘密基地のようなものを作って遊んでいたり・・・。その生き生きとした姿、表情を見ていると「園長先生ちょっと見にきて」と言われると絶対に「ハイハイ」そう答えその時にしか見ることができない様子を見に行ってしまいます。
 さて、今日は東日本大震災から8年半、アメリカ同時多発テロ事件から18年を迎えます。時間が過ぎても心が癒えることなく、悲しみを抱え続け生きている方々が大勢いることでしょう。そのような方々がいることを忘れることなく、祈り続けたいものです。

危機管理

2019/09/10

毎朝9時、お祈りをした後、一日の確認をしてから保育を始めていますが、まさにそのお祈りを始めようとしている時、5歳児のぞみ組のY君が「園長先生ちょっと来て!」と言いながら職員室へやってきました。一体何があったのかと思い「どうしたの?」と尋ねると「ヘビが出た!」と言うではありませんか。もし、そのヘビが毒を持っていたとなると大変なので子どもたちが案内するところへついて行きました。そこには、数人の先生たちが大勢の子どもたちを制止しながら草を見ています。そんな先生たちに「どこにいるの?」と聞くと「ここの葉っぱのところにいると思います」と言うのでK先生が持っていたスコップで隠れているという葉っぱのところをガサガサしてみました。すると驚いたのでしょう、まだまだ赤ちゃんのヘビ(アオダイショウ)が大慌てで逃げ出しました。毒ヘビではないものの園庭をウロウロされては困るので逃げられないように捕まえ、逃す前に「触ってみたい」という子どもたち・先生たちに触ってもらいました。すると、小さなヘビであること、また、僕が逃げられないように捕まえていることもあり、多くの子どもたちが(先生たちも)次々とヘビに触れ、中には手首や指にヘビが絡みつく感触を喜んで⁉︎いました。こんなことをさせる園はほとんどなく、誤解を招くようなことになるのかも知れませんが、動物園などでも行うことがあるように、全てのヘビが毒を持っているのではないことやヌメヌメじとじとではなくさらさらのスベスベであることを知る経験も大切だと思っています。もちろん、そのためにも大人がある程度の知識を持っていることが前提であることは言うまでもありませんが・・・。そして、火事や地震、大雨などの避難訓練だけでなく、日々子どもたちが生活する環境の危機管理を再確認することの重要性を痛感させられる朝の出来事でした。

猛暑日に…

2019/09/10

 昨日は首都圏、千葉の方で台風による停電や交通マヒなどがあったようです。大河原は朝の登園時など午前中に急にどしゃぶりになり、園庭が一面雨水に覆われ子ども達が心配して「先生、2階に避難しなくて大丈夫なの?」と聞きに来るほどでした。
 今日は台風一過、30度越えの猛暑日でしたが、のぞみ、あい組組では外でサッカー教室を行いました。もちろん、いつもより多目の水分補給と日陰での休憩をとりながら行いました。あい組では子ども達が一列に並び、ボールを頭の上で後ろに渡したり、足の下をくぐらせたりしてから自分が一番最後に並ぶという競争を始めて行いました。説明だけでは難しいのかなと思いましたが、あとでコーチから「難しいかと思ったが良く話を聞いてやっていたね」と褒めてもらいました。
 ところで、3年前に蒔いた給食の果物のグレープフルーツがぐんぐん生長して、50センチくらいの木になりました。昨年もたくさんの青虫がつき、アゲハチョウになったのを目の前で見ていた子がいましたが、今日は「カラスアゲハ」という大きな黒い蝶が実際にその木にタマゴを産み付けるのを見ていた子がいました。既に4、5匹の青虫がついていて、葉っぱもそろそろなくなりかけているのですが、このグレープフルーツの木、蝶にはすごく人気があるんですね。今年も子ども達は実物の「はらぺこあおむし」達の成長と変化を楽しみにしています。

Humid

2019/09/09

台風15号の影響もあり首都圏では新幹線を始め電車が軒並み運転を見合わせ、飛行機も欠航がでるなど混乱が続いたようです。僕も電車にすべきか、車で出勤するか家を出る寸前まで迷ったものの、その時点ではほとんど雨が降っていなかったこともありいつも通り電車で出勤しました。しかし、出勤後、午前中は結構な雨脚となり、トンボが羽根が濡れることがないように軒下で雨宿りをしながら羽根を休めていました。その雨も夕方には上がり日が差し、園庭にできた水たまりがキラキラ輝き、その園庭から見える蔵王の山は雨で汚れが洗い流されたのかいつになく黒々として見えました。そして、午前中外に出ることが出来なかった子どもたちが、夕方には「やった~!晴れた!」と大喜びして外に飛び出し、汗だくで遊んでいました。
 一方、千葉県内ではこの台風15号によって送電線の鉄塔が倒れ、停電するなどの被害がでています。東北でも湿度の高い熱風が吹き、エアコンがないと暑くて大変な一日となったので、停電している地域の方々はさぞかし辛く困っていることでしょう。少しでも早く復旧することを願わずにはいられません。しかし、台風の発生のピーク9月から10月なのだとか・・・。被害がないことを祈ります。

池に水が入ったよ…その②

2019/09/06

池にメダカがやってきました。
知り合いのSさんが、自宅で育てたメダカを持ってきてくださって、そーっと池にはなすと子どもたちは興味津々で見つめています。
「およぐかな?」「あ、およいだ!」と盛り上がっているところに年長児のR君がカエルを捕まえてきて投げ入れました。
「メダカたべられちゃうかも?!」「あ!うごいた」「どうしよう!」
でも、カエルがメダカを食べないことがわかって、ほっとした子どもたち。
Sさんがメダカはトンボに弱いと教えてくれました。そういえば、トンボがやたらと水面近くを飛んでいるなあと納得。
小さな池の中でもいろんなドラマがあります。

池に水が入ったよ

2019/09/05

あっという間に9月です。
先週、園庭の中にあるビオトープにやっと水が入りました。
まだ水の入っていない池の周りに子どもたちが来ると、
「あ、かわった!」「くさがない!」
今までは草が伸び放題でしたから、およそ池とは気が付かなかったのでしょう。
「先生たちがみんなのお昼寝中に草を抜いてくれたよ」「これからお水を入れて、ここをお池にします」と、子どもたちが見守る中、水道の栓を開けて水を池に流すと「おーっ!」「うわーっ」と歓声が上がりました。
「池にどんな生き物が来てほしい?」と子どもたちに聞くと「メダカ」「カエル」「アメンボ」口々に声が上がります。
誰かが「カメ!」と言うと「メダカが食べられちゃうかも」と心配する子も。
そうこうするうちに池に水がたまってきました。
この池がたくさんの小さな生き物の住処になって、保育園のみんなにも時々姿を見せてくれますようにとみんなでお祈りをしました。
「ビオトープ(Biotop)」とは、生き物を意味する「Bios」と場所を意味する「Topos」を合成したギリシャ語を語源とするドイツ語で、直訳すると「野生の生きものがくらせる場所」という意味で水辺だけでなく、草地、林地、砂浜、干潟などもビオトープと呼ぶらしいです。保育園の草地も野生の生きものが来ればビオトープか…と改めて思いました。

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