保育日誌
下記よりご希望の保育園をご選択下さい
遊びの天才
2019/07/24
園庭を取り囲むように植えてある桜の木、保育園になる前、職業訓練校として使われていた時から見事な花を咲かせていたのでしょうから、樹齢は数十年ということになるのでしょう。そして今もなお枝を伸ばし春には見事な花を咲かせ、園の子どもたちはもちろん多くの方々の目と心を和ませてくれます。こんな風に健康に育ってくれるのは嬉しいものの防犯カメラの映像に支障が出るくらい育つため、伸びた枝を剪定しなかればなりません。業者にお願いすれば簡単なことですが、僕ができる範囲であれば脚立を使いノコギリで切り落とします。今日はお天気も良かったので雨垂れで濡れることがないので防犯カメラの前に伸びた枝の剪定をしました。すると切り落とした枝がいい具合に太い幹と脚立に寄りかかり隠れ家のようになっていたようなのです。そんなことに気づかなかった僕はその枝を処分しようと思ったところ、それを見ていたM組のMちゃんが「園長先生、その枝どうするの?」と尋ねてきたので「えっ、捨てるよ」と返事をすると「えっ〜!?秘密基地みたいだから捨てないで」というのです。そこで切り落とした枝を子どもたちが扱いやすい長さに切り、子どもたちのリクエストに応えフェンスに立てかけてあげました。すると、居住空間を確かめるように秘密基地(家)に最初に入ったMちゃんがニコニコして出てくると、園庭にいた子どもたちを誘いに行き代わる代わる基地に入った子どもたちまでが笑顔になっていました。切り落とされた枝を秘密基地の材料として考えられる子どもたちの感性に「子どもは遊びの天才」であることを再認識させられました。そうかと思うえば、秘密基地のすぐ近くで遊んでいながらそのことを全く気にせず、ダンゴムシやミミズ探しに夢中になっている子どもたちがいたのですが、捕まえたダンゴムシの中に卵を抱えていることに気づいたHちゃん、手のひらに乗せてじ〜っと見ている時、なんと赤ちゃんが生まれたのです。1㎜ほどの小さなダンゴムシにみんな興味津々。それがきっかけとなり、一層ダンゴムシ探しに火がつき、捕まえたダンゴムシをひっくり返しお腹を確かめていました。明日からお天気が良くなる様ですのでダンゴムシにとって受難の日が続くかも知れません。
さて、来春、大河原南小学校に入学する子どたちが就学した後、お世話になることのある児童館(児童クラブ)へバスで出かけ小学生との交流をしてきました。少々緊張している子どもたちと対照的に、子どもたちが来るのをを待っていてくれた多くの卒園児たち。特に一年生はつい数ヶ月前まで一緒に過ごしていたこともありあっという間に打ち解け合っていました。次回の交流会は秋になりますが、その時お互いどのように成長しているか楽しみにしています。
そうそう、M組のKちゃん、よほど先日のお泊まり保育で出かけた朝日山公園が楽しかったのか「園長先生、今度お休みの時お母さんと朝日山公園にカブトムシ探しに行くんだよ!昔、お母さん朝日山公園に住んでたから分かるんだって」と教えてくれました。Kちゃんのお母さんが朝日山公園に住んでいた!?という衝撃的な報告に職員室にいた先生たちも大笑いでした。そんなことだったらお泊まり保育の際、公園をガイドしていただきたかったです。次回行くことがあればぜひお願いしてみたいと思います。
4歳児 はと・あい組 「おおきなかぶ!?」
2019/07/23
今日はジャングル状態になっていた畑の草取りをしました。ミニトマトたちがようやく赤や黄色になったものの雑草が邪魔でとれず、「草をとってあのミニトマトを食べよう!!」と声を掛けたら早く食べたくて頑張ってお手伝いをしてくれました。だんだん手の届く距離になってきて「もう食べていい?」と待ちきれない様子もありました。雑草が立派すぎてなかなか抜けず、苦戦した子どもたちはいつの間にか絵本の「おおきなかぶ」のワンシーンのようにつながって協力してひっぱていてほっこり。あわててカメラを取りに走りました。掛け声は”うんとこしょ、どっこいしょ”ではなかったですが、「いち、にの、さん!!」と自分たちになりに呼吸を合わせていてかわいらしかったです。でも「まだまだ、まだまだ抜けません」状態で先生が手伝ったり、スコップを使ったりして頑張ってくれました。だいぶきれいになり「よし、食べよう!」となるとあっという間に色づいたミニトマトたちは売れてしまい、緑色のものをかじる姿も!まだまだたくさんなっているので時々草取りもしながら神さまの恵みに感謝して畑の野菜たちを味わっていきたいと思います。
再認識
2019/07/23
保育園で最年長のN組・M組の子どもたちとは言え、楽しみと期待だけでなく、中には心配や不安を抱えながらの「お泊り保育」だったと思いますが、大きな事故や怪我をすることなく無事に終えることができた子どもたちは、お泊り保育の余韻に浸りながらあの日の思い出を絵に描いたようです。N組の子どもたちが描いた作品が今日、園舎西側の階段に飾られていたので、何が思い出に残り、どんな絵を描いているのか見てみました。すると、近年自宅で花火をすることが少なくなった(できなくなった)からなのでしょう、多くの子どもたちが花火の絵を描いていました。その次に多かったように思えたのは子どもたちが描いた動物たちを先生たちが見事にディスプレーしてくれた動物園でした。そしてその次が花火だったように思います。毎年、僕は花火に点火する係を仰せつかっている!?こともあり、花火がどんな風に上がり、どんな風に見えているのか全く分からないのですが、今年の動物園のように毎年趣向が凝らされた手作りの「お化け屋敷」などは見ることができます。その出来栄えを見るたび、担任以外の先生たちであっても如何に子どもたちのために心を込めて準備をしてくれているか再認識することができます。そして、子どもたちの絵を見て感じたこと、それは、子どもたち一人ひとりが誰かの真似をすることなく自分の思いや感情をしっかりと絵や文字に表せるようになっていたことです。子どもたちが描いた絵の他にも当日の様子の写真を玄関ホールから二階に上る階段の壁に貼りだしたことで他の年齢の子どもたちや保護者の方々が興味を示し話しをする姿が見られます。もしかすると4歳児たちは来年自分たちが保育園に泊まることをイメージしながら話をしているのかも知れません。これからもこんな風に異年齢同士で刺激しあい成長していくことを願うものです。
採用について
採用情報から各種文章まで、ご報告。