保育日誌
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早いもので・・・。
2019/09/30
早いもので今年度が始まり6ヶ月が過ぎ明日から10月となります。例年であれば特別なことではありませんが、所費税が10%に増税することや、保育料の無償化など、目に見える大きな変化があり、何となく落ち着かない月末であることを感じます。
思えば、4月当初泣きながら登園していた子どもたちも園生活に慣れたことで笑顔が見られるようになり、今年度4月から保育者として勤めてくれている職員からは緊張した表情がなくなり、保育者らしさやゆとりが感じられるようになりました。日々の遊びを見ていても、凸凹だらけの園庭やアスレチックのような遊具、木登りをしている影響なのか、どの子ども達も体幹がしっかり育っていることも感じます。また、主任のY先生情報によると、2歳児ほし組のA君は砂場のところに実っているブドウを食べたいものの実に手が届かないこともあり揺らして実を落とし、食べようと考えたのでしょう。幹を握りしめグラグラ揺らしていたというですからビックリです。同じく2歳児つき組の子どもたちは夕方の保育の時間に「『かくれんぼ』をしている」というのですが職員室の脇の通路から送迎にお見えになる方々に「こんにちは~!」と楽しそうにあいさつする姿は何とも微笑ましく思えました。その他にも、どうすればとげで痛い思いをしないか考えて栗を拾う姿など、どれもこれも、誰かに教えられてしたのではなく、見て覚えたことや自分たちで考えての行為!まさに生活の中で身につけた生きる知恵ということでしょう。そのために夕方日が暮れるまで子どもたちの遊びや行動を出来る限りストップしないという先生たちの関わりがあるのですが・・・。
楽しいことがいっぱい!
2019/08/27
子どもたちはもちろんのこと、子どもたちと関わる先生たちが笑顔で過ごしている様子(表情や言動)を見ると、保育園生活が「楽しい」と思っていることが、その様子から伝わってきます。そして、そんな先生たちを見ていると僕までが「楽しい」と思うことがたくさんあります。まず今朝おもしろいと思ったこと、それは玄関前の掲示板に貼られている4歳児はと組の担任M先生が書いたクラスの様子です。今回の内容は、来週スウェーデンから7名の方々が保育園を視察にくるため、お迎え入れする前にスウェーデンという国がどこにあるか、自分たちが住んでいる日本はどこなのか、そして保育園がある大河原町がどこにあるかクラスに地図を広げたときの様子が目に浮かぶように書かれているのです。自分たちが住んでいる星が地球でそこには色々な国があることは聞いたことがあっても、ピンとこない子どもたちにとって一枚の地図を見るだけでスウェーデンだけでなく行ったことのないところを旅行をしている気分になっているのかも知れません。来週、直接お会いすることで自分たちと違う国があり、違う言葉を使っている方々がいることを実体験することはとてもいい経験になる事でしょう。また、今朝の朝番担当だった3歳児ひつじ組のM先生が園庭に落ちていた先が二股に分かれている杉の枝を上手に使い子どもたちが乗った三輪車を押してあげているのです。枝の長さや装着具合があまりにも自然で、まるで当初から附属されていたパーツのようで驚きでしたが、こんな風に先生たちが遊びや道具を工夫するからこそ、子どもたちの発想力が育つのでしょう。そして、0歳児ひかり組のM先生とK君は玄関前のインターロッキングとアスファルトのところをハイハイして楽しそうに遊んでいるのです。いったい何をしているのかと思いきや玄関前で拾った栗の実を投げては拾うの繰り返しという0歳児ならではの栗拾いをしていました。そのK君のほのぼのとした姿とM先生を始め保育の現場(最前線)で懸命に子どもたちと関わっていてくれている姿にジーンとさせられました。感謝です!
ポエム
2019/09/26
このところ、某環境大臣の発言がポエムのようで分かりにくいなどと揶揄されていますが、保育園の子どもたちとの会話は常にポエムの連続です。今朝も空の雲を眺めて気づいたのか、これまでの夏の雲との違う雲を見つけた4歳児はと組のSちゃんが「ねえ、園長先生、雲がボツボツしていて気持ち悪いよ」と話しかけてきました。「どの雲?」と聞くと「あそこの雲」と空を指差します。そこには、秋の雲の一つである「ひつじ雲」が浮かんでいます。夕焼けや日没が早くなったことには気づいたとしても、日常生活の中でSちゃん(子どもたち)が雲を眺めていたとはびっくりです。それだけではありません。お母さんが虫を怖がらないことが自慢の5歳児めぐみ組のKちゃんが「ねえ、園長先生、さっきの鳥のお話聞こえた?」と言うのです。それは、Kちゃんが多くの子どもたちの声が響く園庭の中でも保育園にやってきた小鳥たちのさえずりに耳を傾けていたということの証し。それを「お話し」と表現するのですから恐れ入ります。先月末、福岡から保育園の視察にお見えになったある先生に2歳児の子どもが園庭中央の木製遊具の陽の当たっている部分と日陰の部分との温度差に気づき「ここ触ってみて!こっちより熱いよ」と話しかけてくれたとお聞きし、子どもたちの気づきや発想にびっくりさせられました。某大臣が意図してポエムのような発言をしているかどうかは分かりませんが、子どもたちのポエムはいつ聞いても心を和ませてくれます。
さて、今日は航空写真撮影の日でした。これまで何度か撮影していますが、その際は仙台空港からセスナ機が飛んできたのですが、今年から、セスナ機に代わり、ドローンでの撮影となりました。子どもたちの多くが初めて見る不思議な飛行物体「ドローン」に興味津々!撮影前のテストフライトが始まると聞くと、立ち入り禁止の線の近くにドローンを囲むように集まり、離陸する様子に釘付けになり「ブーン」と音を立て飛び立った瞬間「うお〜!」と歓声をあげ口を開けたまま空(ドローン)を目で追っていました。そんな中、5歳児のぞみ組のE君は「飛ばすためにはアプリをインストールして〜」と5歳の子どもたとは思えないようなことを言うので撮影に来た担当者が驚いていました。ところで、無事!?園全体の撮影が終わったあと、全園児の集合写真、クラスごとの撮影となったのですが、結構な時間がかかってしまったこともあり、2歳児は無理なくクラス写真は断念。そして、最後にクラス写真を撮影することになってしまった4歳児あい組の子どもたちは別なことをしたかったこともあり、待ちくたびれたS君が遂にカメラマンに向かって「早くして〜!」と叫んでいました。こんな本音が聞かれた撮影でしたが何とかかんとか終了!どんな写真になったか仕上がりが楽しみです。
「あっそう!」
2019/09/25
今朝のこと「ねえ、園長先生、火を燃やしたいんだけど、よく燃える葉っぱとか枝どこにある?」と5歳児めぐみ組のW君と数人の男の子が職員室へ聞きにやって来ました。いったい何をするのかと思い「えっ?火を燃やして何をするの?」と尋ねると「あのさあ、カブトムシが死んじゃったから、燃やして天国に行ってもらわなきゃいけないんだよ」と言うのです。なるほど、彼らはカブトムシを火葬してあげようと考えたということがわかりました。そこで、「じゃあ、森に行って杉っ葉とか集めてこなきゃ」と話すと少々納得いかなかったのか両手を広げ「う~ん・・・」と言って困った様子。面白い発想だと思ったので彼らが杉っ葉や小枝を集めてきたら願い通り「火葬」のお手伝いをしようと思っていたのですが、諦めたのか、砂遊びがしたくなったのか、しばらくすると今度は「ねえ、園長先生スコップ貸して」とやってきます。「いいけど、振り回さないことと、使ったらちゃんと片付けるんだよ」と約束をしてスコップを使うことをOKすると夢中になって砂場を掘り起こして遊び始めました。すると彼らが遊んでいる砂場のすぐ傍に、何と火葬されるはずだったカブトムシが土葬され間もなく咲こうとしていた彼岸花が供えられているのですからびっくりするやら可笑しいやら。結局、「火葬」でも「土葬」でもなく「あっそう!?」っていう感じの結果になりましたが、彼らは死んでしまったカブトムシを決して忘れることなく土に埋めてから遊んでいたことに感心させられ、嬉しくなりました。その後は薪にするためにチェーンソーで切った木を軽トラックに載せる手伝いをしてもらったのですが、何も言わなくとも荷台にきれいに並べて積み込むのにも驚きでした。そしてランチルームの北側に運び積む手伝いもとても上手で僕一人でしていたら半日近くかかったであろう仕事が1時間程度で終わりとても助かりました。まだ切っていない木があるので、次回もぜひ手伝ってもらおうと思います。
さて、10時前から近所の公園におやつを食べに出かけた2歳児ほし組とつき組の子どもたち、予定していた公園で枝の剪定作業が行われていたということで急きょ東部体育館のところにある大きな桜の木の下でおやつとなりました。その近くでは5歳児が軽トラックの荷台から薪を運んでいるので、気になって仕方がなかったようです。その後、本当ならば公園でする予定だったであろう鬼ごっこを園舎東側のアスファルトで行い、そのあとは先生たちが必死に叩き落とした栗を子どもたちが一生懸命に拾っていました。凄い執念です。
深まりゆく秋
2019/09/24
大人でもそうですが、休み明けの月曜日の朝はまだ調子が戻って(エンジンがかかって)いないこともあり、子どもたちの多くが登園してもお家の方と離れられず愚図ってしまう様子が見られます。ましてや、今日のような連休明けの朝となると尚更で、今朝も5歳児めぐみ組のKちゃんが階段の踊り場でお母さんとバイバイするのが名残惜しく涙ぐんでいました。そんなKちゃんに「ねえ、Kちゃん、どうしたの?園長先生お手伝いして欲しいことあるんだけど聞いてくれる?」「・・・・・」「あのさあ、栗の木からたくさん栗の実が落ちてきてたんだけど、一緒に拾ってくれないかなあ?」と話してみました。すると、少~し興味を持ってくれたのか、涙がとまり、お母さんと「じゃあね、バイバイ」とタッチをして別れることができました。そこで、改めて「じゃあ、外で待っているから、2階の先生に『園長先生と栗拾いしにいってきていい』ってお話して、『良いよ』って言われたら帽子を被ってお外においで」と話をしました。すると、程なくして笑顔のKちゃんが「園長先生、『良いよ』って言われた」と言いながら走ってきました。そんなKちゃんにバケツを持ってもらい栗の木の下で栗拾いをしました。すると、登園してくる子どもたちは僕たちが何をしているのか気になるらしく「園長せんせいおはよう!何してるの?」と聞いて来ます。Kちゃんは「栗拾ってるんだよ!」とドヤ顔。そんなKちゃんのお陰であっという間に結構な数の実を拾うことができました。本当ならば、他のクラスの子どもたちにも同じような経験をしてもらいたかったのですが、今度はKちゃんに拾い方を皆に伝えてもらい、他のクラスの子どもたちにも楽しい経験をしてもらおうと思います。
さて、栗拾いを終え園庭に戻ると、どこからともなくこ甘~いいい香りが漂っていることに気付きました。その匂いはいったいどこからなのか探してみると、園庭の「銀木犀」の匂いでした。金木犀ほど匂いがしないこと、そして、ここ数年ほとんど花を咲かさなかったこともあり驚くと共に嬉しくて仕方がありませんでした。本当はもっとたくさんの花を咲かせるのかも知れませんが、しばらくは深まりゆく秋を感じながら、優しい香りに癒されたいと思います。
凄い!
2019/09/20
日本では「食欲の秋」「芸術の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」「実りの秋」などと称することは特別なことではありません。しかし、海外には「◯◯の秋」という概念がないらしく、日本人以外はピンとこ何のだとか・・・。しかし、ここは日本、園生活の中で「◯◯の秋」と表現したくなることがあります。今日はサッカー教室があり、コーチの指導のもと4・5歳児の子どもたちがそれそれ東部運動場で身体を動かしました。ところが、5歳児の子どもたちは疲れを見せるどころか、園に戻って来てすぐ、のぞみ組・めぐみ組に分かれて並び、日課のようになっているリレーを始めるのです。そして、驚くことに、夕方の延長保育では男の子と女の子のグループに分かれリレーをしているのです。しかも男の子の数が少なかったこともあり、男の子は二度も走るのですからその体力に、ただただ驚かされます。そんな子どもたちは1日一体何歩歩いているのでしょう?一度万歩計をつけて計測してみたくなりました。その他にも、2階のバルコニーまで届いている支柱を上手に登る子どもたちの腕力やバランスの良さにも感心します。何はともあれ、こんな風に身体を動かし遊ぶ子どもたちの様子から「スポーツの秋」そして、体力がついてきている姿から「実りの秋」を感じます。
一方、秋の深まりと和を感じさせる、「ほうれん草と菊の花とキノコのおひたし」「栗ごはん」という今日の給食のメニューから「実りの秋」と「食欲の秋」を実感させられました。玄関前の栗の木にはこれまでににないほどの数の実がついています。もうしばらくするとそのイガから実が落ちてくることでしょう。その実を子どもたちと拾って美味しく食べたいものです。
待ち遠しい
2019/09/19
スノーボードやスキー、スノートレッキング、ソリなどのウィンタースポーツや湖上でのワカサギ釣り、そして雪合戦や雪だるま作りが大好きという方は、これから寒くなり早く雪が降って欲しいと願っているのかも知れません。しかし、年々、体力の衰えを感じる僕としては、寒さが身に染みる寒い冬はありがたくない季節に感じてしまいます。ところが、今朝もいつものように外の掃き掃除を終え、園庭で放射線量の測定をしているときのこと、僕の、すぐ傍でじ~っと見ていた、素敵な花柄の服を着た4歳児、はと組のSちゃんが「早く冬にならないかなあ」と急に話し掛けてきました。その表情から冬になるのが楽しみで仕方がないという様子は伝わってきました。しかし、いったいなぜだろうと思い「え~っ!?だって冬って寒いから暖かいほうがいいんじゃない?」と聞いてみました。すると「だってSの誕生日は12月だから、お母さんが誕生会にきてくれるんだもん」と今から誕生会にお母さんが来てくれることを心待ちにしているということがわかり、なるほどと納得しました。それだけではありません、どうやら、おばあちゃんにも来て欲しいらしく「おばあちゃんはお仕事してないんだけど、来てくれないんだよね。『敬老会』で疲れちゃったのかなあ!?」とブツブツ独り言を言っているので、「じゃあ、お母さんにお話ししてあげる?」と話すと「大丈夫!S自分でお話してみる!」とニコニコしていました。今日も誕生会のために5歳児のぞみ組のA君やめぐみ組のT君のお父さんやお母さんが来てくださいました。そして誕生日を皆で祝ってくれていました。このような経験があるからこそ自分の誕生日(誕生会)が楽しみで待ちきれないのでしょう。Sちゃんの願いが成就するかどうかわかりませんが、Sちゃんの誕生会当日は嬉しさのあまりデレデレでしょう。そんなSちゃんに触発されたわけではありませんが、寒くなったから慌てないようにこのところサボっていた薪作りを再開しました。その中にキクラゲと思われるきのこが育っている木がありました。さすがに食してみようとは思いませんでしたが、自然界には様々なものが生きている(生かされている)ことを再認識させられました。
さて、来月の今日は「親子で遊ぼう会」の予定日です。お天気が良ければ園に隣接するグランドをお借りして行うことになっていますが、グランド全体に草が伸びていることがずっと気になっていました。当日このままでは大変になるだろうと思い、時間がある時に草刈りをしようと思っていたのですが、そんな僕の心配や思いが伝わったのか今日の午前中グランドの方から草刈り機と思われるエンジン音が響いてきました。そこで、その音源を見てみると、これまであまり見たことのない立派な機械を使い刈り払い作業が行われているではありませんか。という訳でたった一日だけできれいさっぱり刈り取り作業が終わり、僕の懸案だったグランドの草の心配がなくなり、明日のサッカー教室はもちろん、遊ぼう会もすっきりした中で出来ることでしょう。よかった!
昨日はありがとう!
2019/09/18
昨日の暑さから一転、今日は湿度もなく過ごしやすい一日となりました。昨日、5歳児のぞみ組・めぐみ組の子どもたちが稲刈りをした田んぼに機械がやってきて刈り取る様子を見たくて朝から田んぼを見下ろせるフェンス側で遊ぶ子どもたちの姿が見受けられました。朝の打ち合わせ後、職員室で仕事をしていましたが、10時過ぎ、何となく外の様子が変わったことから、待ちに待った機械がやってきたことがわかりました。そこで、一旦、仕事の手を止め、子どもたちと田んぼの様子を見に園庭に出てみました。すると、5歳児だけでなく、ほぼ全クラスの子どもたちがフェンスにへばり付き作業の様子を見ています。働く車と言われる乗り物が大好きな2歳児H組のA君とH君は田んぼを縦横無尽に動き回りあっという間に稲を刈っていくその機械を指差し、目を輝かせ「コンバインだよ」教えてくれるのですからビックリです。一方、5歳児の子どもたちといえばコンバインが刈り取る作業を見守っているHさんを見つけると「お〜い!Hさ〜ん。昨日はありがとう!」とお礼を伝えています。そんな子どもたちに「昨日ニュースに出た人?」「インタビューされた人?」と手を振りながら応えてくださいました。来週も日曜日・月曜日と連休が続きますが、お天気が崩れるとの予報が出ています。そんなことからも今日刈り取ることができてHさんはホッとした様子。そこで「これで一安心ですね」とお声がけするとニコッと笑い頷いていました。
さて、台風15号で被害を受け、今尚大変な生活を強いられている千葉県内の方々のニュースを見聞きすると8年半前、東日本大震災の被害を受けライフラインである水、電気、ガスがストップした上、交通も麻痺し、燃料を手に入れることが困難な日を送った日々を思い出します。幸い、仙台市内でいち早く電気が翌日復旧したため、水に困ることはなかったものの、反対にガスだけは1ヶ月以上復旧できず、お風呂はもちろん、シャワーすら浴びることができず、簡易コンロや電気ポットで沸かしたお湯で急場を凌いだことを思い出します。そのため、ガスが復旧した時、家族から「ガス来たよ!」という短いメールが届いたことと、しばらくぶりでバスタブに浸かることができた時の嬉しさを思い出します。東日本大震災の時もそうでしたが、全国各地の電気会社の方々が停電の復旧のために懸命に作業に当たってくださっているはずです。オール電化の住宅の方々も大勢おられることでしょう。一日でも早く復旧することを祈ります。
PS:昨日の稲刈りのニュース映像はhttps://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20190917/6000006928.htmlでご覧になれます。
鎌を手にして
2019/09/17
5月14日、卒園児のおじいちゃんのHさんのご好意により田んぼの片隅に子どもたちが田植えをさせてもらってから約4ヶ月、冷害や台風、大雨の影響もなく黄金色に育った稲穂が頭を垂れ収穫の時期を迎えました。そこで今日は機械で刈り取る前に5歳児のぞみ組・めぐみ組の子どもたちが稲刈りをさせていただきました。日々の家庭生活の中では持つことなどないであろう鎌を握り、一株一株刈り取るため、手や足を切ることがないように最初はHさんや先生たちが鎌に手を添えましたが、何株か刈り取ることで、要領を得ると鎌で怪我をすることがないように気をつけながら一人で刈り取ることができるようになり嬉しそうな表情を見せていました。春、田植えをした時には泥んこに足を取られ歩くことすらままならなかった田んぼですが、足を取られることも、泥んこになる心配も必要なかったこともあり、時間があればまだまだ作業を続けてくれたような気がします。ちなみに、僕のグループには左利きの子どもたちが複数いたのですが、左利き用の鎌がなかったため刈り取るものの大変だったことでしょう。子どもたちがこんな風に苦労して稲刈りをしましたが、残りは明日、機械によってあっという間に刈り取られるとのこと。明日はその作業を喜んで見ることでしょう。今日刈り取った稲と明日刈り取られる予定の稲は乾燥・脱穀・精米され、後日、Hさんが届けてくださると約束してくださいました。卒園児のおじいちゃんとは言え、こんな風に素晴らしい経験をさせていただいていることに心から感謝します。後日、届けていただお米は園庭で羽釜を使って炊き、一緒に食べることを通し感謝を表したいと思います。ちなみに、この稲刈りの様子を新聞社とテレビ局が取材に来てくれました。突発的な事件・事故がない限りお昼頃のニュースで放映されるとのことでしたが、あいにく放映されたかどうか確認することはできませんでしたので、新聞の記事になることを楽しみに待ちたいと思います。
午後の保育
2019/09/13
午前中「敬老会」が終わると多くの3・4・5歳児の子どもたちが給食を食べず、おじいちゃん・おばああちゃんと一緒に降園したこともあり、午後は本当に少人数での保育となりました。お昼寝・午後のおやつを食べ、園庭で遊んでいる子どもたちの様子はいつもと違い広い園庭を贅沢に使っている印象を受けたこともあるのか、いつもと違い時間がゆったり・ゆっくりと流れているように感じてなりませんでした。いつもならなかなか使うことができないペダルカーや三輪車を我が物顔で乗り回す姿、普段ならブランコに乗る子どもたちを押してあげる先生が子どもに押してもらう姿など全てが素敵でした。遊具小屋でお店やさんごっこをしていた4歳児あい組のRちゃんとMちゃんに「タピオカドリンクください」とオーダーしたのですがオーダーが難しかったようで提供されたのは砂に葉っぱが載せられた謎の品・・・。大河原にタピオカドリンクのお店が開店するとイメージできるのでしょうが、それは望めないでしょう。そう考えるとあの遊具小屋のお店では今後もタピオカドリンクはメニューになることは皆無でしょう。また、4歳児あい組のSくんとKちゃんは死んでしまったカエルのために「かわいそうだからお祈りしよう」といって築山の上で突然お祈りしていましたが、こんな風に子どもたちが自分たちで考え楽しそうに遊ぶ姿は本当に生き生きしていましたが、子どもたちと過ごす先生たちにもいつも以上に余裕が感じられ、いかに毎日が時間に追われ慌ただしく過ごしているか痛感し複雑な思いでした。
さて、今日は中秋の名月だそうで、保育園の玄関にススキと団子が飾られていましたが、夕方仕事を終え退勤するとき、近所の方々が月見をするために飾るススキや萩を刈り取っていました。地域性もあるのでしょうが園の近くのご家庭ではお月見を楽しんでいらっしゃるようです。
採用について
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