保育日誌
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柳の下のどじょう
2024/04/08
「柳の下のどじょう」とは、一度柳の木の下でどじょうを捕まえたからといって、いつも柳の木の下にどじょうがいるとは限らない。一度うまくいったからといって、同じやり方で何度もうまくいくとは限らない、たまたま幸運なことがあったからといって、いつも同じようにそれを得られるわけではないという意味で使われることわざです。ところが、保育園ではそのことわざは通用しないことが起きました。昨日の夕方のことです。4歳児あい組のK君が芋掘りを終えた園庭のサツマイモ畑を掘ってみると、K君の拳と同じくらいのサツマイモを掘り当てたのです。これにK君は驚きながらも大喜びで「ねえ園長先生見て!K、畑でおいも見つけた!」と興奮気味。そんなK君に「じゃあ、袋あげるからお家に持って帰っていいよ!」と声をかけビニール袋に掘ったおいもを入れてあげました。このK君の奇跡的な出来事に他の子どもたちが触発されたようで、「園長先生、スコップ貸して!」と言って朝から畑を掘り起こす子どもたちの姿が見られ、それが夕方、暗くなる頃も続き、今日も複数のさつまいもが掘り出されました。もちろん、八百屋さんやスーパーで売られているような立派なおいもではありませんが、子どもたちにとって宝物以外にありません。今朝K君のお母さんに「昨日のおいもどうなさいましたか?」とお聞きしたところ、「食べましたよ!おいしかったです」という返事が返ってきました。子どもの拳程度の大きさのさつまいもをみんなで分けて食べたとすると、口に入ったのは当然ほんのわずかだったはず。それでもおいしいと感じたというのであれば、今年のおいもは本当に美味しいのかも知れませんね。一方、3歳児の子どもたちは、そんな芋掘りをする子どもたちのことなど全く気にすることなく、園庭中央の太い丸太の穴に虫が出入りしているのを見つけたようで「園長先生ちょっと来て!ここに虫が入っていったから捕まえて」というのです。もし子どもたちが言うように虫が入っていったとしても、ひつじ組のA君が小枝で穴をつついているのですから捕まえるどころか、命が絶えていることは間違いありません。それでも穴から虫が出てくることを期待し必死に穴を見つめ、夢中で小枝で穴をつつき続ける子どもたちの目は輝いていました。
さて、今週一週間かけて、収穫感謝礼拝で集まった野菜や果物を近所の方々やお世話になっているところに届けに出かけました。今日、僕は5歳児のぞみ組の子どもたちをバスに乗せ、春に味噌づくりを指導してくださった、村田町のS味噌屋さんに出掛けてきました。その際、現在2階の倉庫で熟成中の味噌を見てもらうようにN先生が仕込んだ味噌を一つだけ持って行ったのですが、順調に育っているとお墨付きをいただきほっとしました。この調子で3月の卒園式まで更に熟成することを楽しみにしたいと思います。
素敵な贈り物!
2019/11/07
ネコが暖かいところや涼しいところを知っているように、暖炉に火が入るようになるとどこからやってくるのかランチルームや職員室を始め園舎内にハエが飛ぶようになります。きっとハエも外の寒さより暖かい室内が過ごしやすいこともありやってくるのでしょうが気になって仕方がありません。また、同様に寒さを凌ぐためなのでしょう、室内には入らない(入れない)ものの、網戸の隅にカメムシが動かずに止まっている様子も見られます。そして、今日の夕方、送迎用の車が通れるようにゲートを開けに行ったときのこと、今年初めて一匹の雪虫が飛んでいるのを見つけました。この雪虫が何度か飛ぶようになると平地でも「雪が降る」と聞いたことがあります。このような虫たちの行動や園庭の畑の白菜が見事に結球していること、ケヤキや桜が葉っぱがほとんど落とす様子からも、もう少しすると雪が降り出すということでしょう。そして、今月末にはクリスマスに向けて準備が始まっていくようになります。特に4・5歳児の担任の先生たちは兄弟・姉妹の関係上ペアクラスが必然的に決まっていることもあり、徐々に話し合いが始められているようです。
そんな折、広島県竹原市の聖愛幼稚園からクリスマスページェント(聖誕劇)の衣装が一式届きました。100年以上の歴史に幕を下ろし、昨年度をもって休園とした聖愛幼稚園で使っていた衣装は保護者の方々の手作りで、しかも、その保護者の中には自分も子ども時代に聖愛幼稚園で過ごしたという方がおられ、心を込めて作られた衣装だというのです。そんな大切な衣装を「とにかく大切に使ってくれるところに送りたい」ということで奥様と話し合い、洗濯・修繕までして送ってくださったのです。全国各地にキリスト教保育連盟に加盟する幼稚園・保育園・認定こども園がある中で、地元の中国地区、または関西地区ではなく、東北の地、その中でも第一光の子保育園に送ってくださったことが本当に光栄であり喜びです。一方で前述の通り、聖愛幼稚園(井原忠郷の作り上げてきた)の長い歴史と、様々な思いが込められて作られた衣装を引き継ぐプレッシャーと責任を感じずにはいられません。そんな思いを知る由もない子どもたちは、届いた大きな段ボール箱から出てくる、素敵な衣装を見て「凄〜い」「これは誰(どの役)の衣装?」「かっこいい」「僕はガブリエルやる!」と急にクリスマスモードに入っていました。今年のクリスマスはこれまでと違う衣装に身を包みクリスマスのメッセージを伝えてくれるであろう子どもたち、しっかりと井原ismを継承していきたいと思います。そして、今まで使ってきた衣装は、今年度初めてクリスマスページェントを行うものの衣装をどうしようか悩んでいた角田光の子保育園の子どもたちに使ってもらおうと思います。
時代錯誤!?
2019/11/06
今週はお天気が続いていて薪作りにはうってつけの毎日。そこで玉切りしたままになっていた丸太を割って乾燥させるべく作業をしていると、いつもの事ながら興味を持った子どもたちが「園長先生何してるの?」と近づいてきます。そこで、冬を迎える前に薪を作っていることを説明すると、納得したのか「ふ〜ん」と返事が返ってきて、割った薪をリヤカーに積む手伝いを始めてくれるのです。そんな子どもたちに「やってみる?」と聞いてみると、ビックリしながらも嬉しいようで「やるやる!」と目を輝かせ、何も言われないのに列を作って並び始めます。そこで、斧に手を添えて、一緒に割るのですが、3kgもある斧の重さに「重〜い」と驚いていました。今日、30分ほど子どもたちに手伝ってもらい割った薪は小さなリヤカー2台分、それを運ぶことまで手伝ってくれたことで仕事が捗りましたが、小さな子どもたちでも、アリや鉢たちのように大勢集まれば大きな力になることを再認識することができました。
さて、昨日に引き続き、今日は5歳児のぞみ組の子どもたちをバスに乗せて園舎の建築をしてくださった町内の工務店に野菜や果物を届けに行ってきました。専務を始め職員の方々が子どもたちを歓迎してくださったこともあり、緊張気味でしたが、しかりと挨拶をし、さんびかを歌い、カードもお渡しすることができました。ところが、その後、「何かお遊戯とか見せてくれない?」という急なリクエストが入りました。担任のR先生は歌のリクエストが入ることを想定し、数曲分の楽譜は準備していたようですが、想定外のリクエストに動揺した様子。それでもR先生が「パプリカなら踊れるんじゃない?!」と声をかけると子どもたちが、「そうだった!」といった表情い変わり、アカペラで歌いながら踊り、皆さんに喜んでいただき園に戻ってくると、4歳児あい組とはと組の子どもたちが楽しそうに園の山(崖)上りをしている真っ最中。それを見た多くの子どもたちから「いいなあ〜!上りたい!」との声が上がったこともあり、園庭ではなく崖上りに直行!そんなこともあり先に遊んでいた4歳児が圧倒されるほどでした。その崖上りに満足すると、今度はアスファルトの部分でリレーを始めることになったようですが、男の子たちが「円陣組むから集まって〜!」と肩に手を回しながら仲間を集めているのです。相手が誰かと言えば同じのぞみ組の女の子というのが可笑しいところですが、遊ぼう会の時のリレー以来、応援することや勝ち負けを意識するようになったことが感じられました。それにしても「円陣」なんて言葉、いつ・どこで・だれが覚えてきたのか驚きです。何はともあれ、前述の薪割りや薪運び、園内で崖のぼりができるとは時代錯誤な保育園なのかもしれませんね。
地域の文化・習慣
2019/11/05
今日は「収穫感謝礼拝」のために子どもたちが持ち寄ってくれた果物や野菜をホールに飾り、礼拝を守りました。礼拝後、僕は4歳児、はと組・あい組の子どもたちをバスに乗せて警察署と消防署に出かけてきました。いつもは警察署でパトカーや白バイを見せてもらうのですが、今日は消防署で消防自動車を見せてもらうことを担任の先生たちがお願いしていたこともあり、隊員の方が時間をかけてポンプ車を紹介してくれました。ここ数日、朝の気温が急に低くなってきたと思っていましたが、夕刊や夜のニュースで蔵王で平年より12日遅く初冠雪を観測したと伝えられていて納得しましたが、こんなニュースが伝えられると、これからほぼ毎日ランチルームの薪ストーブに火を入れなければならなくなります。しかし、これから空気が乾燥する季節になるので火事や火傷には細心の注意を払いながら、薪が底をつかないように頑張らないといけないことを再認識させられました。
宮城県と岩手県の限られた地域では火事から家を守るために、"火伏せの神"と言われる釜神様を台所のかまどの近くに飾る風習がありますが、沖縄では「水」という漢字に見える貝殻の形から「水字貝(スイジカイ)」と言われる貝があり、水を連想することから、火難避け・魔除けとして使われています。7年前、沖縄を訪れた時、昼食を取った食堂の近くの漁港で何も知らず見つけた(拾った)貝殻が、そのスイジガイで、沖縄では火事から守る習慣があることを案内してくれたタクシーの運転手さんに教えてもらって以来玄関に飾ってあります。そんなことを普段考えることなどなかったのですが、先日、真っ赤な火に包まれてしまった首里城を見た時、急に玄関のスイジガイを思い出すとともに、改めて火事の怖さを再認識させられました。首里城を訪れた時、スイジガイが飾られていた記憶は全くありません。きっと琉球王朝時代にはそのような習慣はなかったのでしょう。しかし、もし、首里城にもスイジガイが飾られていたら・・・。そんなことを考えてしまう数日です。
この時期になると・・・。
2019/11/01
今日は合同避難訓練の日。いつもであれば発災時間を職員会議で確認しておくのですが今回は午前中とは伝えてあるものの何時に発災しアナウンスが入るかは子どもたちにも先生たちにも伝えられていません。そのため、今日も子どもたちはいつもと変わることなく園庭で遊んでいましたが、10時30分、何の前触れもなく「地震です!地震です!」と言う主任のY先生の声が園舎内外に響きました。僕も子どもたちと同じように外に出て、砂場のところで2歳児ほし組の子どもたちに見守ってもらいながら竹を切っていたのですが、発災時間になっていたことを忘れるほど夢中で作業をしていたこともあり、Y先生の声に、子どもたち以上に思わず「うわあ」と声を出して反応してしまいました。そして「近くの先生のところに集まり〜」アナウンスが続きます。子どもたちはその指示に従い、遊びを中断し近くの先生たちのところに集まり頭を守りながらその場にしゃがみます。すると、今度は揺れが治ったことが伝えられ、中断していた遊びが再開します。ところが、程なくして、今度は地震によって火事が発生したため、隣接する体育館の駐車場のところにある桜の木まで逃げるようにと言うアナウンスが入ります。そのため、またしても遊びを中断し、桜の木を目指して避難することになるのですが、春先の避難訓練であれば泣き声があちこちから響いてきていましたが、この時期になると泣き声も響くことなく整然と避難できるようになり、成長を感じます。また、今日は災害時を想定し、給食もおにぎりと豚汁というメニューで5歳児はラップによそってもらったご飯を自分たちでおにぎりにして食べる経験をしましたが、それも特別感たっぷりで喜んで食べていました。一方、0歳児は普段食べている保育室からバルコニーにテーブルを移動し、日を浴びながら給食を食べて(食べさせてもらって)いましたが、ご飯粒や豚汁の具や汁が顔や手、服に付けながら美味しそうに食べていました。そんな子どもたちと日々一緒に食事をしている先生たちの苦労が伝わってきました。(感謝)
まさか!
2019/10/31
今朝起きて一番驚いたこと、それは沖縄のシンボル「首里城」が真っ赤な炎に包まれているという信じることができない衝撃的なニュースでした。燃え盛る火を目の前にしていてもどうすることもできず立ち尽くす住民たちが姿がこの事実の重大さ、悲しみ、喪失感を物語っていたように感じました。今後、現場検証などが進められ火事の原因が明らかになっていくのでしょうが、時間がかかっても青空に映えるあの朱色の建物が再建されることを願わずにいられません。
さて、今日は町内4つの保育所の5歳児の交流を図るため今年も「世代交流いきいきプラザ」で交流会が行われました。昨年は「ヒップホップ」を踊ることがテーマでしたが、今年は「リトミック」を行うとのこと。このテーマを聞いた時、大学時代、必修授業でリトミックをさせられた(させてもらった)時の嫌な思い出が蘇り、「まさか!?」あの時と同じように頭と体を動かすの?どうしよう!と思ったのですが、リトミックをする前に、素敵な絵本を二冊も読み聞かせてもらい、その後にはフルートの繊細な音色でミュージカルでお馴染みの「Tomorrow」と「パプリカ」を聞かせてもらいパプリカの時には踊り出すくらい大喜び!そして、ついに「リトミック」となったのですが、意外や意外、学生時代のそれとは全く違い、子どもたちでもできる内容に、実は心の中で「良かった」と思ったのでした。
このように、いきいきプラザでの交流を終え、のぞみ組の子どもたちをバスに乗せ保育園に戻る時、数人の女の子たちが「ねえ、園長先生、今日一緒に給食食べたい」と言うので「いいよ!じゃあ、R先生にお話しして『いいよ』って言われたらおいで」と返事をして子どもたちを降ろし、めぐみ組の子どもたちを迎えに行き、園に戻ったときには既にのぞみ組の子どもたちは給食を食べ始めていました。この調子だと今日は諦めたかと思いきや、僕が戻ってくるのを待つために、おかずのひじきを一本ずつ食べていたと言うのですから驚きでした。それでも半分くらいは食べ終わっていましたが、3人の子どもたちと一緒に職員室で給食を食べることができました。クラスのみんなと食べたほうがおいしいと思うのですが僕と一緒に食べたいと言ってもらえるとは嬉しい限りです。
長くなりましたが、朝方寒かったので暖炉に火を入れたのですが、日中思いの外気温が上がり、火が消えても寒く感じることはありませんでした。しかし、先生たちは子どもたちと一緒に焚きつけに使うための杉っ葉拾いに出かけてくれたようで、大きなゴミ袋に入れられた杉っ葉が暖炉の前に置かれていました。
※今日は多くの子どもたちと先生たち、そして数人の保護者の方が「おめでとうございます」と誕生日を祝ってくれましたが、めぐみ組のRちゃんが午後のおやつの頃、「園長先生はいあげる」と描いた絵を持って職員室へやってきました。その絵は今日を象徴するかのようにハロウィンに欠かせないカボチャなどが描かれていました。
深まりゆく秋
2019/10/30
春に植え、暑かった夏を乗り越え、ついに収穫の時期を迎えた0・1・2・3歳児クラスの畑のさつまいも。昨日の朝、そのさつまいもを収穫するために、数人の先生たちが子どもたちに手伝ってもらいながら伸びた蔓を刈り取りマルチシートを剥がしていました。どうやら、その後、すぐに芋掘りをしたようで、今朝、掘ったいもがカゴに入れられ医務室前のバルコニーに置かれていました。数年前には驚くほどの収穫がありましたが、今年は量も大きさもそれほどではなかったもののネズミやモグラの被害もなく収穫することができたさつまいも。これをみんなで分けるとなると、子どもたちの口に入るのは本当にわずかばかりのような気がしますが、それでも自分たちが植え、時に水をあげ、収穫したいもを食べた時、その味は格別なことでしょう。
さて、正門の近くに見事な巣を作り、獲物が掛かるのを待ち構えているジョロウグモたち、この頃、日によって朝の冷え込みが厳しくなってきたからなのか、動きが鈍くなってきたように思います。同様に子どもたちに見つかるものの、これまでは子どもたちを威嚇し逃げることができたカマキリも卵を産みその寿命を終える時期が来たのか動きが遅く簡単に捕まえられるようになり、今日は3歳児ひつじ組の子どもたちのおもちゃのようになっていました。また、玄関ロビーから見える積んである薪の上でカエルが動かずじ〜っと座っていました。今日も動くとTシャツでも大丈夫な位に気温が上がりましたが、これから寒さが増してきます。このカエルは間もなく冬眠の準備を始めることでしょう。
話は一転しますが、今日保育園では「防犯訓練」を行いました。多くの子どもたちがいつものように外で遊び始めた頃、不審者が侵入したことを想定し、子どもたちを驚かせたり怖がらせたりすることないように声をかけランチルームに入るようにしたのですが、普段の避難訓練のようにベルがなったり、マイクによるアナウンスがないのに園舎内に入らなければならないことが不思議に思ったのでしょう。「どうして?」「何かするの?」と聞いてくる子どもたちがいました。それでも混乱することなくランチルームに避難し、主任のY先生と僕とが何故、急に集まったのかを伝えましたが、子どもたちは真剣な表情で聞いてくれていました。実際にこのように避難するようなことが起きることがあってはなりませんが、何が起きるか分からない時代でもあります。尊い命を預かっているという自覚を持ち、非常時に対応できるよう保育をしていきたいと思います。
そんなことはない!
2019/10/29
今朝のことです。5歳児のぞみ組のK君が「ねえ、園長先生、W君ってダディ二人いるんだね!?昨日迎えにきてたもんね」と話しかけてきました。これを聞いてK君が何故こんなことを言ってきたかピンときました。それは、W君だけでなく、保育園の多くの子どもたちから「ダディ」と話しかけられるW君のお父さんが日本に遊びに来たお友達と一緒にW君をお迎えに来てくれたからなのです。ドイツ人の友達が以前、日本人と中国人と韓国人はみんな同じに見えると言っていましたが、僕も欧米人を見てもどこの国の方かなど分からないように、K君の目にはダディそっくりの人がいると感じたことを「ダディが二人いる」と表現したと思うのですが、それがとても面白くて、今朝W君を送ってきたダディ(お父さん)にK君が話していたことを伝えると、「そんなことはない!一人だけ」と言って笑っていました。現在ラグビーワールドカップが日本で開催されているため海外から大勢の外国人が来ていますが、来年、オリンピック・パラリンピックが行われるときには比較にならないくらいの外国人がやってくること間違いなし。そして、今、保育園にいる子どもたちが大人になった頃には身近に外国人がいることは自然なことになるでしょうが、その頃にはK君も外国人の違いを見分けられるようになっていることでしょう。
大きな課題
2019/10/28
日曜日の朝、県議会議員選挙の投票を済ませ、大河原教会で創立130周年記念の礼拝に参加した後、福島県穴原温泉を会場に一泊二日の日程で開催されたキリスト教保育連盟東北部会の代表者会に参加してきました。講師に牧師であり東北学院、立教、そして現在、静岡英和女学院中高の校長をなさっている先生をお迎えし、牧師と校長という立場から様々な経験を通したお話を伺いました。少子高齢化の影響は乳幼児施設にとどまらず、大学や中学高校にまで及んでいて、学生の確保が今後大きな課題であること、また、大人と子どもの考えや思いは違うということ、刷り込みや嘘は絶対にいけない。子どもの疑問を一緒に考える、最高のもの(本物)を与えるという、ごく当たり前のことの重要性を再認識させられました。また、リスク対応について、校長(責任者)がしなければならないことは、「スピード感」、「絶対に自分を守らない」、「嘘をつかない」、「言い訳をしない」、「相手と一緒に苦しむ」、「自分のスピードで動いてはいけない」だとおっしゃっていました。そして、講演の中でとても印象に残ったのは、「よく出来る経営者は遊ぶように仕事をする」という言葉でした。「遊ぶように仕事をする」それは、簡単そうで実はとても難しいことだと思いますが、先生はそれをいとも簡単になさっているような気がしました。そんな先生に少しでも近づくことができるように努力したいものです。
そして、今日は3人の先生方に教会と保育施設の関係や職員の意識、人材育成など発題いただき、それをもとに話し合いを行いました。そこで感じたことは、どの施設でも保育者の確保と人材育成、バテランの役割など共通の課題を抱えているということでした。この時期、新年度入園希望の保護者の方から園見学や入園に関する問い合わせが増えてきます。保護者・子どもたちから選ばれる園として存在していけるように、そして、ご希望があった場合それに応えられるよう頑張らなければ・・・。
さて、話は一転しますが、先日の台風で角田市でも被害を受けましたが、その角田市にあるキリスト教の幼稚園に被害の状況をお聞きしにいってきました。その途中、災害派遣のために活動している自衛隊の車両を見かけました。また田んぼの中に飼料用の草と思われるビニールで包まれた大きな塊がいくつも流れついているその光景は東日本大震災で被災した沿岸部を彷彿とさせるものでとても複雑でした。しかし、日が暮れ始め、園庭に置かれた車掌車に灯る黄色っぽい明かりを見ると何故だかほっとします。
食べられたら・・・。
2019/10/25
♪「きき きのこ きき きのこ ノコノコノコノコ あるいたりしない きき きのこ きき きのこ ノコノコ あるいたりしないけど 〜」の歌詞で子どもたちに人気のある「きのこ」。この季節にぴったりということもあり、あちこちの保育室から子どもたちの歌声が聞こえてきます。そして、歌詞の通り保育園のあちこちにきのこが出てきています。天気予報によると今日は午前中から雨が降るとのことだったため、雨が降り出す前に薪用に切ったままにして置いた丸太を昨日に引き続き雨が当たらない車掌車に運び込む作業をすることにしました。そこで数人の子どもたちに手伝ってもらい、一輪車に丸太を積み込む作業をしたのですが、その中になめこか天然のエノキのような一見美味しそうなきのこが育っている木がありました。また、車掌車に積み込む際、ステップにのぼる時に使っていた踏み台にも猿の腰掛けの種類と思われるきのこが育っていました。以前であれば子どもたちが自由に車両の中で遊んでいたので踏み台にきのこが育つ暇もなかったのでしょうが、ステップや車両内の床に空いた穴が大きくなったこともありしばらくcloseしていることがきのこたちにとっては育ちやすい環境になっていたのでしょう。もし、山育ちできのこに詳しい方であればこれらのきのこたちが食用か毒キノコかすぐに分かるのでしょうが、僕には到底判断できません。もちろん今日見つけたきのこを食べようとは思いませんでしたが、春、5歳児が仕込んで現在熟成中の味噌を使い季節のきのこできのこ汁を作って食べたらさぞかし美味しいだろうなあ!?そんなことを思いました。
ところで、先日お知らせしましたように、園に隣接するグランドが台風被害により出た被災ゴミの仮置き場として使われることになったため、お天気が良くてもグランドは使うことができなくなりました、そのため今日予定されていたサッカー教室も必然的に体育館か園庭かホールで行ってもらうことになりました。前述の通り、今日は雨の予報だったため、本来であれば体育館で行うのですが、ちょっとした確認不足があったようで体育館を使う方がいなかったにもかかわらず、本当に暫くぶりにホールで行ってもらうことになりました。ところが狭いながらもコーチたちはサッカーに限らず子どもたちが楽しく体を動かすメニューを提供してくれたこともあり満足そうにしていました。一方、皮肉なことに午前中から降るという予報だった雨が降らなかったこともあり、コーチも「これなら園庭でやればよかったですね」とおっしゃっていました。おそらく、今年度はグランドでのサッカー教室は無理でしょうから、今日のことを反省に次回はしっかり確認してもらいましょう。
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