社会福祉法人 光の子児童福祉会

保育日誌

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入学おめでとう

2020/04/09

 卒園児のH君、T君、R君が入学式のあとにランドセル姿を見せに来てくれました。元担任のH先生が「ランドセルをしょっている姿を見せに来てね。」と言っていたということで、約束を守って来てくれたのでしょう、他にも女の子数名がお母さんと一緒にランドセル姿を見せに来てくれました。
 十年前には考えられなかったことですが、1年生の女の子のランドセルの色がほとんど薄い紫色(ラベンダー色?)だったとか。今日来た女の子も全員がそうでした。数年前からそのような流行だったようです。ステキなランドセルをしょって明日から元気に登校するはずだった1年生。そんなランドセルの出番はまだ先の話になってしまいました。
 でも、卒園児のみなさん、焦らず登校できる日を待ちましょう。お家でできることはいっぱいあります。お手伝いをしたり、本を読んだり、絵を描いたり、近所を散歩したり…ゆっくり家で過ごすことによってじっくり何かに取り組めることもあるでしょう。
 今日から一年生!入学おめでとう!

嬉しそう

2020/04/08

月末、コロナウイルスの感染拡大防止の観点から国が突然発表した小中学校、高校、特別支援学校の臨時休校。あの日から毎朝すれ違っていた小学生たちの姿が見られず、声も聞かれなくなり寂しさを覚えていました。ところが今日、大河原町内の小学校の始業式が行われることもあり、久しぶりに子どもたちとすれ違い、元気そうな声が響き、嬉しそうな笑顔を見ることができ、これこそが社会において自然で大切な姿であることを感じ、子どもたちの力の凄さ素晴らしさを再認識させられました。ところが、小学校は明日の入学式後また一週間程度の休校が決まっているとのこと・・・。真新しいランドセルを背負い、学校に通うことを心待ちにしていた新入学児にとっても、つかの間ではあったものの、今日久しぶりに友だちとの再会を喜んだ生徒たちは残念がっていることでしょう。一方、保育園では4歳児、はと組・あい組の子どもたちが満開の桜を楽しみながら園庭で給食を食べ、5歳児のぞみ組・めぐみ組、3歳児てんし組の子どもたちがいつもに増して嬉しそうに午後のおやつを食べていました。小中高生だけでなく、学校に行くことができないでいる学生たちに笑顔が溢れるように祈るものです。
 さて、嬉しそうと言えば、代休代替担当のM先生が出勤してくるなり声を弾ませ「園長先生、さっき駐車場でカモシカに会いました!」と嬉しそうに話してくれました。昆虫公園の近くではこれまで、イノシシが現れたという話は何度となく聞いていましたが、園から数百㍍しか離れていないところに、特別天然記念物が現れたというのですから俄かには信じられないのですが、M先生が見間違えていなければそれだけ自然豊かな環境で生活できているという嬉しい出来事!できることなら僕も一目見てみたいものです。イノシシでないことを祈って・・・。

園庭の桜の下で

2020/04/08

「うららか」という表現がぴったりの穏やかな春。薄着の子ども達が園庭内を走り回り、桜の散った花びらを集めてケーキやお団子を作って遊んでいました。月曜日に2トントラックで砂場の砂を入れたのでふかふかの砂で気持ちがよさそうです。
 てんし組に新入園のUちゃんは園庭が気に入ったようで、「ほいくえんだいすき。たのしい」とにこにこと走っていました。今日初めての給食を食べ、「野菜もたべたよ」と教えてくれました。
 1歳児そら組には今年11人の新入園児が入りました。まだまだお家の人と離れる際には大泣きしてしまい、連れてきた保護者の方も「大丈夫かな…」という表情で後ろを振り返りつつ離れますが、少しすると抱っこの手から離れ、興味をもったボールやおもちゃ、テラスのすべり台に自分から行く姿も見られました。心配そうに迎えに来た保護者の方がにこやかに遊んでいるお子さんの顔を見て安心されたようです。
 本来ならば一目千本桜を見に1年に1度にぎやかになる河川敷も人はおらず、56月の様々な行事が中止や延期になってしまいました。楽しみにしていたサッカーや遠足もできなくなってがっかり、ですが、可能な限り代わりとなるような楽しいことを考えていきたいと思っています。

結ぶ

2020/04/07

5歳児のぞみ組に進級したRちゃんは4歳児あい組の5月、古くなり壊れたゴザから落ちたビニール製の紐やクローバーを柳の木の枝や園庭のフェンスに結んで遊んでいました。そのRちゃんが昨日ピザ釜に近くに植えられているチャボヒバという木の下に傘を差しているように入り込み、一人黙々と何かしているので何をしているのか近づいて「Rちゃんおはよう!何してるの?」と声をかけてみました。すると、このチャボヒバの枝にもたくさんの紐を結び付けているではありませんか!そして、今日も昨日と同じように飽きる様子もなく見つけてきた紐を上手に結んでいるのです。この様子からRちゃんが「結ぶ」という事(遊び)が楽しくて進級しても継続して遊んでいることが伝わってきます。洋服や靴などありとあらゆるものがジッパーやマジックテープにとって代わり、生活の中に「結ぶ」という行為・作業が減っていく中で、誰に指示されるわけでもないのに黙々と「結んでいる」Rちゃんの姿が素敵に思え、結び付けられた紐はそのままにしてあります。しかし、他の子どもたちの目に触れそうにないところに結んであるので、幸か不幸かきっと誰にも気付かれることはないでしょう。
 さて、昨日の強風にも耐えた桜が満開になりましたが、コロナウイルスの影響でしょう、例年のように散歩がてら園の桜を観にくる方の姿はありません。一方、園の子どもたちは桜が咲いていることが当たり前の環境にいるからか、特別感もなくいつも通り遊んでいますが、満開の時期は限られているため、5歳児のぞみ組のS先生と子どもたちは隣接する東部体育館の駐車場に咲く一本桜の前で記念撮影をしました。来年の今頃は小学生になっていると考えると、こうして保育園の桜の木下で記念撮影できるのもあと一週間程度でしょうか?今週はお天気が崩れることはなさそうですので、5歳児の保護者の皆さんに限らず送迎の際にでも記念撮影をしてみてはいかがでしょうか?

泣きたい!?

2020/04/06

先日の入園式の時、「困った時、悲しくなった時、痛い時、寂しくなった時、そんな時には泣いていいよ。」という話をしたのですが、新入園児の登園初日となった今日、多くの子どもたちが約束通り泣きながら過ごすことになりました。1歳児の保育室では新入園児の泣く姿に影響され進級児までが泣き出してしまい、先生たちは大混乱となったようです。この大混乱、慣らし保育中はもちろん、しばらく続くことが予想されるので、先生たちの方が泣きたいと思っているかもしれません。一方、4・5歳児は今年度初の礼拝を守りましたが、4歳児はと組に入園したRちゃんは別な施設での保育経験があるためか、泣く事もなく初めての礼拝でも他の子どもたちと変わることなくしっかり椅子に座り話を聞いてくれました。ところが、担任のR先生は、僕が先日まで担任をしていた子どもたち(卒園児)のことも祈ったことで、卒園した子どもたちのことを思い出し泣きそうだったということを夕方保育を終え職員室に戻ってきて涙を流しながら話してくれました。卒園式後ことあるごとに寂しさが募り泣いているR先生に担任してもらった子どもたちは幸せです。そして、この4月から担任をしてもらうことになった子どもたちにも同様の愛情を注いでくれることでしょう。
 さて、園庭の桜が満開となり空を薄いピンク色に染めてくれていますが、今日は結構な風が吹き、砂埃や落ち葉を巻き上げていました。その風は夕方になっても収まらなかったのですが、そんな中、田んぼの先生(Hさん)が田んぼを耕運機で耕しているのを見つけた5歳児は「お〜い!Hさ〜ん」「今度は僕たち(私たち)だからよろしくお願いします」とご挨拶していました。Hさんもこの日を楽しみにした下さっている事もありニコニコしながら「わかった!13日だから忘れないでね!」と応えてくださいました。
 話は変わりますが、風の影響で電車のダイアがお幅に乱れてしまい帰宅する電車を大河原駅のホームで1時間以上待つことになりました。風と寒さを凌ぐために改札前で待っている方もいたようですが、コロナウイルスのことを考えると寒くともホームの方がリスクが少ないと思い頑張ったものの、あまりの寒さに自販機で暖かい飲み物を買い求めることになりました。春がきたとは言え、まだまだ朝夕は寒さを感じることがあるを痛感させられました。

祝ご入園

2020/04/03

今日は2020年度の入園式でした。お天気も入園式を祝ってくれるかのように朝から青空が広がり、日中の気温も上がったため園庭の桜が一気に見事な花を咲かせ、まさに入園式日和となりました。新型コロナウイルスの感染拡大防止のために卒園式同様、保護者の出席を人数制限させていただくとともに、プログラムも短縮して行いましたが、子どもたちの笑顔と咲き誇る桜がコロナウイルスによる閉塞感、重苦しい空気をしばし忘れさせてくれたように感じます。初めてお子さんを保育園に入園させる保護者の方々の表情からは不安と緊張が伝わってきましたが、兄姉が在園している、あるいは保育園を卒園した兄姉がいる保護者の方は、どことなく余裕があり「桜の花をバックに写真撮影をどうぞ」とお勧めしても遠慮する方が多い新入園児の保護者とは違い桜を眺めながら写真を撮っていました。週間天気予報によると今日入園式を終えた子どもたちが登園してくる来週も天気が崩れる予報は出ていないので少しは桜を見ながら外でも過ごせる陽気が続きそうですが、泣きながらの登園が続いたり、保育室を飛び出したりする子どもたちの対応に先生たちはしばらくの間、余裕もなく必死な時を過ごすことになるでしょう。保護者の方々には慣らし保育の間、早いお迎えをお願いすることになりますがご理解・ご協力いただけますようお願いいたします。

入園、進級おめでとう!

2020/04/03

 新年度を迎えて3日目。今日は新しく入園するお友だちを迎えての「入園式」を行いました。本来ならば、進級したお友だちや来賓の方もお迎えし、にぎやかに行うのですが、コロナウィルス感染予防ということで新入園のご家族とお友だちのみで、短縮という形で行いました。今年は0~3歳児まで25名のお友だちを迎えることができました。新しい環境、お家の方と離れて知らない先生やお友だちと過ごすことになるので初めは不安になることもあるかもしれませんが、優しい保育者や楽しいお友だちに囲まれ、保育園が楽しく、心地よい所ときっとすぐに慣れると思います。
 今日の入園式では今年度年長組になる5歳児が「ともだちになるために」の歌と手作りのちょうちょのペンダントをプレゼントしてくれました。3歳で入園するK君、T君も「わぁ~」という表情でとても喜んでくれました。
 また、今日は進級したお友だちにとっては新しい担任が発表されドキドキ、ワクワクの朝でした。担任の名前が書いてあるポスターを見て、「やっぱりRせんせいだ!」「M先生はH組なんだね!」と、継続で嬉しい子、前担任と離れてしまって寂しくなってしまった子それぞれの複雑な心境だったと思います。
 新しい組、先生と早く仲良くなれるように職員一同、心を尽くし誠心誠意保育にあたる所存です。
 今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

継承

2020/04/02

新年度が始まりたった二日目ですが、新のぞみ組・めぐみ組になった5歳児、新あい組・はと組になった4歳児の様子を見ていると先日卒園した子どもたちがしていたことをしっかりと継承し遊んでいることがわかります。その一つは、4歳児の女の子たちが桜の木に吊り下げられている丸太を十字型に組まれたブランコで遊ぶ姿です。座ったままでは揺れることがない重いブランコに乗った一人の友達をブランコが振れる両側に分かれ交代しながら押してあげているのです。これまでは先生たちに押してもらっていたような気がするのですが、今日の様子を見て卒園した子どもたちが楽しそうに遊ぶ姿をしっかりと目に焼きつけ、習得していたことが伝わってきました。また、二人のA君は畑で見つけた虫(彼らはミミズと言っていましたが似てるものの別な虫)を観察していたところ、虫がもがくように動き始めました。その時、数字の6や8のようなに見える形になると「6だ」「8だ」と大喜びしていました。園庭の桜が咲き揃い始めましたが、これからどんどん暖かくなると様々な虫たちも活動を始めます。保育園の虫博士だったT君の跡を誰が継いでくれるか楽しみです。
 さて、話は変わりますが、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないことから政府は各世帯に布製マスクを2枚づつ配布するといいます。このことに対し、「なぜ2枚なの」、「どうして今頃?」と多くの方が疑問を持たれているようです。医療関係者の保護者やご家族が消防署に勤務する職員に話を聞くとどちらもマスク不足に悩まされているとのこと。各世帯に2枚のマスクを配布することを全て否定するものではありませんが、しっかりと優先順位を見極めた対応をして欲しいものです。

できることなら・・・。

2020/04/01

例年であれば新年度は入園式から始まりますが、今年の入園式は明後日3日に行うため、今日は進級児だけが登園して2020年度の保育が始まりました。進級児ということもあり、誰一人なくこともなく、それどころか喜んで登園してくれました。全てのクラスが保育室も玄関の靴置き場も変わったため、どこに名前が貼られているかお家の方と確認してから保育室へ向かいましたが、新4歳児はクラス替えの結果(クラス発表)を確かめ、誰と同じになったかなど話し合いながら階段を上っていきました。保育室が一階から二階へと大きく変化した新3歳児は嬉しさが表情から溢れ出ていましたが、二階の保育室にしかないden(巣穴の意)という隠れ家のようなスペースから外にいる僕に気づいて欲しくて窓を叩きながら「園長先生」と大声で呼びかけてくれました。そんな子どもたちの様子を見に行ってみると、これまでの保育室とは違うおもちゃに大喜びして遊んでいました。どのクラスも保育室の荷物置き場の確認などをしたこともあり、いつもより随分遅くに外へ出てきましたが、新年度を迎える前に届けて欲しいとお願いしていた砂が昨日の夕方届き、空っぽだった砂場に山盛りになりました。今日はその砂場に多くの子どもたちが群がり、1歳児のHちゃん、Nちゃんまでが砂まみれになりながら遊んでいました。その姿を見て30年ほど前、アメリカの哲学者、ロバートフルガムが著した「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」という本を思い浮かべました。『人間、どう生きるか、どのようにふるまい、どんな気持ちで日々を送ればいいか、本当に知っていなくてはならないことを、わたしは全部残らず幼稚園で教わった。人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、日曜学校の砂場に埋まっていたのである。わたしはそこで何を学んだろうか。何でもみんなで分け合うこと。ずるをしないこと。人をぶたないこと。使ったものはかならずもとのところに戻すこと。ちらかしたら自分で後片付けをすること。人のものに手を出さないこと。誰かを傷つけたら、ごめんなさい、と言うこと。食事の前には手を洗うこと。トイレに行ったらちゃんと水を流すこと。焼きたてのクッキーと冷たいミルクは体にいい。釣り合いの取れた生活をすること・・・毎日、少し勉強し、少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして少し働くこと。毎日かならず昼寝をすること。おもてに出るときは車に気をつけ、手をつないで、はなればなれにならないようにすること。不思議だな、と思う気持ちを大切にすること。』などです。新入園児が登園してくるようになると、しばらくは子どもたちも先生たちもおおわらわとなりますが、たくさんの遊びを通して様々なことを学んで欲しいと思います。
 さて、話は一転しますが、今日4月1日エイプリルフールは嘘をついても良いという風習があり、国によってはテレビや新聞までが嘘の記事を掲載したり報道したりします。しかし、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、ジョークさえタブーになってしまっているように感じていましたが、そこに、老若男女が知っている、コメディアン、志村けんさんの訃報が重なり例年のようなエイプリルフールにはなりません。一昨日3月30日の朝、めぐみ組の K君がこんなことを言っていました。「園長先生、にいに(兄に)がもし魔法が使えたら志村けんを生き返らせたいんだって」とです。こんな子どもたちの願いを思うと、コロナウイルスの拡大も志村けんさんの訃報は本当の嘘であって欲しいそう思ってしまいます。

何度も!

2020/03/31

今年度最後の保育日となった今日は、子どもたちが楽しく遊ぶことができる風もなく穏やかな一日となりました。特に5歳児ののぞみ組とめぐみ組の子どもたちは、保育園で思い残すことがないようにとの思いから、のぞみ組の子どもたちは最後の山登りに、めぐみ組の子どもたちはリレーに興じていました。今でこそ笑顔で過ごしている子どもたち、一体これまで何度泣いたことでしょう。入園したばかりの頃お家の方と離れるのが辛くて泣き、友達とのトラブルに泣き、先生に叱られて泣き、大笑いして泣き、怪我をして泣き、怖くて泣き、お泊まり保育で寂しくなって泣き、卒園式で友達や先生たちとお別れするのが悲しくて泣き、数えきれない程ないたことでしょう。明日の朝この子どもたちが登園してこない現実を実感した時、私たちも改めて寂しさが募ると思いますが、子どもたち自身も明日の朝、寂しさを覚え、泣いてしまうかもしれません。今朝の新聞に「会津の三泣き」に触れた、デスク日誌が掲載されていました。「会津三泣き」という言葉、以前聞いたことがある言葉ですが、意味は、「初めはよそ者扱いに泣き、住むと気候・風土の厳しさに泣き、最後は会津人の人情に触れて別れがつらくて泣く。」ということだそうです。泣いた回数こそ多くの差がありますが、入園から卒園までの保育園生活とどこか重なるように思えてなりません。5歳児に限らず子どもたちはこの一年たくさんの方々に支えられ過ごしてきました。ハープコンサート、サッカー教室、お話の部屋、羊の毛刈り、田植え・稲刈り、味噌作り、芋植え・芋掘り、餅つきなどの行事でお世話になった方、礼拝のお話をしてくださったM先生、給食の食材を届けてくださった業者の方々、三輪車などの遊具、水道やトイレの修理に来てくれた業者の方々、そして保護者の方々に感謝いたします。また、今年度限りで園を退職する職員にも感謝します。明日からの新年度も皆さんが神様に守られ過ごすことができるように祈ります。1年間本当にありがとうございました。

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