保育日誌
下記よりご希望の保育園をご選択下さい
「みんな元気です」
2019/10/23



今日は全園児対象の内科健診の日。そのため嘱託医に来ていただき健康状態を診てもらいました。先生は少しでも泣かれることがないようにお医者さんがよく着用する医療用の白衣ではなく色の付いたスクラブの胸に多くの子どもたちが大好きな、ア◯パ◯マン(やなせたかし氏の作品)のワッペンまでつけてきてくださるのですが、未満児クラスの中には年に数度しか見ることのないお医者さんを前に涙する子どもたちがいました。担任の先生たちは、そんな子どもたちが安心するように抱っこし「大丈夫だよ!お口をあ〜んって開けて、もしもししてもらったらすぐ終わるよ」と励ましながら受診してくれていました。これからインフルエンザなどの感染症が流行り出す季節になっていきますが、健診を終えて職員室に戻ってこられた先生は開口一番「みんな元気ですね!」と言ってくださいました。それもそのはず、0歳児から順番に受診をしている時、順番が来るまで外遊びをしていた5歳児の子どもたちは職員室前の砂場のぶどう棚に実った巨峰(色は巨峰とは程遠い)の実を必死に収穫して食べるなど体と心を使って遊んでいるのですから・・・。
さて、大河原町でも先日の台風によって被害を受けた方々がおられます。そのため町内の公園に被災ゴミが集められているようです。そのゴミを最終処分するまでの間、保育園に隣接する東部運動場(グランド)が仮置き場として使われることになりました。役場の担当課にはできる限り送迎時間に重ならないようお願いしてありますが、送迎の際にはこれまで以上に気を付けていただけますようお願いいたします。
「One Team」
2019/10/21



ここ数週間、世界中の多くの方々を熱狂させている「ラグビーワールドカップ」、日本は自国開催で目標だったベスト8入りを果たし南アフリカと対戦しましたが力尽き全ての戦いが終わりました。2015年の前回大会では子どもたちがその独特なルーティンを真似をするくらい有名になった五郎丸選手、そして、南アフリカを34—32で破る大金星を挙げたことが話題になりました。ぜひ今大回もとの願いと祈りを持って観戦・応援していたファンにとっては悔しいものの、全力でぶつかり合い、最後まで諦めない姿に心を打たれたことでしょう。世界的にはとてもメジャーで熱狂的なファンが多いラグビーですが、日本ではルールがわかりにくいなど、にわかファンと揶揄されるようなファンが多いためか、分かりやすい解説付きのテレビ放送など工夫がなされていたように感じます。十数年前、幼稚園教諭として5歳児を担任していた時に「タックルはダメ」「タッチされたら持っているボールを放すこと」「ボールは前に投げてはいけないけれどキックならOK」と簡単なルールを伝えタッチラグビーをして遊びました。それが影響し担任をした子どもの中に、現在ラグビーをしている子どもがいるのですから嬉しい限りです。
さて、今回の日本チーム、全員が互いを知り、補い合いう「One Team」を掲げて戦ってきたと言います。この姿、考え方はラグビーに限らず社会の中でも保育の世界でも必要なことです。それができていれば須磨東小学校での教師間のいじめなど起きなかったの
ではないでしょうか?ラグビー用語で試合終了を意味する「NO SIDE」試合が終わればさっきまでどれ程激しい闘いをしていても自陣と敵陣のサイドはなくなり、勝った側も負けた側もない(NO)という意味で負けて大泣きする選手たちと勝って大喜びする選手たちが、互いに健闘を称え合う。しかし、世界では「NO SIDE」という言葉を使うことはなく「FULL TIME」、しかし、前述のいじめは「NO SIDE」「FULL TIME」とはいかないことは言うまでもありませんが・・・。
クリスマスってなあに?
2019/10/19



街の中は今月末のハロウィンを間近にして様々な飾り付けがされていますが、今日は日本バプテスト仙台基督教会・仙台バプテスト教会幼稚園を会場にお借りして「クリスマスってなあに?」のテーマでキリスト教保育連盟東北部会、宮城地区研修会を開催しました。講師には僕の保育観にとても大きな影響を与えてくださった以前勤めていた幼稚園(現在は認定こども園)の園長先生(当時は教頭先生)をお招きしお話をしていただいたのですが、勤めていた時と変わることのない内容や語り口から当時のことが走馬灯のように思いだされ、とても懐かしく、また、教えていただいたことを再確認しながらお話を伺いました。その他にクリスマスの取り組み・実践報告の一つとしてM先生に第一光の子保育園の様子を伝えてもらいましたが、自分たちの保育(クリスマスの取り組み)を振り返るとともに、他の園の取り組みを聞くことができたことは少々早いものの今年のクリスマスの備えとして良かったと思います。昼食には僕が生まれ育ったところにある某パン屋さんのパンを準備しましたが、N先生があっというまに食べ終えていたことから喜んでもらえたのだと確信します。今回はキ保連の研修会でなければ学べない内容として今回「クリスマス」をテーマにしましたが、残念なことに前日夕方に避難勧告を告げる緊急速報によって参加予定だった角田光の子保育園の先生方が非常事態に備え参加できなくなってしまったことです。
良かったね
2019/10/18



今日、3・4・5歳児の子どもたちのカバンの中には遠足に行くためのお弁当が入っているということもあり、いつになくハイテンションで登園してきました。しかし、朝から空を雲が覆い、肌寒さが感じられ今にも雨が降ってきそう。そこで4歳児は遠足には出かけるものの雨が降り出すと大変なのでお弁当は保育園に置いて出かけました。一方、とんとんの丘に出かける5歳児はいざとなれば屋根がかかったバーベキュースペースで雨宿りさせてもらうことも可能と判断し予定通りバスで出かけました。担任の先生を含め遊ぼう会の時に作ったお揃いのTシャツに身を包んでいることもあるのでしょう、どちらのクラスの子どもたちも園を出発し目的地に着くまでおしゃべりが止まらず興奮状態で嬉しさが伝わってきました。定員の都合上ピストン輸送となったのですが、後発ののぞみ組が到着した時には、めぐみ組の子どもたちが大喜びしながらウサギやヤギ、馬やシカたちに持ってきた餌を食べさせていました。そのためか、後から到着したのぞみ組の子どもたちが餌を食べさせようとしても既にお腹がいっぱいになっていたのか、あまり食欲がなさそう。ところが虫博士のT君の手にかかると不思議と動物たちが餌を食べるような気が・・・。特にほとんどの子どもたちが体の大きさと迫力のある歯に圧倒され尻込みする馬のところでも動ずることなく、それどころか顔を撫でながら「はいよ!」と話しかけているのです。その姿はまるでムツゴロウさんのようでびっくりでした。そして、彼が将来どんな大人になるのか、どんな職業に就くのか楽しみで仕方がありませんでした。
さて、餌をあげ終わると、楽しみだった遊具で遊び始めたのですが、木から木へ繋がれたロープを滑車で滑り降りるコーナーが大人気で行列ができるほど。結構な高さと結構な長さのためしばらくの間、乗る時に手伝っていたのですが、要領を得ると子どもたちだけで滑り降り、滑車を戻すということをして遊んでいました。その一方でせっかく雑木がいっぱいあるので自然物を使って遊ぶ楽しさを知って欲しいと思い、朴の葉でお面を作り子どもたちに声をかけると、中には本当に驚き逃げ出す子がいたほどです。しかし、そんなお面に興味を持ってくれた子どもたちは自分たちで同じ葉っぱを見つけて「園長先生作って」持ってきました。こんな風に体を動かし遊んだ後、待ちに待ったお弁当の時間。それまでお好みの遊具や遊びに夢中になっていた子どもたちが「お弁当食べるよう〜!と声をかけただけで一斉に戻って来る姿は放牧されている家畜たちが飼い主の声で餌の時間とわかって戻ってくるかのようでした。手を洗いお祈りをしてお弁当を食べ始めましたが、みんな嬉しそうに頬張っていました。一緒に食べてくれためぐみ組のR君との会話の中で「たこ焼き」の話題になり、会話の流れでR君に「大阪って知ってる?」と聞くことになったのですか、間髪入れず「運知ってるよ、『なおみ』でしょ!」という答えが返ってきました。その答えに思わず笑ってしまいました。まさに答えが大阪のノリでした!?
複雑
2019/10/17



台風19号の影響で仙台-福島間は今でも一部の列車に運休が出ているようですが、いつも乗っている電車は昨日から通常通り走っていることがわかったので今日は電車で出勤しました。仙台から大河原までの間、車窓から台風被害の状況を見ていましたが、既にどこも水が引けていたこともあり一見しただけでは大雨が降ったとは思えませんでした。しかし、大河原駅に到着した電車を降り園まで歩いているとどこからともなくヘリコプターの音が聞こえてきました。どこから聞こえてくるのか空を眺めていると一機のヘリコプターが南に向かって飛んでいます。その方向から明らかに、隣接する角田市や甚大な被害が出た丸森町に向かって飛んでいることがわかりました。被害の状況把握、捜索活動、支援物資を届けに行くためなのかわかりませんが、いずれにしても朝7時に大河原の上空を飛んでいるのですからそのためにどこからか飛び立っているということ。本当に頭が下がります。一方、1歳児の子どもたちまでがこのところいつになくたくさんのヘリコプターが園庭上空を飛行することに気付いたようで「ヘリコプターだ」と嬉しそうに指を差して喜んでいました。また、5歳児の男の子たちは薪にするための木や竹を器用に丸太の山とフェンスに渡し、家づくりをして遊んでいました。明日は3・4歳児が近隣の公園に、そして5歳児はバスに乗って「とんとんの丘」までお弁当を持って遠足に出かける予定です。しかし、台風の影響で保育所や幼稚園がお休みだったり、遊ぶ場所さえ無くなってしまった地域があります。そう考えると、自分たちはとても恵まれていることを再認識し、とても複雑な思いです。
大きくなったね
2019/10/17
保育園に入ってすぐ、階段のところに運動会の時の潜水艦が飾ってあります。クラスごとに子どもたち、先生たちの写真が貼られています。運動会の余韻を楽しもうとしばらくそのままにしていました。
先日その前で、そら組1歳児の保護者の方から「このお子さんのお名前は?」と一人の男の子を指さして尋ねられました。そして、「迎えに行くとさっとカバンを持ってきて渡してくれるんです」「他の子のカバンもみんなわかるみたいで…」と笑顔で話してくれました。そんな気の利いたことをしてくれているんだとびっくり。
(そういえば、春までは部屋に入っていくと人見知りをして、泣いて担任に抱っこする子もいたな)と思い出しました。今は入っていくなり、いろんなオモチャの食べ物やら、ブロックやらを持ってきてくれてみんなで«おもてなし»してくれます。
大きくなってるなあ・・・とうれしく思った出来事でした。
刺激と余韻
2019/10/16



今朝は放射冷却現象で結構な冷え込みだった様で園バスも軽トラックも気温差により濡れていました。同様に園庭の車掌車も同様で指で落書きができる状態になっています。ところが、子どもたちはそのことに気付いていない様子だったのでこっそり猫の絵を描いてみたところ、絵が描けることに気付いた子どもたちが刺激を受けたのか次々に車両を囲み、手形を押したり、富士山やハートなど思い思いの絵を描き始め、あっという間に車両の壁がぎやかになりました。そのどれもが大人になってからは描くことができない子どもらしい絵で、そのまま残しておきたいと思うほどでした。そんな絵も気温の上昇と共に自然と消えてしまいましたので、これをきっかけに朝寒かった日には子どもたちの落書きが見られる様になるかも知れません。そして、外の寒さが増してきたので、今年もそろそろランチルームの薪ストーブの試運転をしなければならなそうです。
さて、先週の遊ぼう会で4歳児から刺激を受けたのか、3歳児が日中園庭で綱引きをしていましたが、その姿は来年の遊ぼう会をイメージしながら遊んでいるよに感じました。また、未満児用の園庭にある遊具(ドーナッツ)で1歳児の子どもたちが遊んでいる様子から、歩き方を含め随分たくましくなったなあと感心させられました。一方、4・5歳児はといえば遊ぼう会の余韻を味わいながらも、すでに週末の遠足を楽しみにしている様子!このように一つひとつの行事を終え、子どもたちが成長していくことを再認識することができました。
話は一転しますが、台風の影響で今日も電車のダイヤがしっかりと戻っていないとのことだったため、念のため昨日に続き車で出勤したのですが、昨日も今日もたぬきと思われる動物が惹かれて死んでいました。あの強風と大雨に必死に耐えたであろと思うと気の毒でなりませんでした。そして、今日も当たり前のように空を飛び回る鳥たちの姿にあの鳥たちはどうやって台風を耐えたのか不思議でなりません。
あの日の様
2019/10/15



台風の影響で電車が運休だったため今日は車で出勤しましたが、保育園に向かう道中あちこちに風と大雨により折れた枝や大きな岩が避けてあったり、事故に遭い動けなくなったと思われる車が置かれていたりする風景が東日本大震災後に見た様子とどこか重なり当時のことが蘇ってきました。園に到着し、園舎の内外に被害がないか確認しましたが、園舎のガラスが割れることも雨漏りもなく、園庭の車掌車た遊具小屋も被害なく、それどころか遊具小屋とそれを取り囲む板の壁の間に子どもたちがごっこ遊びで使ったと思われる椿の実が芽を出し育っていました。また、冠水してしまっていたHさんの田んぼの水や近隣の道路の水も引いていて胸を撫で下ろしたものの、ニュースでは詳細が伝えられていないだけで、大河原町内でも被害があり、浸水被害に遭われたご家族がある現実に胸が締め付けられました。また隣接する角田市でも水が上がり冠水した道路があちこち通行止めとなっていると聞き、この春、新設された角田光の子保育園のことが心配でしたが被害がなかったと知りほっとした反面、角田から通勤している職員が出勤できないという現実に、園に被害がなかったから良かったなどと軽々しく口にしてはいけないことを思わされました。そして、テレビや新聞などで報道されている通り、丸森町の被害は甚大で全容解明と復旧・復興には時間を要することでしょう。震災の時、停電で明かりを失った街の空にはいつもは見ることができない様な星までが輝き、夕方は夕焼けが空を染め、いつもと変わらず朝日が昇りました。そして、今日、帰宅する時窓から見た月はやけに大きく見えました。しかし、被災した方々は月や星を眺める余裕などないことと思います。今回の台風で被害に遭われた方々、被災地が一日でも早く復興することを祈ります。
自然の脅威と驚異
2019/10/15
今回の大型の台風が残したもの。市内のいたるところで発生した道路の冠水、家屋の浸水、車の水没、大きな材木や屋外の物置が道路まで流されて来ている様。いつもの風景が一変し、夢の中にいる心地がしました。それは子どもたちにとっても同じに違いありません。
被災して保育園に来られないご家庭もあります。車が水没したために送迎の足がない、自宅から出られないなどの理由ですが一日も早く日常が戻ることを祈ります。
今朝、避難所にいる保護者から「今日は休ませます」との連絡がありました。別件で避難所になっている場所に用事もあったので、会いに行ったところ「園長先生~!」と私のところに笑顔で駆け寄ってくるのです。普段は恥ずかしがっている子が、大勢の知らない大人たちの中にいてよほど緊張していたことが改めて分かり、お母さんとのやり取りで登園することになりました。
園まで手をつないで歩く中ずっとおしゃべりしていたSちゃん。おしゃべりすることで今回の恐い経験が浄化されるといいなと思いつつ園に向かいました。担任に迎えられてにこにこしながら日常に戻っていくのを見て、保育園の役割を改めて認識した朝でした。
夕方、西の空に夕焼けとおいしそうな魚の形の雲。数日前の台風が嘘のような穏やかな空に、思わず「同じ空だよね」と言いたくなるほどの平和な空。まさに自然が見せてくれる脅威と驚異だなと思います。でも、「脅威の方はもう結構です」と空にお願いをしました。
台風被害お見舞い申し上げます
2019/10/15
今回の台風は各地で大きな爪あとを残し、大変な目にあわれた方々も多くいらっしゃいました。被害に合われた方々にお見舞い申し上げます。
大河原も町の中央に白石川が流れているので、今回も必ず大丈夫とはいえない状況でした。実際12日夜半に「あと16センチで川が氾濫する」という情報が流れ、ライブカメラでも実際にその様子が映し出されました。午前2時に雨がやみその後徐々に水が引いていきましたがあと少しで当園も水没していたかもしれません。今回は助かりましたがいつまた起こるかわからない災害のために万全を期していきたいと思います。
子どもたちの中には、携帯の緊急災害速報の音におびえたり、夜遅く避難し大勢の中で一夜を明かした事を思い出し不安定になっていたりするお子さんもいるようです。しっかりと寄り添い安心して過ごせるようにしていきましょう。
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