保育日誌
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お昼寝の時間と真夜中の時間
2020/02/19
2月も残すところ十日となりました。これから卒園までの間、5歳児は小学校就学後の生活リズムを意識し、これまで保育園生活で長いこと当たり前のように行って来ている給食後のお昼寝(午睡)を少しずつ減らし、その時間を卒園に向けて様々な準備に充てるようにしていきます。今日は雛人形の飾り付けをし、その後、普段、声が響くことのない園庭でドッジボールをして遊ぶ姿が見られました。いつもなら気持ちよく眠っている時間に起きていなければならず、中には少々辛いと思った子どもたちがいたのかも知れませんが、入学後、午後の授業時間に夢の中に行くことがないように、担任の先生たちは子どもたちの様子を見ながらお昼寝の時間を考えてくれると思います。一方で、子どもたちがお昼寝をしている時間は先生方にとって、事務仕事ができるとても貴重な時間であることも事実です。無理なく時間を作ってもらえるといいのですが・・・。
さて、前述の様に5歳児が雛壇だけだったところに人形を飾ってくれたおかげで玄関ホールも2階ホールも華やかになりました。すると、今年も他のクラスの子どもたちが目を輝かせながら雛壇の前に立ち止まり話をしています。一体どんな話をしているのか職員室から耳をそばだててみると「この人かわいいね」「この人は何しているのかなあ?」「これ何だろう?」と話し合っているのです。そんな中、4歳児ひつじ組のTちゃんは五段目に飾られている人形たちを指差し、しかめっ面をしながら「これ怖~い」と言っていました。そんなTちゃんや5歳児めぐみ組のKちゃんを始め何人かの子どもたちに「このお人形さんたち、みんなが帰った後、夜になると太鼓を叩いたりしながら踊ってるんだよ!」と話をすると「怖~い!」「きもち悪~い」「いやだ!」という悲鳴にも似た声が返って来ました。しかし、ほぼ1年間箱に入ったままで年に数週間しか飾られることのない人形たちは、世界中の子どもたちが大好きな、アニメーション映画「ト◯ス◯ー◯ー」の人形たちのように夜な夜な楽しい時間を楽しんでいるかもしれません。
子どもは風の子!?
2020/02/18
九州や四国、そして絵本「こんとあき」の舞台となった鳥取砂丘までもが雪に覆われたというのに、仙台や大河原は積雪もなく、また氷点下にもならなかったこともあり、園庭の水溜りに氷が張ることもなく子どもたちにとって格好の遊び場となりました。ところが午前中は風が強く吹いたため気温の割に寒さが感じられ、いつもなら平気で外遊びをしている3・4・5歳児がいつになく早く園舎に戻り、室内で遊ぶことになりました(大人の都合のような気がしないこともない)。誕生会でいらしてくださった5歳児のぞみ組のHちゃんのお父さん・お母さんはホールで一緒に遊んでくださっていたのですが、お母さんが子どもたちに混ざって跳び箱に挑戦したところ、子どもサイズということもあったのでしょう、見事に飛んだと思ったとき、最後の最後にお尻が引っ掛かりマットの上に転がり落ちることになり大笑い!その姿を冷静に見ていたお父さんの「何やってるの?」という表情が印象的でした。一方、0・1・2歳児の子どもたちが外に出る頃には少し風が弱まり3・4・5歳児がいなかったのでのびのびと遊んでいたように思います。その姿こそ「子どもは風の子」のように感じたのですが、今週に入り急にお腹の調子が悪くなったり、嘔吐したりする子どもが増えて来ましたのでくれぐれも体調管理にご注意ください。
さて、0歳児ひかり組にこのところ絵本が立てて飾られています。これが可能なのは立って歩くことができるようになったと言え、本に触りたくても棚にまだまだ手が届かないという年齢的なことが大きく関係しているのでしょう。ところがランチルームには子どもたちが自分で取り出せる高さの絵本コーナーがあるので、お昼寝後K君が電車の絵本を手にランチルームを楽しそうにお散歩していました。
春の足音が・・・。
2020/02/17
今日も春を思わせる暖かい陽気になり、子どもたちは日中ジャンパーを脱いで遊んでいました。ところが、九州ではこの時期になって今季一番の強い寒気の影響で熊本や大分、福岡で初雪を観測したというのです。福岡での初雪は平年に比べて約2か月遅く、過去最も遅い記録を111年ぶりに更新したというのですからビックリです。日本海側に比べると雪が少ない地域とはいえ、日本の北に位置する東北で雪が降っていないのに九州や四国、西日本で雪が降っているのですから、雪に慣れていない方々、スタッドレスタイヤを装着していないであろう運転手さんたちはさぞかし大慌てしていることでしょう。一方、雪がほとんど降らない地域の子どもたちにとっては、空から宝物が降ってきたようなもの。東北の子どもたちと何も変わることなく、口を広げて空を見上げ、雪の味を楽しんだり、すぐに融けてしまうであろう雪をかき集めたりして遊んでいることでしょう。
さて、今週水曜日には二十四節気の一つ「雨水」を迎えることになります。この時期から雪が雨に変わり雪解けが始まるという日で、春の気配が一層感じられるようになります。この「雨水」にひな人形を飾ると良縁につながるという言い伝えがあるようで、保育園でも毎年この日に4・5歳児が中心となり先生たちと飾りつけをしてくれますが、それに間に合うように僕はひな壇の準備をしなければなりません。ところが、年に一度だけ、しかも年代物ということもあり毎年四苦八苦しながらの作業となってしまいます。それでも何とか組み立てることが出来たので後は先生たちと子どもたちに飾りつけをお任せしようと思います。
無茶振り#2
2020/02/14
やって来た猫、直して頂いた関(かんぬき)の部品、夢を描いた絵
無茶振り
2020/02/14
先週、職員室を含め、あい組・はと組の子どもたちによって全クラスに届けられた「あい・はとコンサートのご案内(ポスター)」。一週間前から告知されていた成果もあり、全クラスが週案の中にこのコンサートを聞きに来る予定が入れられていたこともあり、開催時間10時30分には0歳児から5歳児クラスまでの全園児が2階ホールへ集まり、普段賑やかな声が響く園庭には誰1人いない状態になりました。このコンサート、先日の保育参観で保護者の方々から大きな拍手をいただいたこともあり、せっかくだから保育園のみんなにも聞いてもらいたいという願いから開催となったのですが、大人の方々を前にしても堂々と演奏することができたという自信と日々仲良く過ごしている気心知れた仲間を前に歌うという安心感からなのでしょう、先日の保育参観の時ほどの緊張感がなくリラックスしながらも素敵な歌声を聞かせてくれました。そんな子どもたちを見ていて、現在、出席確認と検食当番をのぞみ・めぐみ組から引き継ぎをしていることもあり、4月には自分たちが保育園で最年長になり自分たちが年齢の下の子どもたちの見本となり引っ張っていかなければならないという自覚が芽生えているように感じました。そして、今日のコンサートを笑顔で見ていたのぞみ・めぐみ組の子どもたちは安心して当番活動をバトンタッチし卒園することができることでしょう。そうそう、保育参観の時には時間が押していたこともありアンコールがなかったようですが、今日はアンコールの声もあり、それに応えることができたことも嬉しかったようです。
さて、朝のことです。数人の子どもたちが「園長先生、ちょっと早く来て!」と大慌てで僕のところにやってきて、フェンスのところに並んでいる子どもたちのところに連れて行かれました。一体何があったのかと思ったら、子どもたちがみんな山の方を指差し「あそこに猫がいる」「園長先生、早く捕まえて」「僕も猫のいる方に行ってみたい」と言うのです。どう見ても野良猫と思われる、しかも斜面を降りようとしている猫を捕まえてと言われても無茶なこと。それでもみんなの要望ですのでフェンスを乗り越え斜面を降りかけている猫のところへ向かいました。すると案の定、警戒した猫は踵を返し安全なところまで斜面を登り、僕の方をじっと見ているのです。結局は藪の中へ逃げて行ってしまい、捕まえることなどできませんでしたが、子どもたちにとっては普段来ることのないお客さん(猫)の来園は嬉しかったようです。
無茶ぶりそいえば、一昨日の夕方、玄関の扉の関(かんぬき)が壊れてしまい鍵ができなかったのですが、昨日、白鳥を見に行った帰り、子どもたちをバスに乗せたまま保育園の園庭から見える鉄工所に溶接をお願いするために立ち寄りました。これまでも何度となく修理(溶接)をお願いしたことがあるのですが修理代を請求されたことがないため、園庭でやきいもをした時には焼きも、そして卒園記念のお味噌をお届けしていましたが、そんなこともあるのか、今回も「いつも頂いてばかりだから」と言って直してくださったパーツを手渡してお帰りになりました。今年も3月には5歳児の子どもたちが仕込んだお味噌が出来上がりますので、子どもたちと一緒にお届けにあがりたいと思います。改めて私たちの縁は地域の方々に支えられていることを実感させられ、只々感謝するものです。
最後に、二日前、夢の話をしてくれたHちゃん、僕の無茶ぶりに応え、昨日の夕方素敵な絵を職員室に届けてくれました。どうもありがとう!
どうかお願い!?
2020/02/13
ほぼ一ヵ月前、5歳児めぐみ組と4歳児ひつじ組で白鳥を見に出かける予定を立てたものの、その日は天候が悪くいくことが出来ず持ってきたパンは冷凍保存したままになっていました。しかし、遂に念願かなって今日ようやく出かけてくることが出来ました。朝方雨が降っていたこと、そして、何より今年は気温が高いこともあり、白鳥たちが帰っていていないのではという心配を抱きながら出かけましたが、思っていた以上の数の白鳥とカモ、そして、カモメたちが子どもたちを出迎えてくれました。ところが、昨年の台風19号の影響でしょう。大きく広かった中州はこれまでと全く違った形になり、そこにゴロゴロと転がった丸い石が目立ち、悠々と流れていた感のある川も全く違い、深く掘れたところをものすごいスピードで蛇行しながら流れていました。しかし、そんな流れをもろともせず(感じさせることなく)白鳥も小さなカモたちも少しずつ子どもたちのところへ近づき、投げ入れられるパンやお米を夢中で食べていました。一方、昨年と全く変わらなかったことは、カモメたちが戦闘機のようなスピードで旋回しながら空中で餌をついばんだり、水面ぎりぎりに飛行し食べたり・・・。これに比べ身体が大きい白鳥たちは旅客機のようなもので、成す術なくカモメたちが満腹になるのを待つしかないようでした。一方、子どもたちは大喜びして夢中で駆け回り、片方の足が川の中に入ってしまい靴がびしょびしょになったり、川岸ぎりぎりに立つので心配で「落ちないように気を付けてよ」と何度も声をかけられたりする子がたくさんいたほどです。来週は4歳児あい組と2歳児つき組の子どもたちと出かける予定です。その時もどうか天気に恵まれ白鳥たちも北帰行することなく、子どもたちが川に落ちたりすることがないように願います。
さて、最近4歳児の遊びにこれまで以上にダイナミックさが加わり生き生きと過ごしていることを感じます。今朝もはと組の女の子たちが蓋のような板のついたタイヤを並べ、その上で数を数え、その前に重ねたタイヤの中へダイブ(ジャンプ)して遊んでいました。Hちゃんは4本重ねたタイヤに果敢にトライするものの失敗・・・。それが本人も仲間たちにも可笑しくて大笑いしているのですから僕まで笑ってしまいます。Sちゃんはまだ2段重ね以上には恐怖感があるようですが少しずつ克服していってくれることでしょう。
長くなりましたが、掃いても掃いても一向になくならず気が付けば側溝などに吹きだまってしまっている落ち葉たち。以前なら集めて焚火をしながら燃やすことも出来たでしょうが、今はそれが出来ないことから集めてゴミとして処分することがほとんど。しかし、この落ち葉も使い方によっては土を豊かにしてくれる貴重な宝物でもあります。そこで、今朝は薪割りではなくリヤカーに落ち葉を集め、先日丸太で囲っておいた園庭の銀木犀の根元に蒔きました。移植してもらってから枯れることなく育っているもののあまり花が咲くことがなく元気がないような気がしていたので、この落ち葉によってミミズなどの生き物が増え、土が柔らかく豊かになり、秋にはこれまでより多くの花を咲かせてくれることを願っています。
夢
2020/02/12
朝のことです。4歳児あい組のHちゃんが僕のところに駆け寄って来て興奮気味に「園長先生、あのね、昨日保育園の夢見たんだよ」「あっちの方にはやさしいキリンさん、あその森のところには優しいゴリラ、そして、そのとなりに優しいおサルさんがいたんだ。でもね、職員室の方には怖いマンボウがいて~、それから、M先生と園長先生も出てきて~」と園庭のあちことを指さし夢で見た映像をしっかりと伝えてくれるのです。怖いマンボウは、青色で頭には赤い輪っかが付いていて、黒い糸に繋がっているとカラー映像を鮮明に覚えているというのです。最近とんと夢など見ない上、見たとしても内容など直ぐに忘れてしまう僕にはHちゃんの記憶力に只々驚かされました。せっかくなのでどんな夢だったのか教えてもらいたく画用紙を渡し絵を描いてもらうことにしたのですが、午後に「どう、絵出来上がった?」と聞いてみると、今日一日では完成に至らなかったようで「明日には出来上がると思うよ!」との返事が返ってきたので、どんな出来上がりになっているか楽しみに待ってみようと思います。
さて、旧園舎時代に購入し、頑張って組み上げたピザ釜。このところ全くもって使われることなく園庭のオブジェのようになっていますが、時々子どもたちがごっこ遊びに使い、石ころや枝や砂が入れられています。そんなピザ釜の上に沢山の砂が掛けられていたので釜の中も一緒に掃除をしていると、4歳児ひつじ組のA君とKちゃんがやって来て「園長先生、何してるの?お手伝いしたい」といって手で砂を払ってくれるのです。そこで「じゃあ、ほうき持ってきて手伝ってくれる?」と尋ねると「うん!」と返事をしたかと思ったら、ほうきが置いてある玄関に向かって一目散し、ほうきを持って嬉しそうに帰ってきて早速、手伝いを始めてくれました。その姿がまるで「Pizzaiolo(ピザ職人)」のように見えました。そんな姿から釜をしっかりと掃除し、子どもたちと一緒に薪を使って美味しいpizzaを焼いて食べたい!そう思いました。
話しが一転しますが、朝、電車から見える朝日が日に日に強くなっているように感じます。今週は気温が上がる日が多いようですが、今日も日中とても暖かくなりました。明日は5歳児めぐみ組と4歳児ひつじ組の子どもたちをバスに乗せて白鳥を見に行く予定ですが、この暖かさで北帰行が早まり、カモとカモメだけなんてことがないといいのですが・・・。
成長の証
2020/02/10
今朝、外の掃除をしながら見た掲示板に面白い出来事とともに子どもたちの成長が書かれて(貼りだされ)いました。一つは0歳児ひかり組のHちゃんが絵本を通してお姉さん振りを発揮しながら友だちと遊んでいる様子。そして、4歳児あい組の子どもたちが先週近所の公園に遊びに出かけた際、遊具で遊んでいたS君が発した、「いつ・どこで覚えたのと思うような発言」からこの一年間の成長を感じ嬉しくなりました。ところが、それから一時間半後の9時半の礼拝の時間のことです。進級を見据え、先週から2階ホールで3歳児の子どもたちと一緒に礼拝を守っている2歳児の成長に驚かされました。先週は2歳児クラスと3歳児クラスと分かれて座り、少々落ち着かなかった反省を繰り返すことがないように先生たちが話し合い、ホールに入場する前に3歳児クラスに集まり3歳児と手をつないで入場し着席したことが功を奏したのか、どちらの年齢もとても落ち着いていました。2歳児にとっては憧れの3歳児、3歳児にとっては進級する(できる)という喜び、お兄さん・お姉さんになったという意識が芽生えるいいきっかけ・刺激になったように思います。とは言え、余り頑張りすぎて疲れてしまうことのないように声をかけていきたいと思います。一方、5歳児ののぞみ組・めぐみ組の子どもたちは卒園式を意識し証書授与を受け取る順番に並んで入場し礼拝を守りました。一人ひとりの顔をじっくり見ながらこの数年間のことが走馬灯のように頭の中を巡り、改めて大きくなったなあ!本当に小学生になるんだなあ!と感慨深く思い、卒園までの残り日々私たちが子どもたちに出来る精一杯のことし、小学校に送り出してあげなければ、そう思いました。
ん!?
2020/02/07
昨日も結構な冷え込みでしたが、大河原駅で電車を降り保育園までのたった10分程度の道のりで味わった耳の冷たさから昨日以上に冷え込んだことを体感しました。その証拠と言えるように出勤後、水抜きしてある職員室前の水道の止水栓を開け水が出るようにしたところ、何と20~30分の間に4箇所のうち3箇所が凍り付き水がでなくなってしまうのですから驚きでした。そんな寒さの中、2歳児ほし組・つき組の子どもたちが首を長くして待っていた保育参観が今日行われ、子どもたちは保護者の方々と一緒に嬉しそうに登園してきました。保育室でスライム作りなどを行った後、園庭でかくれんぼをするなどして過ごしていましたが、保護者の方々が寒そうにしていても子どもたちはいつもと変わることなく、いや、それどころか、いつも以上にテンションが高く元気いっぱいだったような気がします。これで全年齢・全クラスの保育参観が終わったことになるのですが、担任はさぞかしホッとしたことでしょう。緊張の糸が切れて体調を崩さないことを祈るばかりです。
さて、今日も車でお見えになる保護者のためにいつものように主任のY先生が寒い中駐車場の誘導をして下さっていたので、朝の打ち合わせ後、僕も手伝いにでたのですが、途中、本屋さんから注文した絵本について電話が入り職員室へ戻ることになりました。そして、ルームシューズに履き替えようと思ったとき、ルームシューズの周りに散乱する砂に「ん!?」となにやら異変・違和感を覚えました。そこで、履く前に逆さまにしてみると、誰のいたずらか、そしていつ思いついたのか、両方の靴から砂が音を立ててこぼれ落ちて来るのですから驚くやら笑ってしまうやら。もし、近くに砂が散乱していなかったなら、間違いなく履いてからビックリしたこと間違いないでしょう。それにしても子どもたちって面白いことを考えるものです。
ところで、2歳児の保育参観の他に、今日は3歳児ひつじ組のTちゃんのお誕生会が行われ、お父さん・お母さんがいらして下さいました。今年もお父さんがものすごい勢いで走って下さるなど本気で子どもたちと遊んでくださっていたのですが、きっと普段の仕事以上に体力を使いお疲れになったことと思います。出来ることなら、僕もあんな風に走る体力・気力を取り戻したいそんなことを思わされました。
不思議!
2020/02/06
いつまでも子どものような感性を持ち続けることはなかなか難しいものですが、自然を相手にしていると、そんな子ども心がいつの間にか呼び覚まされ「なぜ?」「どうして?」「すごい!」「不思議!」「素敵」といったことに出会います。今朝のことです、今週は気温があまり上がらない日が続くとの予報がでていることもあり、いつもより多めに薪を準備すべく、玉切りし乾燥させていたケヤキや桜、クヌギを一輪車に載せランチルームの外で薪割りをしました。節があったり、ねじれていたりすると上手く割れないこともあるのですが、今日割ったケヤキも枝分かれしている部分だったため四苦八苦することを想像しながら斧を振り下ろしたところ見事に真っ二つ!しかも、割れた薪の断面が地層のようにきれいに色分かれしているのです。そうかと思うと、一見特別感など全くなく、変哲もない木を割ったところ、中心だけが固茹でしたゆで卵のような黄色い木でビックリさせられました。人間が人工的に作ったものではなく、自然が織りなすできごとに出会い「なせ?」「どうして?」「すごい!」「不思議!」「素敵」と只々驚かされ、これを燃やしてしまうのはもったいないとさえ思わされました。当然のことですが、年齢が低ければ低いほど、出会うもの全てが初めてということもあり、驚いたり、不思議と思ったりすることが多いもの。そのため、興味を持ったものを掴んだり、舐めたり、匂いを嗅いでみたりと五感を使いそれがどのような存在か確かめるものです。ところが、僕もそんな幼い子どもたちと変わることなく割った薪の匂いを嗅いでいることに気付きました。幸いだったことは、近くに誰もいなかったため、そんな僕の行動が誰にも気づかれなかったことでしょう。
同様に2歳児ほし組の子どもたちの「へそ大根」も太陽や風、寒さといった自然の力で出来上がったもの。そのカラカラに乾燥しシワシワになったへそ大根を水で戻し、ニンジンや鶏肉も入れた美味しい煮物を作っていました。暖炉を使って調理された(煮込まれた)こともありランチルーム中が大根の匂いに包まれましたが、おすそ分けでいただきご相伴にあずかった煮物は、とても美味しかったです。何より保育園の子どもたちが作ったとは思えない「へそ大根」に舌鼓を打つことが出来ました。ごちそうさまでした。
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