保育日誌
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お見事 №2
2019/11/21
今日の午後は労務管理セミナーに出席し、働き方改革に伴う様々な話を聞いてきました。会場は仙台駅前のビルの30階、事務のOさんも参加してもらいましたが、僕が会場についたのは開始時間ギリギリになってしまったこともあり席はほぼ埋まっていて空いている席は一番前!当然そこに座ることになったのですが、司会の方が「では、早速◯◯先生にお話をしていただきましょう」と言ったと思ったら、僕の隣に座っていた方が立ち上がり演壇に向かって歩き出すのです。そうです、お隣に座っていた方こそ今日の講師の労務士の先生だったのです。テーマがテーマだけに硬い話だろうと覚悟していたのですが、レジメと資料集を使い、見事なテンポ、歯切れの良い話し方と分かりやすい例話・説明に眠くなることもなくとても勉強になりました。中でも印象に残ったのが「職務遂行能力」、「能力評価」の部分でした。日本では多くの企業(公務員を含む)・職場で職能資格制度(能力給)階級号俸表によって給与が支払われていますが、等級によって項目の数が変わり、また同じ項目であっても等級によって求められる内容に違いがあるということでした。そして、能力評価表を改めて見た時、自分が園長としてまだまだ勉強不足であることを痛感させられました。今日の資料を読み、しっかり勉強しなければ・・・。
さて、前述のように今日の会場は毎日通勤する際に通っている仙台駅前のビルの30階。一番前の席だったこともあり目の前にはガラス以外遮る物はなにもなく太平洋まで見渡せ、大型の船が水平線に消えていく様子や空港を飛び立った飛行機などが見えるのです。セミナーが終わってから市内を見下ろしながら写真を撮りましたが、幼いころ駅裏と呼ばれお寺ばかりだった仙台駅東口も開発が進み道路が拡張され沢山のビルが建築されていること、毎日通勤するために通っている道をいつも見上げているビルから見下ろすと何だか不思議に見えてなりませんでした。そして、鳥だったこんな見事な景色をいつでも自由に見下ろせるのかと思うと羨ましくて仕方がありませんでした。
お見事
2019/11/21
いつも軽トラックとバスの整備をお願いしている自動車屋さんのYさんが「園長先生、干し柿用の柿入りませんか?もし必要だったら持ってきますよ!」そうお声がけくださったので「じゃあ、お言葉に甘えて2〜30個頂きます」と返事をすると「何言ってるの!そんなレベルでなくもっと取ってくるから」とおっしゃるので「では・・・」とお返事をしておいたのですが、今朝バスのタイヤ交換のためにお見えになった時「先生、柿持ってきたよ」といただいたのは売り物になる見事な大きさの立派な柿がいっぱい入った段ボール二箱。そこで、朝の打ち合わせの際、「柿をいただいたので干し柿作りをするクラスがあればどうぞ」と伝えてもらったところ、早速、5歳児めぐみ組のN先生が子どもたちと一緒にピーラーを使って皮剥き作業に取り掛かり(仕上げはN先生がしていましたが)結構な数の柿を剥いていましたが、手を切ったりすることなく見事に皮を剥くことができるのは、お泊まり保育などこれまでの料理の経験が生きていることを感じました。
話は変わりますが、いつも凸凹している2歳児の保育室の近くの砂場の近くを通りかかった時、いつもと違い何だか規則正しい模様ができていることに気づきました。一体何が・・・?と思い見てみると、魚の型抜きを使って見事な魚の山が作られていました。誰が作ったのかしっかり見ていないので確証はできませんが、3歳児ひつじ組の子どもたちと一緒に代休代替のA先生と今週4日間観察実習に来ている学生さんの1人が、しばらくの間、しゃがみ込み何かをしていたので、作者はきっとひつじ組の子どもたちで間違いないでしょう。その魚の模様の山が、個人的にはナスカの地上絵に見ました。
水曜日はスイスイスイ⁉️
2019/11/20
園庭から見える蔵王、昨日までは雪化粧していなかった白石蔵王スキー場のゲレンデに雪が積もったことが今朝はっきりわかりました。夕刊や夜のニュースによると、青森や弘前、横手市、蔵王を越えた山形市でも雪が積もったことが伝えられていましたが、今日保育園に吹いた風の冷たさは蔵王から吹き下ろす風だったと思います。こんな様子から保育園に雪が舞うのも間も無くでしょう。一方、彩りがなくなってきたので冬を越す花の苗を買い求め園庭に植えようと思いながら実現できず時間が過ぎてしまっていますが、今日のような寒さを考えると時間的にリミットとなりそうで心配です。ところが、そんな彩りのない園庭に気付いてくださったのか、今朝、2歳児ほし組のS君のお母さんが綺麗なコスモスを持ってきて下さいました。これまでも紫陽花やひまわりなど季節のお花を届けてくださっているのですが、今朝いただいたコスモスをほし組の子どもたちが赤紫蘇が植えてあったタイヤの花壇に植えてくれたことで園庭が明るくなり子どもたちはもとより、ミツバチが早速寄ってきて蜜を集めていました。S君のお母さんありがとうございました。
さて、話が一転しますが、皆さん「ウンジャラゲ」と言う歌をご存知でしょうか?よほどご機嫌だったのでしょう、4歳児あい組のK君が「♪月曜日は ウンジャラゲ 火曜日は ハンジャラゲ 水曜日は スイスイスイ 木曜日は モーリモリ 金曜日は キンキラキン 土曜日は ギンギラギンのギンギラギンの ギンギラギンのギン 日曜日は ランラ ランラ ランラン!ウンジャラゲのハンジャラゲ スイスイスイのモーリモリ キンキラキンのギンギラギン ランラ ランランで一週間」と歌いながら僕のところにやってきました。1969年に発売されたというこの歌をK君が振り付け付きで口ずさんでいることにびっくりし「ねえK君どうしてこの歌知ってるの?」と聞いてみました。すると「お父さんに教えてもらった!」と言うのです。お父さんととは言えどどう考えてもこの曲がヒットした時には生まれていないはず。しかし、K君のお父さんの明るさを思い浮かべると妙に納得でき、二人で歌いながら踊っている姿とそんな2人の様子を苦笑いしながら見ているであろうお母さんの姿が目に浮かび可笑しくなりました。K君が今後も懐かしの曲を口ずさみながらやってきてくれることを期待したいと思います。そして、今日、とても楽しそうな子どもたちの姿を見ました。それは今日の夕方の保育の時間のこと、ランチルームの薪ストーブに薪を入れようとランチルームに行った際、1歳児そら組のRちゃんとK君がままごとで使うボールを被って嬉しそうにしているのです。一体何をしているのかと思いきや遅番を担当してくれていたひかり組のM先生が「お誕生日ごっこしているんです」と教えてくれました。そうです、ままごと用のボールは2人にとって素敵な冠そのものだったのです。しかし、大変失礼な表現ですが、僕にはユダヤ人が被る帽子か西遊記に登場する沙悟浄のように見えてなりませんでした。そんなことを知る由もない2人、冠(ボール)を被りご満悦でした。
嬉しそう!
2019/11/19
結構な風が吹く中、5歳児めぐみ組のR君が何かを入れた大きなゴミ袋をサンタクロースのように担いで園庭を歩いています。きっと先日掘ってきた❝さつまいも❞を使ってやきいも作りをするために落ち葉を集めてきたのだろうと思い「R君何運んでるの?」と聞いてみました。すると、わざわざ僕のところまで近づいてきて袋を見せながら嬉しそうに「えっ!? 木の枝とか燃えそうなもの!」と教えてくれたので「そっか、やきいもするんだ!?」と話すと「違うよ!ご飯炊くの!」と言うのです。どうやら、やきいも作りより先に、田植えや稲刈りでお世話になった田んぼの先生(Hさん)が以前届けて下さった❝ひとめぼれ❞を21日木曜日炊いて食べるために必要な燃料を確保していたというのです。確かにR君が担いでいる透き通った袋の中にはご飯を炊くのに手頃な枝や木の皮が入っているのがわかりました。こんなことが出来るのも、暑い夏、お泊り保育でご飯を炊いた経験から、どんな枝がぴったりか(必要か)理解していること、そして、どれだけご飯炊きが楽しみなのかが表情から伝わってきました。ところが、Hさんのスケジュールが変更になり、ご飯炊きは来週に延期になったとのこと・・・。それでも嬉しいことは楽しみにしながら待つことができることと思いますし、来週までもう少し燃料集めが出来るとポジティブに考えてくれることでしょう。
話は一転しますが、今日の午後のおやつは「豆腐入りごま団子」でした。僕も検食でいただきましたが、豆腐が入っていることがわからないもののとても柔らかく美味しく食べることができました。子どもたちの多くがお団子が好きなのでしょう。お皿に配膳された団子をあっという間に食べ終え、嬉しそうにお代わりをしていた3歳児ひつじ組のA君のひげが生えたような口元が、いかにおやつが美味しかったかを物語っていました。
冬への備え
2019/11/18
11月も半ばを過ぎ、朝夕の寒さや日の短さからクリスマスや冬が駆け足で近づいてきていることを実感させられます。今日の礼拝では、イエスさまが誕生する前に誕生した洗礼者ヨハネについてM先生にお話をしていただきましたが、来週の礼拝からいよいよクリスマスの出来事について触れるようになり、園全体が一気にクリスマスモードに入っていきます。そして、子どもたちはワクワク、先生たちは緊張や不安でドキドキの毎日が続くようになります。そんなクリスマスや冬を迎える前に、やらなければならないこと、その一つが、園バスと軽トラックを冬用タイヤに交換することです。軽トラックであれば数十分もあれば交換できますが、バスはそうはいかないこともあり、結局二台とも自動車屋さんにお願いして交換しています。今朝そのタイヤを軽トラックに載せる作業をしていると、寒さから身を守るためなのでしょうタイヤを重ねて置いたところに驚くほどの数のカマドウマが密集しているではありませんか!これには一瞬「ドキッ」としましたが、寒くともジャンパーなど暖かいものを着るわけでもないのにしっかりと生きている虫たちの生命力に驚かせられます。
さて、今日2歳児ほし組の子どもたちは干柿づくりをするため担任のN先生が園庭の柿の木に登り(見ている僕はドキドキでしたが)実を収穫していました。昔は冬の保存食として干柿づくりをする家庭が多くあったでしょうが、最近では家庭で干し柿作りなどすることなどほとんどないでしょう。そんなこともあり興味津々の子どもたちが木の下で収穫した実を入れるカゴを持ちお手伝いしていました。台風19号で被害に遭った丸森町は「干柿」や「へそ大根」が特産品ですが、今年は干柿づくりどころではないのかも知れません。そして、へそ大根用の大根も収穫できるのかどうか心配です。もし、例年通り作ることが出来たならば、復興の力になれるよう買い求めなければ・・・。
おバカさん!?
2019/11/15
保育園には子どもたちの外遊びに欠かすことのない乗り物の玩具があります。その中でも人気があるのがたった一台のペダルカーですが、その次に人気があるのが三輪車でしょうか?その三輪車も一般的なものだけでなく2人乗りできるものなど1人だけでなく誰かと一緒に遊ぶことができるなど数種類の三輪車があり、その他にも、砂や砂場で遊ぶ遊具を運んだりできるようなカートがあります。その多くがJ社(保育業者)の製品なのですが、製品の規格が基本的に共通しているらしく、その特性を生かし、子どもたちの発想で三輪車にカートをつなげるなどして、遊びに必要な品々を載せて走る姿をしょっちゅう見ていました。その工夫・発想が更に磨きがかかり、今日は5歳児のぞみ組のR君、T君、M君が三輪車の後ろに連結させたカートに乗り込み三輪車とカートを押して結構なスピードで園庭を周回して遊んでいるのです。その様子を丸太に上って遊んでいた3歳児てんし組のS君とR君が目をまん丸にして(驚き・呆れ・憧れ)見ていました。運転手、搭乗者、押す係を順番に交代しながら大笑いして園庭を爆走する3人の姿を見ていて「なんてバカなことをしているのだろう?!」と大笑いしましたが、この創意工夫は「バカ」ではなく「利口」そのもの!こんなことを許している園は少ないのかもしれませんが、今後どんなことを発見し、遊びを展開していってくれるか期待しようと思います。
さて、仙台の冬の風物詩となっている、年末の「光のページェント」に向けて定禅寺通りのケヤキに照明が取り付けられたことがニュースで伝えられていましたが、今日、退勤する時、大河原駅前の広場の木々に取り付けられたピンク色の電飾が光っていていました。こんな様子を見ると、否応なしに今年も残り少しになっていることを感じさせられます。
変化
2019/11/14
このところ急に寒くなってきたこともあり、園庭の桜やケヤキをはじめ、落葉樹のほとんどが一気に葉を落とし、オレンジから朱色に熟した、柿の木の実と黄色く色づいたイチョウの葉だけが、色彩がなくなりつつある園庭でとても目立つようになりました。そんな中で遊ぶ子どもたちは自分の吐く息が白く見える様になった不思議さに気づき、空に向けて息を吐いては「園長先生、煙が見える!」と嬉しそうに見せてくれます。そして、こんな風に季節が変化すると遊びも変わり、遊ぼう会前後はリレーに明け暮れていた5歳時のぞみ組の子どもたちは今朝、担任のN先生に「マラソンしよう!」と声をかけ、園庭をぐるぐる走っていました。ところが、そのスピードはマラソンではあり得ない速さということもあり長くは続きませんでしたが、子どもたちが誰から指示されることなく季節の変化に応じてリレーからマラソンに遊びを変化させることができていることに驚きます。そうかと思えば、3歳児の子どもたちの言葉(会話)の変化(発達)に驚かされます。昨日の朝、いつもの様に太鼓橋やそこにぶら下げてあるロープで遊んでいた数人の女の子たちが「あのさあ、女の子にはないけど、男の子にはチンチンが生えてるんだよね!?」と驚く様な会話をしているところに、薪運びを終えて4歳児はと組の2人のK君と通りかかった時「ねえ、園長先生、園長先生たちもチンチン生えてるでしょ?」と話しかけられました。あまりに突然、しかもストレートな質問に笑いそうになりながら「生えてるんじゃなくて、ついてるの!」と良いか悪いか分からない返事をしたものの「今の答えで良かったのかなあ?」と考えながら通り過ぎました。しかし、彼女たちなりに男の子と女の子の身体の作りの違いに気づきはじめているそんな時に「そんなこと言わないの!」と答えるのではなく、幼い時に「そうだよ」と答えてあげることが必要なのではないでしょうか?この様に子どもたちの会話は本当に面白いものですが、第一光の子保育園では保育を終えた先生たちが職員室でその日の出来事や笑い話に花を咲かせることがよくあります。今日も2歳児ほし組のN先生が、働く車好きのA君とH君がトラクターやコンバインはヤ◯マーがいいか、ク○タがいいかや、サツマイモを収穫した畑で別な野菜を育てようと土を耕していたことを話してくれて大笑いをしたのですが。そんな時間に僕も一緒にいられることが嬉しくて楽しくて仕方がなく幸せを感じます。こんな時間が変化することなくこれからも続きます様に願うものです。そうそう、昨日、ガレージ作りをしていた5歳児たち、今日も引き続き遊んでいましたが、ガレージを秘密基地に変化させて遊んでいました。さて明日はどんな風に変わっていく(変えていく)のやら・・・。
創意工夫
2019/11/13
保育園の子どもたちの姿を見ていると、何をするにも本当によく考え、創意工夫して遊んでいることがわかります。昨日も園庭中央のケヤキの木のところで3歳児T組のFちゃんとYちゃんが何やら楽しそうに遊んでいるので、遊びが中断することがないように、そ〜っと近づき何をしているのか見てみました。すると、Yちゃんが髪ゴムを使いFちゃんの髪を一生懸命に結んであげる真っ最中。ところが普段は結んでもらっても結んであげることはないであろうYちゃん、ましてやFちゃんの髪が子どもが結ぶには少々短い様で、「Fちゃんの髪短いから難しい!」と弱音を吐きながら何度も挑戦していました。そんな時、僕が近くにいることに気づき恥ずかしくなったらしく、せっかくの美容室ごっこ!?はお終いになってしまいましたが、その様子はまるでお母さんが子どもの髪を結ぶ姿そのものでした。また、今朝は5歳児めぐみ組の数人の男の子たちがクライミングウォールの下の三角形の空間部分にスコップで器用に穴を掘り、そこへ手頃な太さ・長さの杉の枝を立ててガレージらしきスペースを作りペダルカーなど数台の乗り物を駐車させているのです。これまでも砂場に穴を掘り角材や枝を立てたり、車掌車の隣にある砦の様な建物に屋根を作ろうとしていたことが、今日のガレージ作りにつながっているのだと思いますが、そのイメージづくりに感心させられます。これからもこんな風に子どもたちの想像力が発揮できる様な環境づくりをしたいものです。
さて、話は一転しますが、今日は嘱託医のI先生にいらしていただき歯科健診をしていただきました。今年度二度目と言うことや、普段から先生のところに通っている子どもたちも多いこと、そして、一般的な歯科健診ではピカピカ光る銀色の器具を使いますが、I先生は子どもたちが怖がることがない様に基本的に器具を使わないらしく、そこことで子どもたちが緊張ないのか、診察してもらってる部屋から泣き声が聞こえてこないことに驚かされました。診察後、職員室でお茶を飲んでいただきながら、診断結果を聞かせてもらいました。近年、保護者の方々の虫歯に対する意識の高まりもあり、虫歯の子どもたちは減ったことにより、虫歯があるお子さんが目立つ様になりました。大河原町は18歳まで医療費が無料なので、ぜひ虫歯が悪化することがない様に診療すべきとおっしゃっていました。担任の先生は食後に仕上げ磨きをしてくれていますし、栄養士のY先生も歯は健康を保つためにとても大切なものであることを健康保育等で子どもたちに伝えてくれています。保育園の子どもたち全員が虫歯ゼロになることを目指したいものです。
嘘のよう
2019/11/12
記録的豪雨により各地に大きな被害をもたらした台風19号から1ヶ月、いつものように出勤しましたが、蔵王の裾野にきれいな虹が出ていることに気づきました。いつもならばあっという間に消えてしまう虹ですが、今日は一時間以上消えることなく、時間の経過とともに裾野から山頂へ移動していました。そんな虹を見ていると1ヶ月前のあの日の天気が信じられませんでした。あの雨によって春にサツマイモの苗を植えさせてもらった柴田農林高等学校の畑も全て水に浸かってしまったこともあり、今年の芋掘りは断念しなければならないと思っていました。ところが、担任の先生に問い合わせをしてもらったところ、特別問題はないので、もし、保育園で芋掘りをしたいと言うのであれば例年通り対応してくださるとのことだったので、保護者の方々に了解を得て例年通り芋掘りを行うことにしました。そして、それが偶然にも台風19号から1ヶ月の今日でした。子どもたちは春に植えた苗がどのように育っているか楽しみで仕方がなく掘る気満々!そんな子どもたちの思いを叶えてくれるようにサツマイモが育っていてくれることを祈りながらも、心のどこかで心配な思いを抱えバスを畑に走らせました。ところが、畑が水に浸かったことが嘘のようにネギをはじめ様々な野菜が例年と何も変わることなく育っているのです。そして、子どもたちが植えさせてもらったサツマイモの畑は芋を掘りやすいように学生たちの手により蔓が刈り取られマルチシートが剥がされていて、掘り方を教えてもらった後、早速作業に取り掛かりましたが、長靴の中で野菜が育てられるのでは?と思うぐらい長靴の中を泥だらけにして掘る子どもたちが見られました。そんなことからも、今日芋掘りができて良かったと思っています。その一方で、ネギをはじめ白菜などは処分することになるそうです。例年、この時期になると収穫した野菜をリヤカーや一輪車に載せて学生たちが町内に販売に出かける姿・様子が町内の風物詩のようで素敵だなあと思っていたのですが、それが見られなくなってしまったことが残念です。しかし、これまで何ヶ月も手入れを続けてきた学生と先生方はざぞかし残念(無念)でならないと思いますが、それも自然の姿。良き学びになってくれることと思います。
願いと祈り
2019/11/11
日本では11月になると古くからの行事の一つである「七五三」が行われる時期ですが、教会でも神さまに子どもたちの健康を感謝し、また、これからの成長をお祈りする「子ども祝福式」という礼拝が守られます。昨日は大河原教会でも合同礼拝・子ども祝福式の礼拝が行われ、第一・第二光の子保育園の子どもたち・先生たちが教会員の方々と一緒に礼拝を守りました。そして、今日は保育園でも祝福式礼拝を守り、0・1・2・3歳児はホールで、4・5歳児は教会まで出かけ、大河原教会の牧師であり、光の子児童福祉会の理事長、第二光の子保育園の園長からお話を聞かせていただきました。当初の予定では、4・5歳児はクリスマスページェントでペアを組むクラス同士で手をつなぎ、教会まで歩く予定でしたが、天気予報で午後から降り出すといっていた雨が早い段階から降り出したこともあり、バスでクラスごとにピストン輸送(移動)となりました。しかし、子どもたちにとって暖かいバスに乗っての移動は快適そのものということもあり興奮気味。しかも、時間的余裕もできたこともあり、普段行く(見る)ことのない、教会の2階も見学することもでき大喜び!しかし、いざ礼拝が始まると本当に静かに聖書の話に耳を傾けることができ、その後、平塚先生が大きな手で一人一人の頭に手をのせて、子どもたちの成長を祈ってくださいました。今月末には間違いなくあちこちのクラスからクリスマスの讃美歌が響くようになると思いますが、今日の子どもたちの成長した姿を見ると素敵なクリスマスページェントを作り上げてくれることを確信し、今から楽しみで仕方がありません。
一方、今日11月11日は東日本大震災から8年8ヶ月、104回目の月命日です。保育園に隣接するグランドには先日の台風19号によって被害を受けた様々なものが運び込まれ、処分されたものの数や積み上げられた山が大きくなっていることを実感します。あの台風がなければ、このような光景は見ることもなく、置かれている品々もゴミではなく大切な家財道具だったはずです。連日運び込まれ、また運び出されていくゴミが全てなくなり、元通りのグランドになるのは新年度になる様ですが、被害の大きかった丸森町や大郷町、長野市などは、比較にならないような状況が続いていることでしょう。これから益々寒さが厳しくなっていきます。被災された方々が気落ちすることなく前を向いて生活していくことができるように祈り、出来ることなら、丸森の子どもたちを園にお招きし、一緒に過ごしたり、炊き出しに出かけたりできるといいのですが・・・。
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