社会福祉法人 光の子児童福祉会

保育日誌

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徐々に

2020/01/27

中国武漢市で発生した新型コロナウィルスによる肺炎で感染者が徐々に世界へ広がりつつあり、中国政府は今日から海外への団体旅行を禁止しました。新聞によると、この新型コロナウィルスは感染力がやや増加していると言います。また、潜伏期間にも幅があるなど、まだまだ解明されていないこともあるようですが、感染が広がらないことを願うものです。この時期、保育園では毎年インフルエンザに感染し保育園を休まざるを得なくなる子どもたちがいるのですが、幸いなことに今年は目立った流行はなく、今日インフルエンザでお休みしたのは先週からお休みしている子ども1人に今日になって先生が1人増えただけです。しかし、今週は明日から天気が崩れるとの予報が出ているため、否応なしに園舎内で過ごす時間が増えてしまいます。それがきっかけで体調を崩す子どもたちが増えないといいのですが・・・。
 さて、先日4歳児あい組のK君の歯が抜けた時の様子をお伝えしましたが、ここにきてあい組みだけでなく、はと組の子どもたちの乳歯も次々グラグラし始めているようで、担任のM先生が糸を使って抜いてあげるなどしています。それがきっかけなのか、はと組のSちゃんが「園長先生、Sのこの歯、グラグラし始めてるんだよ」と自慢げに教えてくれました。確かに少し揺れ始めていましたが、今日の様子では抜けるにはまだもう少し時間を要しそうな感じがしました。入園当初何をするにも慎重だったSちゃんが歯が抜けることをこんな風に楽しみにしている様子から改めて成長を感じます。成長といえば2歳児つき組の子どもたちが来週の節分に向けて先週から鬼の面作りをしていたのですが、個性豊かな作品ができ上がったようです。先週YちゃんとK君が自慢気に見せてくれましたが、何とも可愛らしく優しそうなお面でした。

持論時論

2020/01/24

今朝の河北新報7面に、前大河原町教育長の斎先生が書かれた「教員の働き方改革」に関する投稿が掲載されています。これまで町内の小学校長や乳幼児施設の所長・園長が集まる「幼保小連絡会」の席で斎先生とご一緒する機会がありました。その度、素敵な先生だなあと思っていたのですが、教員の「働き方改革」は成果を見ることができなかったことを申し訳なく思いペンを執ったという投稿を読み、先生のお人柄を再認識・再確認し、思った通りの先生なんだと思った次第です。そして、この働き方改革の課題は学校に限らず、我々保育研場においても同様であることを感じずにはいられません。もし可能なら斎先生に保育園にいらしていただき、保育現場の実態、小学校との違いをご覧いただき、お話ししていただきたいそう思いました。

見たい!見せたい!

2020/01/24

今日は5歳児にとって保育園生活最後の保育参観の日でした。子どもたちはこの日を楽しみに話し合いを重ね、「あんなこと」や「こんなこと」をしたい、「見せたい」「見てもらいたい」とプログラムを考えていたこともありホールや保育室、園庭で嬉しそうに過ごしていました。参加してくださった保護者の皆さんも子どもたちの思いを受けとめて下さり、ご自分のお子さんの成長を喜ぶだけでなく、クラスのお子さんの成長に目を向け自分の子どものように喜び合い、応援したり励ましてくれたりしていました。また、これまでの園生活の思い出やお子さんの成長が走馬灯の様に巡ったのでしょう、子どもたちの歌声に涙を流す方もいたようです。そんな保護者の方々と一緒に過ごす子どもたちの様子を見て感じたことは、どちらのクラスの子どもたちも一人ひとりが心身ともに個性豊かでたくましく育ってくれた・育っていることでした。長い子どもは6年間もの長い間、短い子どもたちは1年間という短い時間保育園に通ってくれましたが、その間、担任はもちろん沢山の先生たちが子どもたちの気持ちや行動に寄り添ってくれた結果が今日の子どもたちの姿に表れているように思います。これから卒園式まで1ヶ月以上あるので更なる成長、思い出を作りができるよう関わり、喜んで小学校へ就学してもらえるように過ごしていきたいものです。 
 さて、子どもたちがクラスでクッキングする際、時々買い物に出掛ける大河原駅の近くのスーパーマーケットの近くにあった自動車整備工場が取り壊され更地になったと思ったら、先週からショベルカーやブルドーザーなどの重機が運び込まれ整地作業が始められました。その中には見たこともない大きな重機が地ならしをしていたのですが、その様子を見て保育園にいる多くの「働く車好き」の子どもたちの顔が頭に浮かび「ここに連れてきてあげたら喜ぶだろうなあ」「見せてあげたいなあ」そう思いました。しかし、人力で作業していたら何日もかかるであろう作業が重機で行うと1週間もかからずあっという間に平らになり、見せたい!と思った重機は既になくなっていました。ある先生からの情報によるとここにはコンビニができるのだとか・・・。もし今後見慣れない重機が活躍するようなことがあれば子どもたちをバスに乗せ見にいきたいと思います。

あったか!

2020/01/23

数日前のことです。3歳児ひつじ組のM先生が「園長先生、金曜日K先生のお誕生日なのですが、子どもたちと一緒にお祝いしに行きたいのですがどうですか?」と声をかけられました。K先生は悩みに悩んだ末、年度途中で退職することになってしまったのですが、もし、退職することなく一緒に働いていたならば給食の時間にみんなで「♪Happy –Birthday」を歌い、お祝いしていたと思います。M先生はそんなK先生の誕生日を忘れることなく子どもたちに伝え、一緒にお祝いしに行くことを提案してくれたようなのですが、子どもたちは当然その提案を大喜びで受け入れお手紙を届けにいくことが実現することとなりました。昨日からこの日を楽しみにしていたA君を筆頭に子どもたちは嬉しくて朝から落ち着かなかった様子。ところが、いつもなら園庭にいる園長が今日に限って軽トラで薪運びをしていていないことに心配し探し回っていたというのですから何とも可愛らしい限りです。出発時間になり、バスが走り出すとニコニコしながら「バスっていいね」と会話を交わし大喜び。そして、ついに念願のK先生とご対面となった時、子どもたちは嬉しいものの久しぶりだったということもあるのでしょう。どう接するべきか考えていたのか、少し間があってからK先生の腕の中へ飛び込んで行きました。こんな子どもたちの様子にK先生も感激したのか涙を浮かべていましたが、M先生の配慮、子どもたちの喜ぶ姿、そして突然の訪問を快く受け入れてくれたK先生を思うと胸が熱くなりました。子どもたちはプレゼントの絵やお手紙を渡し、反対にプレゼントをもらうと満足したのか「またね!」と挨拶を交わしバスに乗り込み園に戻ることになりましたが、途中、園庭にはない遊具、園庭のケヤキをは比較にならない見事なケヤキの木のある公園で遊ぶこともできたので今日は大満足だったことでしょう。プレゼントの絵といえば、今朝、角田光の子保育園のあい組の子どもたちから、「クリスマスの時、衣装を貸してくれてありがとう」という思いが込められた大きなお手紙が届きました。ほんのわずかな交流しかできていないにも関わらず、こんな風な素敵なメッセージが届けられほっこりしました。
 さて、この1週間は連日何かしらのハプニングが起きているのですが、ひつじ組の子どもたちと公園で遊び園に戻ってから第二光の子保育園に出かけなければならなかったのですが、玄関を出た時、右足に何か温かさを感じました。その温かさは幼い時、お漏らしをして慌てて飛び起きた時か抱っこしていた赤ちゃんに漏らされた(かけられた)おしっこの温もりの様な感覚なのです。突然の出来事に一体何が起きたのか全く理解できず、遂にお漏らしをしたことに気づかなくなってしまったのかなどが頭の中を駆け巡りました。しかし、粗相をしたのではないことは確信できたので何が原因で温かさを感じているのか冷静に考えました。原因はリュックの中に入れてあったボトルから暖かい紅茶がこぼれ出し、カバンから溢れズボンに伝っていたことでした。幸いお尻の部分は濡れることは免れたため、粗相した様には思われないことに胸を撫で下ろしたのですが、リュックの中に入れたあった書類やノート、それを入れていた布製のバッグが紅茶で染まってしまうことになってしまいました。以前も同じ様なことがあったので、今度からはカバンに入れる前に漏れないかどうかしっかり確認しようと思いました。

今日の様子

2020/01/22

園庭からフェンス越しに放り投げられていた「おもちゃ」。放射冷却現象で冷え込んだ今朝の保育園、蔵王がくっきり見えました。寒さのせいか、いつもなら8時頃には園庭で遊び始める子どもたちが、8時半頃になっても出てくる様子もなくとても静かでした。今日の「お話の部屋」は0歳児クラスでしたが、お話を聞かせてくださるKさんが蝋梅を持ってきてくださりました。そのお陰で玄関ロビーは一足早く春の到来といった雰囲気です。
仙台駅に貼られている、常磐線前線運転再開のポスター。

素敵!

2020/01/22

昨日、卒園記念品として設置していただいた「第一光の子保育園」の看板を少しでも早く見たくて、放射冷却で冷え込んだ中、今朝はいつも以上にワクワクして出勤しました。出勤後、いつものようにメールや連絡が書かれているノートの確認をしている時、昨日作業を確認して下さった保護者代表のOさんが「園長先生、おはようございます。すごくいい看板ができました。本当によかったです。」と興奮気味に教えて下さったこともあり、一層どんな出来なのか一刻も早く見たくて早々にチェックを終え、設置された様子を見に園庭にでました。これまでペーパーベースで完成のイメージを確認させていただいていましたが、実際に取り付けられたそれは、大きさも、子どもたちの手形で出来た木も、2年前の夏祭りの際、保育園のキャラクターとして決定した「ひかりん」と大河原町観光キャラクター「さくらっきー」のコラボ、遠くからでも一目瞭然の第一光の子保育園の文字など全てが素敵な卒園記念品であることを実感しました。園の外から看板をみに行った時、この看板のおかげで、第一光の子保育園ここにあり!と発信することができるようになり多くの方々に園の存在が伝わることを確信し嬉しくなった一方、フェンスの外に砂遊びなどで使うシャベルや缶ポックリなど、驚くほどのおもちゃが放り投げられていることに気づきショックを受けました。子どもたちがふざけて放り投げたのだと思いますが、大人の責任として、「いけないことはいけない」ということを伝えつつ、子どもたちの言動にしっかりと目と手と心をかけていかなければと思わされました。何はともあれ、のぞみ組、めぐみ組の保護者の皆さんはもちろんのこと、その他のクラスの皆さんもぜひ近くで卒園記念品をご覧になってみてください。
 さて、多くの方が新聞やニュースなどでご存知かと思いますが、東日本大震災による津波の影響で東京電力福島第一原子力発電所が爆発事故を起こして以降、住むことも立ち入ることもできなかった地域の除染が進み、事故から9年経つ3月14日に常磐線が全線運転再開されます。常磐線が主に発着する仙台駅5番、6番線ホームの階段やエスカレーター付近にはポスターが貼られ、2階コンコースにはチラシが置かれています。東京オリンピック開催に合わせ、再開したということもあるのかと思いますが、これから大人になっていく子どもたちの安心・安全を守り、健康に育っていけるような環境を作っていくことが大人の責任でしょう。

まだまだ!?いや、もうすぐ!?

2020/01/21

今朝は曇り空が明るくなり陽が射し始めたかと思いきや、急に陽が陰り何度となく雪が降り出すような天気でした。大人(僕だけ?)には吹く風も冷たく寒ささえ感じました。ところが、子どもたちにとっては天から降ってくる宝物以外の何ものでもなく、池の鯉が大きく口を開き競って餌を食べるかのように空に向かって口を開き走り回る子や雪が降ってくるのを直立不動で待っている子など大喜びしていました。その雪も積もることなどなくあっという間に止み雪遊びを楽しむことは不可能でしたが、2歳児ほし組の子どもたちは、ほとんどのクラスが保育室へ戻っても、給食の時間になるころまで築山で遊んだり、A先生と水を入れたボトルにさざんかの花びらを入れたり外遊びを満喫していました。しかし、暦の上では昨日が「大寒」だったこともあり、今後雪が降る日がまだまだあることでしょう。それでも園庭の木の根元には早くもフキノトウが芽を出し始めています。まだまだ先の春はもうすぐなのかも知れません。
 さて、夕方お子さんをお迎えにお見えになった多くの方がお気づきになったかと思いますが、園庭西側のフェンスに「第一光の子保育園」という園名(看板)が取り付けられました。この看板は3月に保育園を卒園していく、のぞみ組、めぐみ組の保護者の方々が卒園記念品として園に残して下さった宝物です。卒園などまだまだだと思っていても、卒園記念品が設置されると、否応なしにもうすぐであることを痛感させられます。それでも園が小高いところにあることもあり、初めて保育園にお見えになった方が「建物は気になっていたのですが保育園だとは思いませんでした」とおっしゃる方がこれまでいましたが、この看板によって多くの方々に園の存在が伝わることでしょう。この看板、園庭側には卒園児の手形による木も形作られています。あいにく僕が午後からキリスト教保育連盟の役員会に参加しなければならなかったので、まだ見ていないこともあり明日の朝が楽しみでなりません。卒園児の保護者の皆さんだけでなく送迎の際にでもぜひご覧になってください。そして、この記念品が雨風や子どもたちのいたずらによって汚れたり壊れたりすることないよう大切にしていきたいと思います。
 こんなことを書いても仕方がないのですが、今日暖炉に薪を入れていた時、木製の柵に頭のテッペンを思い切り強打しました。結構な痛さを感じたものの出血している様子もなかったので冷やすこともなくそのままにしていたのですが、気づけば頭頂部にたんこぶができているではありませんか。何十年ぶりかわからないほど久しぶりにできたたんこぶに自分でも笑ってしまったのですが、やることなすこと全てがまだまだ子どもということなか、空間認識が怪しくなってきている証拠でもうすぐお払い箱ということなのかも知れません。

下の前歯が抜けちゃった

2020/01/20

今朝いつものように外の掃き掃除をしている時、掲示板版に4歳児あい組のS先生が「大人への一歩!!おめでとう」とタイトルが付けられたK君の歯が抜けた様子を書いた用紙が貼られていることに気付きました。その文章を読むと、K君のクールな受け答えと取り巻きの子どもたちが歯が抜けた跡を驚きと憧れをもって見ている姿が映像として(手に取るように)思い浮かび思わず笑みがこぼれました。何歳ころだったかはっきりと覚えていませんが、自分が幼いころ(おそらく小学校入学頃かそれ以降)乳歯がグラグラし始めたとき、その違和感が気になって仕方がなく、ペンチを持ち出し自分で抜こうとした(実際に抜いたような・・・)記憶があります。そんな僕と比較すると、K君を始め、この頃の子どもたちの歯が抜け変わる時期・年齢が年々早くなって来ているように思います。保育者として現役で働いていた時、5歳児の担任をしているとき、子どもたちと「下の前歯がぬけちゃった」という童謡を歌っていましたが、その歌詞の中に「3年と8ヶ月、一緒に暮らした仲だったのに~」という歌詞が出てきます。歯が生え始めるのが1歳ころだとすると、3年8ヶ月プラス1歳、要するに4歳8か月となるはず。そう考えるとK君の抜け変わりの時期はぴったりなのかも知れません。ちなみに、20世紀はじめ、オーストリアの哲学者・神秘思想家ルドルフ・ シュタイナーが提唱し、ドイツで誕生し、その後注目された「シュタイナー教育」では、人間は7年ごとに成長の節目を迎えると考えられていて、歯が抜け変わるのは7歳ころと言われています。とは言え100年以上前と今とでは子どもたちの育ちが違うのでそれが当てはまるとは言えませんが・・・。いずれにしろ、これから歯が生え替わる4・5歳児はこの時期にしか見ることが出来ない歯が抜けた可愛らしい笑顔を見せてくれることでしょう。

涙が笑顔へ

2020/01/17

3歳児てんし組のHちゃんが「園長先生おはよう!今日は泣かなかったよ」そう言って園庭の木に登りながら笑顔で声をかけてくれたのです。いつもならお父さん・お母さんが後ろ髪を引かれながら出勤していかなければならないくらい大きなこえで泣くことがルーティンのようになっているというのにいったい何があったのだろう?そう思い「Hちゃん、今日はどうして泣かなかったの?」と尋ねてみました。すると、「だった悲しくなかったんだもん!」と返事をしてくれたのですが、その後間髪入れず「あのね、H、ピアノ習うことにしたの」とニコニコしているのです。そうか、今日泣かなかったのはこのことがあったんだ。ピンと来ました。そこで、「へ〜そうなんだ!良かったね。それじゃあ先生はだあれ?」と再度質問をしてみると「の◯み先生」との返事。Hちゃんがピアノを教えてもらうのは保育園にハープコンサートのために来てくださる石◯さんのようなのです。であれば恥ずかしがり屋のHちゃんのペースに合わせてレッスンをしてくださることでしょうからHちゃんも安心でしょう。今日をきっかけに来週も笑顔で登園してくれるような気もするのですが、Hちゃんのペースの合わせ登園してくれることを願っています。
 さて、今日は月一回行ってもらっている4・5歳児のサッカー教室の日でした。雪はないものの、台風19号によって出た町内の被災ゴミが置かれている東部グランドは年度末まで使うことができないため今日も園庭で行ってもらいました。以前にも書いたことがありますが、サッカー教室とはいえど遊びの要素を取り入れて下さっているのでサッカーが得意でない子も嫌がることなく取り組むことができています。今日はそんなサッカー教室にお誕生会でいらして下さった4歳児あい組のKちゃんのお父さん・お母さんも子どもたちと一緒に笑顔で参加してくださいました。Kちゃんはもう少しするとお姉ちゃんになれることが嬉しくて仕方がない様子。お姉ちゃんになった時、満面の笑みで教えてくれることでしょう。元気な赤ちゃんが生まれてくれることをお祈りしています。
 最後に今日は阪神・淡路大震災から25年を迎えました。多くの方々がなさったであろうように今年も発災時間5時46分に合わせお亡くなりになった方々のために黙祷しました。しかし、先生方の中には阪神・淡路大震災後に生まれた先生がいます。東日本大震災(津波・原発事故)もそうですが、時間とともにあの日のことが風化していくことがないように経験した者として伝えていきたいと思います。そうそう、園庭の砂場に子どもたちに気づかれないようにたんぽぽが咲いていました。まだまだ春は遠いはずなのに、健気に咲くその姿が大震災に負けず立ち上がった方々の姿と重なりました。

特別なこと!

2020/01/16

新しい年を迎えたと思ったら早くも1月も中旬、季節は真冬のはずですが、子どもたちが楽しみにしている雪は降る様子はなく、県内のスキー場も限られた所、そして限られたゲレンデだけしか滑走できないとニュースで伝えていました。しかし、今朝は気温が下がったらしく、保育園の園庭は昨日降った雨が水溜りやドラム缶の上でカチカチに凍り付き、その氷を見つけた4歳児あい組の子どもたちは冷たさなど気にする様子もなくごっこ遊びの格好の材料として集め、T君は「これ、ミ◯キーみたい!」大喜びしていました。この雪の少なさは北海道でも同様のようですが、今日仙南2市7町の所・園長研修が行われた際にご一緒した七ヶ宿の先生が「この時期いつもなら結構な積雪がある七ヶ宿にも雪がないんです」と驚いていました。クリスマスマーケット、クリスマス親子礼拝の際、保護者の方々が献げて下さった献金の一部を献さげした丸森の園長先生方に「本当に有難うございました」と献金のお礼をいただきました。現在の様子を伺うと仮設住宅などで生活することを強いられている子どもたちが大勢いること、家など全てを失ってしまった保護者の方々の心のキズは癒えていない事、そして、片付けが終わっていない地域がまだまだたくさんあることを教えて頂きました。そう考えると、被災した丸森町や角田市の方々にとっては雪が少なく暖かい冬は有り難いことなのかも知れません。
 さて、今朝出勤すると、僕のテーブルの上に金ヶ瀬小校学校からのお便りが届いていました。封筒の中には今月の学校だよりが入っていたのですが、校長先生がクリスマスプレゼントやお年玉を貰えることは当たり前ではなく、クリスマスプレゼントもお年玉も貰えない子どもがいることを書かれていました。このお便りを読み、先月のクリスマスの日の朝、「園長先生、みんなのところには昨日サンタさんがプレゼント持ってきてくれたけど、◯◯のお家には来なかったんだけど、どうしてかなあ?」と質問されたのに、その質問にしっかりとした返事を返すことすらできず、クリスマスプレゼントとサンタクロースの存在をどうすべきか考えさせられたことを思い出しました。明日は阪神淡路大震災から25年を迎えます。あの地震が報じられた日も、東日本大震災が発生した時も「当たり前の日(こと)が当たり前ではないこと」を思い知らされました。当たり前と思っている日常が実は特別なことであることを感謝すること、そして、自分が当たり前と思っていることが当たり前でないことがあることを肝に銘じたいと思いました。
 長くなりましたが、今日帰宅する電車での出来事です。乗り込んだ車両の4人掛けのボックスシートに既に2人の男性が座っていました。一見日本人のように見えるのですが、折りたたんだ時刻表を一生懸命見ている様子から違う国の方であることがわかりました。疲れているのか1人は目を閉じ眠っていて2人が会話を交わすこともありません。すると仙台まであと3駅となった頃、僕の隣に座っていた1人が肘で優しく僕のことをつつき、白石ー仙台間のチケット見せ仙台の文字を指差すので、「仙台はまだですか?」と尋ねていることがわかったので、あと三駅先であることを教えてあげると安心したのか眠っていたお友達と会話を始めました。その言葉から中国の方とわかったので、仙台駅に到着する間近にスマートフォンを使い「仙台到着です」と中国語を見せてあげると、それまでの表情とは違い笑顔が見られました。あいにく中国語はできないので片言の英語で観光で来たのか、何日間日本にいるのか尋ねると、何とか通じたものの英語での返事は難しかったらしく、今度は彼らがスマホを使い中国を日本語に変換し「ありがとうございました。私たちは学生を連れてきました」「私は先生です」という画面を見せてくれました。電車を降りる際「再见 」と知っている中国語で挨拶をすると笑顔で「再见 」と返事が返ってきました。その間たった5〜6分程度でしたが、心が伝わった気がします。最近仙台の街中に中国人とわかる観光客が増えていることを感じていましたが、2人の先生たちが学生たちと素晴らしい日本を楽しんで欲しいと思いました。今年はオリンピック・パラリンピックもあるため沢山のインバウンド(外国人旅行者)が日本にやってくることでしょう。今日の経験から、いざとなった時、スマホが見方になってくれることを知ることができました。

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