保育日誌
下記よりご希望の保育園をご選択下さい
歯痒い思い
2019/10/12
台風19号の接近に伴い、プログラム内容を大幅に変更して行った今年の「遊ぼう会」参加してくださった3・4・5歳児の保護者の皆様のご協力により、事故や怪我もなく終えることができました。0・1・2歳児の子どもたちがいなかったことはやはり寂しくもあり残念でしたが、お集まりいただいた3・4・5歳児の保護者の皆様が子どもたちに大きな声援を送ってくださり、また、一緒にプログラムに参加していただきました。中でも4歳児の保護者同士の綱引きや5歳児の保護者のリレーなどは迫力満点で、子どもたちも興奮しながら応援していたのが印象的でした。小学校の体育館をお借りして行うのは今回が2度目だったということもあり、イメージができていたこともあり以前より要領よく行うことができたと思います。個人的な感想は、3・4・5歳児だけだったこともあり、保育園の行事でありながら幼稚園の行事のような雰囲気を感じたこと。また、5歳児の応援合戦と例年のことですが最後のリレーに心を打たれたということです。そして、今回の判断は少々歯痒かったものの3・4・5歳児だけのプログラム絞ったことで子どもたちに多くの先生たちが関わることができたこと、そしてプログラムの備品が少なかったため準備や片付けが早かったということです。それは、決して0・1・2歳児に手が掛かるということではなく、広い体育館でも適正な人数があるということです。とはいえ、今回の経験は今後の行事にとってもいい経験になったと思います。雨の中ご参加いただいた3・4・5歳児の保護者の皆さん、反対に楽しみにしながら参加していただけなかった0・1・2歳児の保護者の皆様に感謝します。最後に、これまで準備をしてくれた先生たち、雨の中、お手伝いにきてくれた元職員T先生にも感謝します。「ありがとう。そしてお疲れ様でした!」
苦渋の決断
2019/10/11
大型で非常に強い台風19号が東日本に接近、上陸し記録的な大雨や暴風の恐れがあると伝えられています。すでにJR東海やJR西日本、首都圏のJR在来線は計画運休になるようですが、東北南部も明日12日のお昼過ぎから翌13日にかけて激しい雨が降り、浸水や河川の増水、土砂災害の恐れがあるため、厳重な警戒を呼びかけられ、東北新幹線や在来線も計画運休が決まり駅ビルの店も早めに閉店することが決まっています。そのようなこともあり、明日計画されていた「遊ぼう会」は3・4・5歳児クラスだけのプログラムに予定を大幅に変更して開催することにしました。この日のためにこれまで一生懸命に準備を進めてきた0・1・2歳児クラスの子どもたちと担任の先生、そして、子どもたちの成長を見ることを楽しみにしてくださっていた保護者の皆様の思いを考えるととても辛い苦渋の決断でした。明日は例年より少々寂しい「遊ぼう会」になるかと思いますが、大きな事故や怪我、災害ががないように願いながら楽しい時間にしたいと思います。もちろん、明日くることができない子どもたちの分もプレゼントはしっかり準備しましたので来週お渡しします。お楽しみに・・・!
時代が変わっても
2019/10/10
2000年(平成12年)に「ハッピーマンデー制度」が導入され、10月の第2月曜日に変わるまで、今日10月10日は「体育の日」でした。この日ほ、晴れの特異日と言われるほど天気が良い日が多く、小学校を始め、乳幼児施設などでも運動会が開催されたものです。そんな晴れの特異日を表すかのように今日も曇ひとつない晴天、まさに秋晴れ。そんな空を見ていると、週末開催予定の「遊ぼう会」の日が台風の影響で大雨が降るという天気予報が信じられません。ところが、子どもたちは我々大人と違い、天気予報を気にすることよりも、もし雨が降っても小学校の体育館で遊ぼう会ができることを楽しみに今日も遊んでいるように感じました。しかし、我々はできることならば、清々しい青空の元で開催したいという思いがあり、気分だけでも晴天時の遊ぼう会を感じてもらえるようにとの願いを込め園庭に手作りの万国旗を張りました。すると、たった一本だけ旗が張られただけで、普段の園庭と雰囲気が一転し、モチベーションが上がった子どもたちは嬉しそうに旗を眺めながら、いつも以上に元気に遊んでいました。我々も子どもたちのように気持ちを切り替え、体育館でも楽しく過ごせることを期待し、準備をしようと思います。余談になりますが、2020年(令和2年)だけは、東京オリンピック・パラリンピック特措法で、2020年東京オリンピック開会式の7月24日(金曜日)に変更されるそうです。そして、10月10日は偶然にも土曜日!来年度はその日に遊ぼう会を予定するといいのかもしれません。
さて、昨日職員室前にある階段から「じゃんけんぽん」「あいこでしょ。あいこでしょ」「やった〜!『グリコ』」と言う声が聞こえてきました。その会話から、階段で何をしているか見ることなくわかりました。時代が平成から令和に変わった今でも昭和の遊びが廃れることなく、子どもたちに引き継がれていることがわかり、なんだかほのぼのとした気持ちになりました。そして昨日の朝、乗っていた危険を知られる電車が緊急停車し、あるところで4分ほど停車したのですが、緊急停車する時と安全確認が済み発車する際、「安全が確認できましたので発車します。揺れますので、お立ちになっているお客様は手すりかつり革につかまってください」と言う車掌さんのアナウンスが入りました。このアナウンスを聞き、これまでも思っていたことですが、今の電車は園庭にある車掌車が走っていた時代と違い、つり革と言っても素材は皮ではなくなっているのに名称は「つり革」。面白いものです。そう言う僕も下駄など履いてくる先生や子どもがいないのに靴箱を下駄箱と言っているのですが・・・。
ニコニコ!
2023/11/09
保育園の園庭でもいつもより風が吹く中、いつもと変わることなく子どもたちが遊んでいましたが、3歳児ひつじ組のA君とA君が園庭中央のケヤキの木の木製遊具ところで遊んでいます。その楽しそうな様子は少し離れていたところから見ても伝わってくるほどだったので何をしているのか見に行ってみました。すると、A君は捕まえたカエルに逃げ出されないようにしながらもカエルが潰れないようにおにぎりを握るような手つきで優しく握りしめているのです。そのすぐ近くでは4歳児あい組のS君が高さ1mはある丸太の上に自信たっぷりで立ちニコニコしながら自分の行動をアピールしています。また、高さは比較になりませんが、まだ人の行き来が少ない朝の時間、仙台駅前のビルで窓の掃除が行われていました。この清掃作業は朝定期的に行われているようですが、その度、作業を下から眺めて「あんな高いところで作業をするなんて凄いなあ」と思っていました。今朝は結構な風が吹いていたこともあり、なおのこと作業員の方々の凄さを思い知らされました。大多数の人たちはビルの中から外の景色を眺めるものですが、作業員の方々は景色を楽しむこともなく、ビルの中を覗くようにしながら窓の清掃業務に専念しています。一般的には見ることができないビルの外での作業、高い所が平気な人には最高のシチュエーションなのでしょう。
さて、先月9/22日の夕方のこと昨年度の卒園児めぐみ組だったS君がお父さんと一緒に「園長先生こんにちは!遊びに来たよ」と保育園(職員室)へやってきました。一年生になり身体も一回り大きくなり少年ぽくなったとはいえ保育園に来ると、当時にタイムスリップするのか、嬉しそうに園庭に飛び出し、先生たちに挨拶しながら半年前まで一緒に遊んでいた子どもたちと楽しそうに遊んでいました。そして、昨日の夕方、駅に向かって歩いている時、前述のS君と同じクラスだったM君が自転車の練習を兼ね、おじいちゃんと一緒に散歩をしていました。在園中には補助輪が付いていましたが、その補助輪も外されていることもあり、おじいちゃんはM君の後を追うのも大変そうでした。その際「園長先生、そういえば、保育園で海外に送る靴はまだ集めていますか?Mが履けなくなった靴がたくさんあるので、もし集めているならお届けしようかと思って」とのこと。おじいちゃんは靴を買うことができないケニアの子どもたちに靴を送るプロジェクトを覚えていてくださり、継続しているのであれば届けてくださるとおっしゃるのです。そこで、「今でも集めています。もしよろしければお時間のある時にお届けください」とお返事をしたところ、早速今日の午前中、早速届けにきてくださいました。大きな袋に入れられていたM君が履いていた靴は綺麗に洗ってあり、まだまだ十分履ける立派なものばかり。今日届けていただいた靴と、在園時の保護者の皆さんがこれまで準備してくださった靴と合わせお送りしたいと思います。これまで靴を履いたことのない子どもたちにとって、初めて靴を履いた時の喜びと感動は言葉にならないことでしょう。今日お届けいただいた靴はこれまで集まっている靴と一緒にケニアに届けてもらいます。M君のおじいちゃん、本当にありがとうございました。
真似できない!
2019/10/08
気がつけば、夏うるさいぐらいに鳴いていたセミの鳴き声が聞かれなくなり、園庭を忙しそうに歩き回っていたアリ姿も少しずつ見られなくなってきました。反対に、肌寒くなってきた中で体が大きくなっているのが正門前の桜やイチョウの木に見事な巣を張り巡らし、獲物がやって来るのを虎視眈々と待っている「ジョロウグモ」たちです。その姿や色合いから、嫌われ者の一つに挙げられるクモですが、ハエ、蚊、ダニ、ゴキブリなどを捕食するため益虫の役割を果たしていると言えます。またその習性はとても興味深く、巣作りや餌を食べる様子は見ていて飽きません。特に正門前のように桜の木のようなところに巣を作ると、この季節は餌がかかったと思っても落ち葉だったり、その落ち葉によって巣が壊れたりするため巣の補修やかかった落ち葉を巣から落とす作業に大忙しとなります。しかも、餌がかかったのか、それ以外のものがかかったかは糸から伝わる振動で判断することができるという賢さの持ち主でもあります。そんなクモたちもあと数週間すると卵を残し、その生涯を終えることになります。そんなこともあり、朝の掃除の際、どうしても巣を壊すことができません。今後も子どもたち、保護者の方々の迷惑にならないところに作られた巣はそのままにしてあげようと思います。
さて、昨日も親子で遊ぼう会のことを書きましたが、園長になってからこれまでずっと毎年子どもたちに手作りのプレゼントを作っています。しかし、これまで作ったものとかぶらないようにしたいという思いがあり、年々、そのネタがなくなってきて自分で自分の首を絞めている感が否めません。それでも今年度も何とかかんとか新作を作ることができそう・・・。あとは当日までに全園児分完成させられるかどうかが問題です。
ところで、2歳児の子どもたちが今朝、園庭の畑で育てているほうれん草を収穫していたのですが、その育ちの早さと収穫量、そして収穫したほうれん草を嫌がらずに食べたとうことに驚きです。やはり、自分たちで育てた野菜は特別なのでしょう。
どうなることやら・・・。
2019/10/07
先週は夕方4時半を過ぎる頃から夕焼けが空を赤く染める日が多く、翌日もお天気になることを確信する日が続き、水曜日には真夏を思わせる天気になったというのに、今日は日中も気温も上がらず一日愚図ついた天気となりました。今日のような肌寒さを思うと、薪ストーブに火が入るのもそう遠くないような気がしないでもありません。そして、そんな気温の変化が影響しているのか、急に熱を出す子どもたちが増えてきました。仙台市内のある小学校では早くもインフルエンザが流行っていると聞きますが、保育園では今週末、子どもたちが(保護者の皆さんも)楽しみにしている「親子で遊ぼう会」が予定されています。この数年、オープニングには管楽器と木管楽器、打楽器によるファンファーレが響いて「遊ぼう会」が始まることが恒例になっていますが、今年もある保育室から楽器の音が響き、それに合わせて子どもたちが秋の歌を歌っていることから遊ぼう会が近づいていることを実感させられます。どうか、体調を崩している子どもたちが早く元気になりみんなで楽しいひと時を過ごしたいものです。一方、そんな願いと裏腹に、天気予報によると、台風の影響で週末お天気が荒れ模様となるとか・・・。雨の場合は小学校の体育館をお借りし開催することになっていますが、あまりにも天候が悪い時は安全を最優先し、中止することも考えなければ・・・。
さて、日中上がった雨が夕方から降り始めたこともあり、今日の夕方の保育はどの年齢の子どもたちも保育室やホールで遊んでいて、5歳児のめぐみ組ではT君とR君がカプラを使って「結婚式を作っている」(なぜ結婚式場でなく結婚式なのかは不明)と言いながら遊んでいて、2歳児の子どもたちは保育室とは比較にならない広さのホールで遊べることが嬉しいようで、ほし組のH君とA君は、3・4・5歳児の子どもたちが朝の儀式のように「バイバーイ」とおうちの方々に手を振る絵本コーナーの大きな窓から外を眺めてキャーキャー大喜びしていました。
話は一転しますが、先日スウェーデンからお見えになった先生が、保育園の園庭と先生たちと子どもたちが歓待してくれたことに対して、Väldigt imponerad av filosofin med skolgården. Aldrig sett bättre! Och sedan att barnen eldade och wokade delar av vår lunch - grymt!(第一光の子保育園の園庭の哲学に感銘を覚えました。これまで見た園庭で最高です!そして子どもたちが火を使い、ランチの豚汁を作ってくれました。すごい!!)と書いてくださっていたことを知り鳥肌が立つほど嬉しかったです。このコメントを励みに、これからも子どもたちにとって大切なことと環境を考えて保育に当たりたいと思いました。そうそう、数年前、地元に戻り保育者としてお務めになっている先生からお電話があり、現在は「森の幼稚園」で働いていることを知りました。以前と変わらずとても元気そうな声に、当時のことが走馬灯のように思い出され、どんな幼稚園で、どのような保育をしているのか見に行ってみたいと思いました。
刺激的な毎日
2019/10/04
このところまとまった雨が降らず、園庭も隣接するグランドも体幹がしっかりしている子どもたちでも転びやすいほどに乾燥していました。しかし、天気予報によれば、今日は雨風が強まる時間があるとのこと。これで乾き切った土も潤うだろうと思っていました。ところが、日中、弱い雨が降ったり止んだりしたものの、子どもたちが外で遊ぶことができるような曇り空。それでも、この後、予報通りの天気になり、せっかく食べごろに育った実が落ちてしまっては毎日のようにぶどう棚を見上げ、食べられることを楽しみにしていた子どもたちが気の毒。そこで、2歳児の保育室前のぶどう(ナイアガラ)を収穫し皆で食べてみることにしました。早速、剪定ばさみと脚立を運び作業を始めると、外で遊んでいた1・2歳児がぶどう棚の下に集まって来て、収穫の際に落ちる実を競い合うように拾っては、洗って食べるのです。中には収穫してトレーに載せたりバケツの中に入れておいた実をこっそりつまんで食べるのです。その姿はまるで高崎山(大分県)のサルたちのようで可笑しくなりました。何はともあれ、もう少し育てるべき房以外は収穫し終えたころ急に大粒の雨が降り始めたため、それまで園庭で遊んでいた子どもたちや東部運動場でリレーをしていた5歳児たちは大急ぎで保育室へ戻ることとなりました。果物屋さんや八百屋さんで売られているような立派なぶどうではないものの、自分たちの園で育ったぶどうを食べる嬉しさや美味しさは格別であって欲しいものです。1歳児が畑で育てている、白菜や大根、ほうれん草が急に大きく育ってきているような印象を受けます。もちろん白菜が結球するにはある程度の寒さが必要なので見た目は白菜には程遠いのですが、今日の雨が野菜たちの生長のための恵みになってくれることを願うものです。
さて、恵みと言えば今日、職員室に5歳児めぐみ組のR君が僕と一緒に給食を食べるといってやって来てくれました。数日前、ランチルームで一緒に給食を食べた際、数人の子どもたちに「ねえ、園長先生、今度職員室で給食食べていい?!」と聞かれたので「いいよ!どうぞいらしてください」と話したのがきっかけだったようですが、その時来るといっていた中の一人のR]君だけが本当にやって来てくれました。すると、R君が考えてもいなかった素敵なことに気付きました。それは、5歳児のぞみ・めぐみ組の子どもたちの誰より早く食べ始めることができたため、当然食べ終わりも早いこともあり、競うことなくお代わりができるということでした。これに味をしめて多くの仲間たちとやってくることもあるかも知れません。楽しみです。
そして、もう一つ嬉しかったこと。それは、今朝雨が降っていて外に出ることができず、保育室で遊んでいた5歳児のぞみ組のH君が仲良しのK君を従えてバルコニーから「お~い園長先生!何してるの?ぼく、『絵』描いたよ!」と叫んでいます。そんな彼らに「じゃあ、後で職員室に見せに来て」とお願いをし、外での作業を終えて職員室へ戻ると、H君がHちゃんと一緒に僕を描いたという絵を持ってきてくれました。実物とはかけ離れた、何とも可愛らしく若々しい絵に心がほっこりさせられました。その絵、スキャンしてパソコンに取り込み永久保存することにしました。
願いが叶いますように
2019/10/03
5歳児が先月17日に稲刈りをさせてもらっていた時と、翌日コンバインが稲を刈り取る様子をフェンスに張り付きじ〜っと見ていた2歳児ほし組のA君、5歳児が刈り取ったお米はいつ食べられるのか気になって仕方がないようなのです。おじいちゃん・おばあちゃんもお米を育てているらしく、どうやら刈り取られた稲は精米後に食べるということをちゃんと知っているようなのです。そんなこともあり、今朝登園してきた時お母さんに「ほら、園長先生に聞いてみたら?」と促されるのですが、恥ずかしいようでモジモジして話してくれません。一体何を知りたいのか気になっていた時、「稲刈りしたお米をいつ食べるか気になっているんです」とお母さんがA君の思いを代弁してくれました。「そっか!?まだお米が届いていないけど、きっとおにぎりを作って食べると思うから、のぞみ組、めぐみ組のみんなに聞いてごらん」と返事をすると満面の笑みを浮かべてくれました。それにしても田植えも稲刈りもしていない2歳児クラスのA君が5歳児の活動をまるで自分の出来事として気にしているとはビックリです。そしてA君の願いが届いたのか、驚いたことに今朝、田植えや稲刈りそさせてくださっているHさんが精米をした「ひとめぼれ」を届けてくださったのです。今月は来週に予定されている遊ぼう会を始め遠足なども予定されているので園庭での炊飯はもう少し先になるかと思いますが、その時にはぜひA君にも新米を味わってもらえるといいのですが・・・。
さて、これまで子どもたちにたくさんの絵本や紙芝居を読んでくださったりお手玉などの昔の遊びを紹介してくださっている、「ごろすけおばちゃん」ことKさんがこのところ体調を崩されてしまったこともあり、いらしていただけていません。そんなKさんに元気になってもらい、これまで通り園に来ていただきたく4歳児あい組とはと組の子どもたちがKさんのご自宅まで歩いてお手紙を届けに行ってくれました。子どもたちがどのようなお手紙(メッセージ)を書いたかはわかりませんが、メッセージをご覧になり少しでも元気になってくれることを願います。
そうそう、僕は3・4・5歳児の子どもたちが外に出る玄関のところの水飲み場の水の流れが悪くななり、水が溜まってしまうようになってしまいました。そこでマンホールを開け溜まっていた砂を掻き出し高圧洗浄機を使いしっかりと排水するように取り組んだのですが結果は・・・。このままだとプロに依頼して対処してもらうことになりそうな予感がしますが、なんとか願いが叶い、詰まっている原因がわかりスッキリできることを願うものです。
Välkommen !
2019/10/02
今日は🇸🇪スウェーデンからのお客様を迎えるため玄関ホールや廊下、保育室の窓など、いたるところにスウェーデン語 Välkommen(ようこそ)という文字や子どもたちが描いた可愛らしい絵、国旗が飾られ、0歳児クラスの入り口には普段は保育室の中にある馬をモチーフにした青と黄色のイタリア製のおもちゃが置かれるなどいつもと違った雰囲気になりました。大河原駅までバスでお迎えに行き、保育園に到着すると4歳児あい組の子どもたちが待っていてくれて、バスを降りてくるお客様に「Hej!」と挨拶し、準備していてくれたペンダントを首に掛けて歓迎の意を表してくれました。それだけですでに皆さんのテンションが上がりニコニコ!職員室へご案内し、まずはスウェーデンの文化で最も大事と言われているFika(フィカ)、コーヒーブレイクしてもらい園の概要やスケジュールを確認してから園内をご案内しました。するとランチルームで5歳児がお客様を歓迎するために豚汁作りの材料を切っていました。そんな子どもたちの姿にまたしても大喜びし交流が始まるのですからなかなか次のクラスへ移動することができず、2階の案内を終えるまでには結構な時間がかかってしまいました。それでも園内の案内を終えて今度は園庭に出て子どもたちが自由に遊んでいる様子や、遊具をご覧になり、積極的に話しかけてくださっていました。もちろん英語やスウェーデン語で話しかけられるので子どもたちは何を言っているのかわからないのですが、怖がることも臆することもなく、中には子どもたちから「Hej!」と挨拶する様子が見られるほどでした。一方、今日の天気はスウェーデンの真夏以上の暑さだったということもあり皆さん暑さにビックリ!給食も外で食べる予定だったため、一度職員室へ戻り、クールダウンしてもらいながら話をしたのですが質問ぜめのように次から次へ質問が出され答えるのに大変でした。しばらくすると作っていた豚汁が完成したようで「皆さんどうぞ」と給食のお誘いがきたため、再度外へ出てみんなでカレーを食べました。子どもたちも当たり前のように使える箸に四苦八苦しながらも頑張ってサラダを食べる外国人に日本語で「こうするんだよ」と言いながら見せて(教えて)あげる様子が微笑ましかったです。冷たいはずの麦茶やデザートが温まるような暑さに食後は桜の木の下(日陰)で涼んでいましたが、子どもたち先生たちのおもてなし(hospitality)に大感激してくださったようで、「これまで日本で食べた食事の中で一番美味しかった!」「素晴らしい」「ありがとう!」とお礼をされました。普段子どもたちが食べている給食を一緒に食べてもらうことこそが実は特別なことであり、Japanese hospitalityとして感じてもらえて本当に良かったです。子どもたちがお昼寝してる時間には先生たちにも2階ホールに集まってもらい改めて園の紹介やスーパーバイズの取り組みについて話し合いの時間を作り学びの時間となりました。そして、園を後にし役場で町長を表敬訪問することができました。この表敬訪問を機に今後も大河原町とスウェーデンが良き交流ができることを願うものです。長くなりましたが、このような来客の他に、今日は4歳児あい組のK君のお誕生会がありお父さん・お母さんがいらしてくださり一日一緒に過ごしてくださいました。この日を心待ちにしていたK君はもとより、スウェーデンで歌われているという誕生日を祝う歌を歌ってもらったお父さん、お母さんの嬉しそうな笑顔が素敵でした。
最後に、今日のために様々な準備をしてくれた子どもたち先生たちに感謝します。Tack så mycket !
いよいよ
2019/10/01
いよいよ今年も園庭の柿の木の実が少しずつ色付き目立つようになったこともあり、それまで柿の実に気づかなかった子どもたちが「あっ!柿が赤くなってきた」と目を輝かせ、何とかして収穫しようとあれこれ工夫するようになりました。しかし、園庭に植えられているこの柿は赤く美味しそうに見えても「渋柿」。ところが今年度入園した子どもたちなど、渋柿であることを知らない子どもたちは毎年赤く育った実を手に入れ食べることになります。念願の柿の実を手にし、大喜びの子どもたちは嬉しそうに一口かぶりつくのですが、一瞬と笑顔になり「あま~い!」とご満悦。ところが、しばらくすると普段の食事では味わうことのない渋さが口の中に広がるのでしょう、表情が曇り言葉を発することなく「・・・」。ところが、今日朝番担当だった主任のY先生と一緒に遊んでいた子どもたち数人が、例年のように柿を食べたものの渋さが平気だったのか「この子たち凄いんです。全然渋がらず『美味しい』って言って食べるんです」と目をまんまるにして驚いていました。ただ、渋柿を食べすぎると柿に含まれているタンニンの影響で便秘になってしまうことがあります。また、渋さを感じていても表現できない子どもたちもいることでしょう。便秘で困ってしまう子どもたちがでないよう、しばらくは気を付けて見ていかなければならない日が続きそうです。
さて、明日、スウェーデンからお客様がやってきます。そのため各クラススウェーデンの国旗の色に合わせて黄色と水色の旗を作ったり、黄色と水色の毛糸を使って作ったクモの巣編みを飾ったりとお迎え入れするための準備をしてくれていました。5歳児M組の子どもたちはあるサプライズのためバスに乗って近所のスーパーに買い物に出かけ必要な品々を買い求めてきました。突然大勢の子どもたちが買い物にやって来たのでお客さんも従業員の方々も「いったい何があったの?」といった表情でしたが子どもたちは、自分たちで買い物をしたという嬉しさから「ドヤ顔」をしていました。
さてさて、話は一転しますが、3時を過ぎたころだったでしょうか、5歳児のぞみ組のK君が嬉しそうに「園長先生、これあげる」と言いながらあるものを手にして職員室へやってきました。そのあるものを見て職員室にいた2歳児ほし組のN先生、栄養士のY先生と一緒に笑ってしまったのです。そのあるものとは、小さなビンに生けられた、この季節田んぼのあぜ道などに咲く「彼岸花」。彼岸花は毒を持つことや、お彼岸の時期に咲くことや墓地の近くで見かけることなどから忌み嫌われることもありますが、K君が僕のために摘んできてくれたと思うと嬉しくてなお可笑しくなり早速職員室の棚の上に飾りました。するとK君が帰り際また職員室へやって来て「園長先生さっきのどこにやった?」と聞くので、「そこに飾ってあるよ」と棚の方を指さすと納得したのか「ふ~ん」と言って帰って行きました。この彼岸花によって、何だか良いことがありそうな予感がします。
採用について
採用情報から各種文章まで、ご報告。