保育日誌
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真似できない!
2019/10/08



気がつけば、夏うるさいぐらいに鳴いていたセミの鳴き声が聞かれなくなり、園庭を忙しそうに歩き回っていたアリ姿も少しずつ見られなくなってきました。反対に、肌寒くなってきた中で体が大きくなっているのが正門前の桜やイチョウの木に見事な巣を張り巡らし、獲物がやって来るのを虎視眈々と待っている「ジョロウグモ」たちです。その姿や色合いから、嫌われ者の一つに挙げられるクモですが、ハエ、蚊、ダニ、ゴキブリなどを捕食するため益虫の役割を果たしていると言えます。またその習性はとても興味深く、巣作りや餌を食べる様子は見ていて飽きません。特に正門前のように桜の木のようなところに巣を作ると、この季節は餌がかかったと思っても落ち葉だったり、その落ち葉によって巣が壊れたりするため巣の補修やかかった落ち葉を巣から落とす作業に大忙しとなります。しかも、餌がかかったのか、それ以外のものがかかったかは糸から伝わる振動で判断することができるという賢さの持ち主でもあります。そんなクモたちもあと数週間すると卵を残し、その生涯を終えることになります。そんなこともあり、朝の掃除の際、どうしても巣を壊すことができません。今後も子どもたち、保護者の方々の迷惑にならないところに作られた巣はそのままにしてあげようと思います。
さて、昨日も親子で遊ぼう会のことを書きましたが、園長になってからこれまでずっと毎年子どもたちに手作りのプレゼントを作っています。しかし、これまで作ったものとかぶらないようにしたいという思いがあり、年々、そのネタがなくなってきて自分で自分の首を絞めている感が否めません。それでも今年度も何とかかんとか新作を作ることができそう・・・。あとは当日までに全園児分完成させられるかどうかが問題です。
ところで、2歳児の子どもたちが今朝、園庭の畑で育てているほうれん草を収穫していたのですが、その育ちの早さと収穫量、そして収穫したほうれん草を嫌がらずに食べたとうことに驚きです。やはり、自分たちで育てた野菜は特別なのでしょう。
どうなることやら・・・。
2019/10/07



先週は夕方4時半を過ぎる頃から夕焼けが空を赤く染める日が多く、翌日もお天気になることを確信する日が続き、水曜日には真夏を思わせる天気になったというのに、今日は日中も気温も上がらず一日愚図ついた天気となりました。今日のような肌寒さを思うと、薪ストーブに火が入るのもそう遠くないような気がしないでもありません。そして、そんな気温の変化が影響しているのか、急に熱を出す子どもたちが増えてきました。仙台市内のある小学校では早くもインフルエンザが流行っていると聞きますが、保育園では今週末、子どもたちが(保護者の皆さんも)楽しみにしている「親子で遊ぼう会」が予定されています。この数年、オープニングには管楽器と木管楽器、打楽器によるファンファーレが響いて「遊ぼう会」が始まることが恒例になっていますが、今年もある保育室から楽器の音が響き、それに合わせて子どもたちが秋の歌を歌っていることから遊ぼう会が近づいていることを実感させられます。どうか、体調を崩している子どもたちが早く元気になりみんなで楽しいひと時を過ごしたいものです。一方、そんな願いと裏腹に、天気予報によると、台風の影響で週末お天気が荒れ模様となるとか・・・。雨の場合は小学校の体育館をお借りし開催することになっていますが、あまりにも天候が悪い時は安全を最優先し、中止することも考えなければ・・・。
さて、日中上がった雨が夕方から降り始めたこともあり、今日の夕方の保育はどの年齢の子どもたちも保育室やホールで遊んでいて、5歳児のめぐみ組ではT君とR君がカプラを使って「結婚式を作っている」(なぜ結婚式場でなく結婚式なのかは不明)と言いながら遊んでいて、2歳児の子どもたちは保育室とは比較にならない広さのホールで遊べることが嬉しいようで、ほし組のH君とA君は、3・4・5歳児の子どもたちが朝の儀式のように「バイバーイ」とおうちの方々に手を振る絵本コーナーの大きな窓から外を眺めてキャーキャー大喜びしていました。
話は一転しますが、先日スウェーデンからお見えになった先生が、保育園の園庭と先生たちと子どもたちが歓待してくれたことに対して、Väldigt imponerad av filosofin med skolgården. Aldrig sett bättre! Och sedan att barnen eldade och wokade delar av vår lunch - grymt!(第一光の子保育園の園庭の哲学に感銘を覚えました。これまで見た園庭で最高です!そして子どもたちが火を使い、ランチの豚汁を作ってくれました。すごい!!)と書いてくださっていたことを知り鳥肌が立つほど嬉しかったです。このコメントを励みに、これからも子どもたちにとって大切なことと環境を考えて保育に当たりたいと思いました。そうそう、数年前、地元に戻り保育者としてお務めになっている先生からお電話があり、現在は「森の幼稚園」で働いていることを知りました。以前と変わらずとても元気そうな声に、当時のことが走馬灯のように思い出され、どんな幼稚園で、どのような保育をしているのか見に行ってみたいと思いました。
遊ぼう会の思い出
2019/10/07
土曜日の「親子で遊ぼう会」には大勢の保護者の皆様、おじいちゃんおばあちゃんにお越しいただきましてありがとうございました。お家の方と一緒に体を動かすことを楽しみ、今子ども達が取り組んでいる活動やその様子を見ていただくことができたかと思います。
年長ののぞみ組で行った「リレー」は抜きつ、抜かれつで最後まで勝負が分からない大接戦となりました。1位になった緑チームは普段ほとんど勝ったことがなかったのですが見事な大逆転。緑チームは勝利の喜びを味わえました。きっと、これからも晴れた日は園庭でのリレーごっこに明け暮れることでしょう。
今日は3歳以上のクラスは「遊ぼう会」の思い出を絵に描きました。あい組はお家の人とクラゲに乗ってタコのアースラーとじゃんけんしたことが一番の思い出だったようです。
刺激的な毎日
2019/10/04



このところまとまった雨が降らず、園庭も隣接するグランドも体幹がしっかりしている子どもたちでも転びやすいほどに乾燥していました。しかし、天気予報によれば、今日は雨風が強まる時間があるとのこと。これで乾き切った土も潤うだろうと思っていました。ところが、日中、弱い雨が降ったり止んだりしたものの、子どもたちが外で遊ぶことができるような曇り空。それでも、この後、予報通りの天気になり、せっかく食べごろに育った実が落ちてしまっては毎日のようにぶどう棚を見上げ、食べられることを楽しみにしていた子どもたちが気の毒。そこで、2歳児の保育室前のぶどう(ナイアガラ)を収穫し皆で食べてみることにしました。早速、剪定ばさみと脚立を運び作業を始めると、外で遊んでいた1・2歳児がぶどう棚の下に集まって来て、収穫の際に落ちる実を競い合うように拾っては、洗って食べるのです。中には収穫してトレーに載せたりバケツの中に入れておいた実をこっそりつまんで食べるのです。その姿はまるで高崎山(大分県)のサルたちのようで可笑しくなりました。何はともあれ、もう少し育てるべき房以外は収穫し終えたころ急に大粒の雨が降り始めたため、それまで園庭で遊んでいた子どもたちや東部運動場でリレーをしていた5歳児たちは大急ぎで保育室へ戻ることとなりました。果物屋さんや八百屋さんで売られているような立派なぶどうではないものの、自分たちの園で育ったぶどうを食べる嬉しさや美味しさは格別であって欲しいものです。1歳児が畑で育てている、白菜や大根、ほうれん草が急に大きく育ってきているような印象を受けます。もちろん白菜が結球するにはある程度の寒さが必要なので見た目は白菜には程遠いのですが、今日の雨が野菜たちの生長のための恵みになってくれることを願うものです。
さて、恵みと言えば今日、職員室に5歳児めぐみ組のR君が僕と一緒に給食を食べるといってやって来てくれました。数日前、ランチルームで一緒に給食を食べた際、数人の子どもたちに「ねえ、園長先生、今度職員室で給食食べていい?!」と聞かれたので「いいよ!どうぞいらしてください」と話したのがきっかけだったようですが、その時来るといっていた中の一人のR]君だけが本当にやって来てくれました。すると、R君が考えてもいなかった素敵なことに気付きました。それは、5歳児のぞみ・めぐみ組の子どもたちの誰より早く食べ始めることができたため、当然食べ終わりも早いこともあり、競うことなくお代わりができるということでした。これに味をしめて多くの仲間たちとやってくることもあるかも知れません。楽しみです。
そして、もう一つ嬉しかったこと。それは、今朝雨が降っていて外に出ることができず、保育室で遊んでいた5歳児のぞみ組のH君が仲良しのK君を従えてバルコニーから「お~い園長先生!何してるの?ぼく、『絵』描いたよ!」と叫んでいます。そんな彼らに「じゃあ、後で職員室に見せに来て」とお願いをし、外での作業を終えて職員室へ戻ると、H君がHちゃんと一緒に僕を描いたという絵を持ってきてくれました。実物とはかけ離れた、何とも可愛らしく若々しい絵に心がほっこりさせられました。その絵、スキャンしてパソコンに取り込み永久保存することにしました。
願いが叶いますように
2019/10/03


5歳児が先月17日に稲刈りをさせてもらっていた時と、翌日コンバインが稲を刈り取る様子をフェンスに張り付きじ〜っと見ていた2歳児ほし組のA君、5歳児が刈り取ったお米はいつ食べられるのか気になって仕方がないようなのです。おじいちゃん・おばあちゃんもお米を育てているらしく、どうやら刈り取られた稲は精米後に食べるということをちゃんと知っているようなのです。そんなこともあり、今朝登園してきた時お母さんに「ほら、園長先生に聞いてみたら?」と促されるのですが、恥ずかしいようでモジモジして話してくれません。一体何を知りたいのか気になっていた時、「稲刈りしたお米をいつ食べるか気になっているんです」とお母さんがA君の思いを代弁してくれました。「そっか!?まだお米が届いていないけど、きっとおにぎりを作って食べると思うから、のぞみ組、めぐみ組のみんなに聞いてごらん」と返事をすると満面の笑みを浮かべてくれました。それにしても田植えも稲刈りもしていない2歳児クラスのA君が5歳児の活動をまるで自分の出来事として気にしているとはビックリです。そしてA君の願いが届いたのか、驚いたことに今朝、田植えや稲刈りそさせてくださっているHさんが精米をした「ひとめぼれ」を届けてくださったのです。今月は来週に予定されている遊ぼう会を始め遠足なども予定されているので園庭での炊飯はもう少し先になるかと思いますが、その時にはぜひA君にも新米を味わってもらえるといいのですが・・・。
さて、これまで子どもたちにたくさんの絵本や紙芝居を読んでくださったりお手玉などの昔の遊びを紹介してくださっている、「ごろすけおばちゃん」ことKさんがこのところ体調を崩されてしまったこともあり、いらしていただけていません。そんなKさんに元気になってもらい、これまで通り園に来ていただきたく4歳児あい組とはと組の子どもたちがKさんのご自宅まで歩いてお手紙を届けに行ってくれました。子どもたちがどのようなお手紙(メッセージ)を書いたかはわかりませんが、メッセージをご覧になり少しでも元気になってくれることを願います。
そうそう、僕は3・4・5歳児の子どもたちが外に出る玄関のところの水飲み場の水の流れが悪くななり、水が溜まってしまうようになってしまいました。そこでマンホールを開け溜まっていた砂を掻き出し高圧洗浄機を使いしっかりと排水するように取り組んだのですが結果は・・・。このままだとプロに依頼して対処してもらうことになりそうな予感がしますが、なんとか願いが叶い、詰まっている原因がわかりスッキリできることを願うものです。
Välkommen !
2019/10/02



今日は🇸🇪スウェーデンからのお客様を迎えるため玄関ホールや廊下、保育室の窓など、いたるところにスウェーデン語 Välkommen(ようこそ)という文字や子どもたちが描いた可愛らしい絵、国旗が飾られ、0歳児クラスの入り口には普段は保育室の中にある馬をモチーフにした青と黄色のイタリア製のおもちゃが置かれるなどいつもと違った雰囲気になりました。大河原駅までバスでお迎えに行き、保育園に到着すると4歳児あい組の子どもたちが待っていてくれて、バスを降りてくるお客様に「Hej!」と挨拶し、準備していてくれたペンダントを首に掛けて歓迎の意を表してくれました。それだけですでに皆さんのテンションが上がりニコニコ!職員室へご案内し、まずはスウェーデンの文化で最も大事と言われているFika(フィカ)、コーヒーブレイクしてもらい園の概要やスケジュールを確認してから園内をご案内しました。するとランチルームで5歳児がお客様を歓迎するために豚汁作りの材料を切っていました。そんな子どもたちの姿にまたしても大喜びし交流が始まるのですからなかなか次のクラスへ移動することができず、2階の案内を終えるまでには結構な時間がかかってしまいました。それでも園内の案内を終えて今度は園庭に出て子どもたちが自由に遊んでいる様子や、遊具をご覧になり、積極的に話しかけてくださっていました。もちろん英語やスウェーデン語で話しかけられるので子どもたちは何を言っているのかわからないのですが、怖がることも臆することもなく、中には子どもたちから「Hej!」と挨拶する様子が見られるほどでした。一方、今日の天気はスウェーデンの真夏以上の暑さだったということもあり皆さん暑さにビックリ!給食も外で食べる予定だったため、一度職員室へ戻り、クールダウンしてもらいながら話をしたのですが質問ぜめのように次から次へ質問が出され答えるのに大変でした。しばらくすると作っていた豚汁が完成したようで「皆さんどうぞ」と給食のお誘いがきたため、再度外へ出てみんなでカレーを食べました。子どもたちも当たり前のように使える箸に四苦八苦しながらも頑張ってサラダを食べる外国人に日本語で「こうするんだよ」と言いながら見せて(教えて)あげる様子が微笑ましかったです。冷たいはずの麦茶やデザートが温まるような暑さに食後は桜の木の下(日陰)で涼んでいましたが、子どもたち先生たちのおもてなし(hospitality)に大感激してくださったようで、「これまで日本で食べた食事の中で一番美味しかった!」「素晴らしい」「ありがとう!」とお礼をされました。普段子どもたちが食べている給食を一緒に食べてもらうことこそが実は特別なことであり、Japanese hospitalityとして感じてもらえて本当に良かったです。子どもたちがお昼寝してる時間には先生たちにも2階ホールに集まってもらい改めて園の紹介やスーパーバイズの取り組みについて話し合いの時間を作り学びの時間となりました。そして、園を後にし役場で町長を表敬訪問することができました。この表敬訪問を機に今後も大河原町とスウェーデンが良き交流ができることを願うものです。長くなりましたが、このような来客の他に、今日は4歳児あい組のK君のお誕生会がありお父さん・お母さんがいらしてくださり一日一緒に過ごしてくださいました。この日を心待ちにしていたK君はもとより、スウェーデンで歌われているという誕生日を祝う歌を歌ってもらったお父さん、お母さんの嬉しそうな笑顔が素敵でした。
最後に、今日のために様々な準備をしてくれた子どもたち先生たちに感謝します。Tack så mycket !
秋の散歩
2019/10/02
今週は朝の園庭が金木犀の良い香りに包まれています。
今日も気持ち良い秋晴れで、ほとんどのクラスが散歩に出かけていきました。天気予報では明日明後日が雨のようで今日は本当にお散歩日和でした。
3歳児てんし組では土手の畑に行き、さといもの大きな葉っぱと背比べをしたり芋煮会に使う小枝を拾ってきたり、車の通らない土の上を元気に歩いて来ました。
4歳児あい組は「ポケット図鑑」を持ってお出かけ。紺色の小さな「こんぎく」真っ赤な「ひがんばな」などを見つけ、ちくちくする「おなもみ」を服に付けては「おなもみマンだ」と盛り上がっていました。
1歳児そら組は電車を見に行きました。帰ってきた子ども達は興奮ぎみに「ガダン、ガダンて、でんしゃ、きたよ~」「でんしゃ、おおきいよ~」と手を大きく広げて教えてくれました。
四季の中で、特に秋の散歩は収穫がたくさんあります。
いよいよ
2019/10/01



いよいよ今年も園庭の柿の木の実が少しずつ色付き目立つようになったこともあり、それまで柿の実に気づかなかった子どもたちが「あっ!柿が赤くなってきた」と目を輝かせ、何とかして収穫しようとあれこれ工夫するようになりました。しかし、園庭に植えられているこの柿は赤く美味しそうに見えても「渋柿」。ところが今年度入園した子どもたちなど、渋柿であることを知らない子どもたちは毎年赤く育った実を手に入れ食べることになります。念願の柿の実を手にし、大喜びの子どもたちは嬉しそうに一口かぶりつくのですが、一瞬と笑顔になり「あま~い!」とご満悦。ところが、しばらくすると普段の食事では味わうことのない渋さが口の中に広がるのでしょう、表情が曇り言葉を発することなく「・・・」。ところが、今日朝番担当だった主任のY先生と一緒に遊んでいた子どもたち数人が、例年のように柿を食べたものの渋さが平気だったのか「この子たち凄いんです。全然渋がらず『美味しい』って言って食べるんです」と目をまんまるにして驚いていました。ただ、渋柿を食べすぎると柿に含まれているタンニンの影響で便秘になってしまうことがあります。また、渋さを感じていても表現できない子どもたちもいることでしょう。便秘で困ってしまう子どもたちがでないよう、しばらくは気を付けて見ていかなければならない日が続きそうです。
さて、明日、スウェーデンからお客様がやってきます。そのため各クラススウェーデンの国旗の色に合わせて黄色と水色の旗を作ったり、黄色と水色の毛糸を使って作ったクモの巣編みを飾ったりとお迎え入れするための準備をしてくれていました。5歳児M組の子どもたちはあるサプライズのためバスに乗って近所のスーパーに買い物に出かけ必要な品々を買い求めてきました。突然大勢の子どもたちが買い物にやって来たのでお客さんも従業員の方々も「いったい何があったの?」といった表情でしたが子どもたちは、自分たちで買い物をしたという嬉しさから「ドヤ顔」をしていました。
さてさて、話は一転しますが、3時を過ぎたころだったでしょうか、5歳児のぞみ組のK君が嬉しそうに「園長先生、これあげる」と言いながらあるものを手にして職員室へやってきました。そのあるものを見て職員室にいた2歳児ほし組のN先生、栄養士のY先生と一緒に笑ってしまったのです。そのあるものとは、小さなビンに生けられた、この季節田んぼのあぜ道などに咲く「彼岸花」。彼岸花は毒を持つことや、お彼岸の時期に咲くことや墓地の近くで見かけることなどから忌み嫌われることもありますが、K君が僕のために摘んできてくれたと思うと嬉しくてなお可笑しくなり早速職員室の棚の上に飾りました。するとK君が帰り際また職員室へやって来て「園長先生さっきのどこにやった?」と聞くので、「そこに飾ってあるよ」と棚の方を指さすと納得したのか「ふ~ん」と言って帰って行きました。この彼岸花によって、何だか良いことがありそうな予感がします。
ボールはどこへ?
2019/09/30
今日で9月も最後だと言うのに、真夏のような暑さでしたが、子ども達は朝の畑の水やりから始まり、鬼ごっこにリレーごっこ、虫探しと外で体をたくさん動かしました。
なぜか今日はボールに関連するできごとが多い朝でした。「空気が抜けた」と持ってきたサッカーボールにあい組とてんし組の男の子たちがかわるがわる空気入れで入れようとするのですがなかなかうまくいかなくて「園長先生に頼んでみようよ」と言い出しました。すると、別なボールが屋根のひさしに上がってしまいどうにかしてとろうとするのですがうまくいかなくて「やっぱり園長先生に頼もうよ」との声が。何かにつけ園長先生頼みにしてしまうのは先生方がそうだからかなとちょっと反省したできごとでした。
また、月曜日の今日は礼拝があり、3,4,5歳児は園長先生から「ダビデとゴリアテ」の話を聞きました。この話は旧約聖書の話ですが、小さいながらも神様を信じ、賢く勇気のある少年ダビデが大男のゴリアテを小さな石投げで倒すという話に「おー」「すげ~」と感嘆の声をあげながら聞いていました。
そうそう、空気の抜けたボールはまだ治療中(?)ですが、屋根に上がったボールは脚立と畑の野菜用の長い支柱を使ってS先生が取ってくれました。「S先生、かっこい~」と憧れのまなざしで見ていた子がいたのに、S先生は気づいたでしょうか。
早いもので・・・。
2019/09/30



早いもので今年度が始まり6ヶ月が過ぎ明日から10月となります。例年であれば特別なことではありませんが、所費税が10%に増税することや、保育料の無償化など、目に見える大きな変化があり、何となく落ち着かない月末であることを感じます。
思えば、4月当初泣きながら登園していた子どもたちも園生活に慣れたことで笑顔が見られるようになり、今年度4月から保育者として勤めてくれている職員からは緊張した表情がなくなり、保育者らしさやゆとりが感じられるようになりました。日々の遊びを見ていても、凸凹だらけの園庭やアスレチックのような遊具、木登りをしている影響なのか、どの子ども達も体幹がしっかり育っていることも感じます。また、主任のY先生情報によると、2歳児ほし組のA君は砂場のところに実っているブドウを食べたいものの実に手が届かないこともあり揺らして実を落とし、食べようと考えたのでしょう。幹を握りしめグラグラ揺らしていたというですからビックリです。同じく2歳児つき組の子どもたちは夕方の保育の時間に「『かくれんぼ』をしている」というのですが職員室の脇の通路から送迎にお見えになる方々に「こんにちは~!」と楽しそうにあいさつする姿は何とも微笑ましく思えました。その他にも、どうすればとげで痛い思いをしないか考えて栗を拾う姿など、どれもこれも、誰かに教えられてしたのではなく、見て覚えたことや自分たちで考えての行為!まさに生活の中で身につけた生きる知恵ということでしょう。そのために夕方日が暮れるまで子どもたちの遊びや行動を出来る限りストップしないという先生たちの関わりがあるのですが・・・。
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