社会福祉法人 光の子児童福祉会

保育日誌

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今日も大忙し!?

2020/03/05

春一番ではなかったようですが、今日は朝から結構な風が吹く体感的に寒さを感じる一日となりました。そんな中、4歳児はと組のHちゃん・Mちゃん・Sちゃんの仲良し3人組は見つけて来た長い棒に跨り「園長先生見て〜!魔女だよ」と言いながら園庭を飛んで(走り回って)いました。そんなGood Witchの姿と強く吹く風から「オズの魔法使い」のシーンが思い浮かび、久しぶりにDVDを見てみようかな?!と思いました。また、今日の誕生会を心待ちにしていた4歳児あい組のK君は、お父さん・お母さんも来てくれたことが嬉しくていつも以上にニコニコ!外でひと遊びした後、保育室に戻り誕生日を祝ってもらい、今度はS先生の驚くような速弾きのピアノに合わせ椅子取りゲームをしていたようで、卒園式の練習をしているホールまで聞こえてくるお父さんの笑い声から楽しく過ごしていることが伝わって来ました。一方、のぞみ組・めぐみ組の子どもたちはこれまでの練習と違い僕が練習に参加しただけなのに緊張したようで、いつになく神妙な表情の子どもたちが多かったように思います。卒園式まで数回練習し当日を迎えることとなりますが、新型コロナウイルス感染症が感染拡大し、その影響で式が中止しなければならなくなり練習が無になるようなことがないように祈るばかりです。
 さて、玄関ホールと2階ホールに飾られていた雛人形をのぞみ組・めぐみ組の子どもたちが午睡をせずに片付けてくれました。特に玄関ホールの雛壇は組み立てるのに難儀するのですが、片付ける時は簡単だったはずなのに、なぜか今年は組み立て以上に難儀しました。この調子だと、来年の雨水の日、ものすごく大変な思いをしながら雛壇を準備することになるのでしょう。

祈り

2020/03/04

小中高校が臨時休業となり電車通学する学生たちの姿が見られなくなり数日、電車の中がとても静かになっていましたが、今朝は南仙台駅と名取駅などから見慣れない制服を着た女子生徒たちが乗り込んで来ました。一体どうして?と思ったのですが、すぐに公立高校の受験日であることに気づきました。しかし、彼女たちは緊張した様子もなく、誰一人テキストやノートや参考書といったものを出すことなく乗客が少ないこともあったのでしょう談笑しているのです。こんな風に余裕があるのは志望校合格のためにこれまでしっかりと勉強し覚悟ができている証拠かと思いますが、一人ひとりが全力を尽くしていれば結果が合格でも不合格であっても納得できるでしょう。普段あまり気づきませんでしたが、中学生と高校生はたった数学年しか違わないのに電車での言動に多くの違い(差)から高校生が大人であることを感じました。
さて、今日も保育園の子どもたちが前述の中学生にも負けないような学びをしていることに気づかされました。5歳児のぞみ組の男の子数人が「ねえ、園長先生ここに何入っているか分かる?」といって握りしめたビニール袋を見せてくれました。そこには落ち葉がぎゅうぎゅう詰めになっているもののそれ以外に何が入ってるかなどわかりません。そこで「わからないなあ」と返事をすると「ミノムシだよ」と返事が返ってきます。「えっ!?ミノムシなんてどこで見つけたの?」と聞いてみると職員室の目の前にある柳の木の細い枝に5㎜にも満たない小さなミノムシがぶら下がっているではありませんか。しかし、子どもたちの手が届く高さのミノムシは取り尽くしたようで、手の届かない高いところにいるミノムシを僕に取って欲しいというのでリクエストに応え選定バサミを使い切ってあげました。大人であれば新芽のようにしか見えないのに、ミノムシであることに気づきそれを捕まえている子どもたちに驚かされました。保育園を卒園し小学校に就学するとこのような学びが教科書を使った授業へと変わります。しかし保育園での数年間、遊びを通して学びの基礎をしっかりと作ってくれていることを祈るものです。同様に2歳児の子どもたちは夕方お迎えを待っている保育時間に手作りのスライムで遊んでいましたが、一見するとまるで美味しそうなゼリーなのです。これも自分たちで手作りしたからこそ食べられないと理解し、口にすることなく遊べることを再確認しましたが、今度は本当に食べられるゼリーを作り味わって欲しいと思いました。

fifty━fifty

2029/11/03

今日は3月3日「ひな祭り」、栄養士のY先生は季節感や文化を伝えるということを給食でも大切に考えてくれていることもあり。今日は春を実感できる菜の花な度が散りばめられた色鮮やかなちらし寿司が提供されました。今年度も残すところ1ヶ月を切ってしまいました。5歳児の子どもたちにとってはこんな「ひな祭り」に合わせた給食が食べられるのも最後となりました。そして日課の当番活動(出欠の確認と検食を運ぶ)を覚えてもらうため4歳児を引き連れて引き継ぎをしてくれています。今日はめぐみ組のSちゃんとRちゃんがはと組のRちゃんとY君と一緒に各クラスをまわり出欠の確認をしていましたが、Sちゃんは用紙を挟んだバインダーを器用に頭に載せて歩いているのでその姿に驚いたのか、呆れたのかRちゃんもY君も不思議そうに見ていました。このようなことを通し5歳児は小学校へ就学することを意識していくことになります。また以前も書きましたが就学後の生活時間を少しずつ意識しお昼寝をしない日を設けていますが、まだまだ長く続いている習慣が抜けないのか、今日はのぞみ組のSちゃんとRちゃんが睡魔に敵わずみんなが嬉しそうに遊んでいる中、薄暗い保育室を占領し爆睡していました。こんな姿もありますが、特にこの1年間の成長を見ていると何も心配することなく安心して学校へ送り出せると思う一方、お昼寝をしないで生活することにもまだ不安な部分もあり安心と不安がfifty━fifty!そして子どもたちも卒園し就学できることが嬉しいと思うのと、卒園するのは寂しいと思う気持ちがfifty━fiftyなのかも知れません。
 さて、記録的な暖冬となったこともあり、今年は桜の開花が早いことが予想されていました。一目千本桜で有名な白石川河川敷で開催される「桜まつり」は今年も大勢の見物客で賑わうと思っていましたが、今朝の地元紙で、新型コロナウィルス の感染拡大を受け中止になったことが大きく掲載されていました。先月には「一目千本桜」にちなんだお花見弁当の発表やスイーツの発表会のことがニュースや新聞に出ていましたが、コロナウィルス の影響で開催できるかどうかfifty━fiftyだと思っていたものの、正式にお祭り中止が決定したことにより、お花見弁当も例年であればこの時期あちこちに貼られ開催を知らせるポスターも使われることがなく日の目を見ないままとなってしまうのでしょう。それはとても残念であり、準備を進めて来た方々の苦労を思うと気の毒でなりませんが、今年もいつもと変わることなく綺麗な桜が咲き沢山の方々の目と心を満たしてくれることを願うものです。

いつもと違う月曜日

2020/03/02

新型コロナウィルス の感染拡大の防止策として全国の各自治体で今日から小中高校の臨時休校が始まったこと、そして企業でも時差出勤やテレワークが取り入れられたからなのでしょうか、今朝の電車は乗客がとても少なく何だか特別な印象を受けました。それは、間も無く発災から9年を迎える東日本大震災の時とどことなく同じような印象なのです。巨大地震によって起きた津波により東京電力福島第一原子力発電所が爆発事故を起こし各地に放射能がばらまかれた時、味も香りもなく見ることすらできない放射能にどうしたらいいかわからず、ただただ怯えていたこととどこか共通しているように感じられて仕方がありません。学校の一斉休校が始まり、家で過ごさなければならない子どもたちもいるためカップ麺やパンなどが商品棚に並んでいない、また、デマによりティシュやトイレットペーパー、オムツを買い求める方々がドラッグストアやスーパーに行列し買い求めることにより品薄になっているとニュースで伝えています。世の中全体が何となく暗く重たい空気に包まれているような気がしますが、そんな中、保育園では明日の雛祭りを前に2歳児ほし組の子どもたちが写真撮影をしていましたが、布をまとったYちゃんとHちゃんは先生たちが作ってくれたと思われる被り物を被りお内裏様とお雛様になりきり職員室に見せにきてくれました。また、仙台駅のコンコースには桜の木(本物ではありません)がディスプレーされ、間も無く全線開通となる常磐線でお花見に来てもらうことをPRするポスターが並べられています。それが一服の清涼剤となってくれているように思いました。14日に卒園式を予定していますが、内容の簡素化、時間を短縮したとしても実行できるように祈りながら最善を尽くしていきたいと思います。

急転直下・寝耳に水

2020/02/28

昨日、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため国から通知された「急転直下」と言える小中学校、高校、特別支援学校の臨時休校。あまりに突然、「寝耳に水」の発表で現場の先生方はもちろん、保護者の方々、子どもたち、そして日本社会全体が大混乱となっていることが新聞やテレビのニュースから伝わってきます。発生原因や発生源や感染経路、特効薬が今のところわからないということから考えると今回の判断は致し方ないのかも知れません。「もしあの時ああしていたら、こうなっていれば・・・」という日常生活で時折語られる「たられば」。今回の一斉休校の要請を「唐突過ぎる」という意見が出るのもよく理解できますが、一斉休校をしなかったために後々感染拡大となっても批判が出ることも明白。様々な意見がありますが、結果として良い判断だったとなることを願うだけです。一方、要請の対象外となった保育所は感染者が出るなどしない限り来週もいつもと変わることなく保育を行うことになります。福祉施設という性質上、お仕事にお出かけになる保護者のために休園にすることが難しいことは理解できる一方、保育所に勤務する職員の中にも小中学生のお子さんをお持ちの職員がいるという現実。そこを国がどう考えているのか、また、要請外だったために開所する保育所や児童館から感染者が出ないとも限りません。そんな矛盾に疑問を抱えながら1日過ごしました。
 さて、そんな矛盾・疑問を忘れさせてくれたのが、5歳児が指折り数え楽しみにしていた「いちご狩り」です。保育園のバスだけでは2クラス全員が乗ることができないため、町の社会福祉協議会にバスをお願い2台で出かけました。5歳児だけでなく子どもたちは見慣れないバスがやってくると興奮した様子でバスの近くに集まり、フェンス越しに見入っていました。のぞみ組・めぐみ組の子どもたちは嬉しくて朝から落ち着かず、僕のところに「今日バスよろしくね」次々挨拶にやって来てくれました。いざ出発しいちご農園に到着すると嬉しさがピークに達し、イチゴの摘み方を教えてくださっている農園のおじさんの話もうわの空で聞いた後、コンデンスミルクを入れてもらった容器を手に広いハウスの中で育ったイチゴを夢中で頬張っていました。中にはミツバチがいると聞き心配する子どもたちもいましたが、食べ始めるとそんなことも忘れているようでした。制限時間となりハウスを出て園に向かう途中、角田市の交通公園でひと遊びしてきましたが、園にはない遊具や園庭の車掌車と同型の車両とディーゼル機関車に大喜びしていました。今度は別なクラスの子どもたちを乗せて遊びに来たいと思います。

※来月予定されている卒園式は大河原町子ども家庭課から届いた町立桜保育所の卒園式の内容を参考に例年より簡素化せざるを得ないことを法人として考えています。詳細は今後の感染状況を鑑みながら最終判断し、お知らせいたします。
 

Who are you ?

2020/02/27

人間の目には3つの点が集まった図形を人の顔と見るように「シミュラクラ現象」という脳の働きがプログラムされているそうです。そのためなのでしょう、子どもたちは落ち葉や小石を拾っては「これ◯◯の顔に見える!」などと言いながら遊んでいることがありますが、今朝放射線量の計測をしているとき、ふと近くにある園庭の遊具として立ててある丸太を見たとき、虫に喰われて出来た丸い穴と節が動物の顔に見え、それが何か話しかけているように見えて仕方がありませんでした。意識して探せば園庭にも園舎内にもたくさんの顔を見つけられると思いますが、既に子どもたちは様々なところにある顔に気付いて過ごしているのかも知れません。
 さて、今日は4歳児はと組と2歳児ほし組の子どもたち(先生たち)の以前からのリクエストに応え大河原公園(白石川河川敷)まで白鳥を見に行きました。これで今月3度目でしたが、北帰行が始まっているのか行く度に白鳥たちの数が減ってしまい、今日は白鳥が8羽、そしてカモとカモメたちもわずかといった数だけ。ところが子どもたちが持って来てくれた餌は鳥たちの数に反比例するほど大量!そのパンを今回も大喜びして次々に投げ入れるのですが、たった8羽の白鳥とカモとカモメ、おこぼれを頂戴するためにやってくるカラスだけでは食べきれるはずはありません。満腹になると川岸へと移動してしまい、子どもたちがいくら餌を投げ込んでも近づいてもくれません。すると、A君・T君、S君、K君など多くの子どもたちが我慢の限界になったのか、持参したパン(人間も食べられる新しいパン) を食べ始めるではありませんか!A君に至っては如何にパンを食べたのか、いつもと違い給食に時間がかかっていたそうです。ところで、鳥が大の苦手なはと組のM先生は今日の白鳥見学の予定が決まってからというもの気が気ではなく、今朝バスに乗り込み出発する時の姿は帽子を目深に被り、マスクをして普段描けていない眼鏡をかけ手袋までするなど完全防備。そのため「いったい誰?」という感じで、どう見ても変装している怪しい人に見え、職務質面されるか、電車で同じ車両に乗っていたら隣の席に座るのをためらってしまいそうなのです。その上、河川敷に到着した途端、飛んできたカモメに悲鳴を挙げ子どもたちの影に隠れるのですから、見ている僕たちは可笑しくて仕方がありません。もちろん川岸まで降り餌をあげる時も上空をカモメが飛ぶたび悲鳴を上げ、子どもたちの写真を撮る時も屈みながらでした。M先生にとっては、きっと苦痛以外にない1時間だったことでしょう。
 長くなりましたが、日本国内はもちろん世界各国で新型コロナウィルスの感染拡大に伴い様々な方針が実施されています。保育所には厚労省から卒園式や入園式等についてはかけがえのない行事であり、現時点では自粛要請を行うものではありませんが、感染が発生している地域では市町村において実施方法の変更や延期などを含め対応を検討していく旨の連絡が届いていました。そこで、保護者の中にいらしゃる学校関係者の方々に学校での対応・判断をお聞きしたところ「今のところ特別なことは決まっていない」とのお返事を伺っていたのですが、政府は夕方に全国の小中学校、高校に臨時休校を要請することを表明しました。その一方で保育所は共働き世帯が多く利用しているため要請対象外とすることを明らかにしました。幼い子どもたちを預かっていることを考えると、保育所こそ子どもたちの命を守ることを最優先にすべきだと思うととても複雑ではありますが、そう決まったのであれば、うがい手洗いの励行、アルコールでの消毒、職員も検温するなどして感染拡大を抑えるように努め、できれば東日本大震災が発生した2011年の時の卒園式のように短縮等がないように祈りたいと思います。

とても上手でした。

2020/02/26

2年前、卒園記念品として作っていただいた園庭の築山、子どもたちが掘り返したり雨によって土が流されたりするなど完成時に比べてなだらかになっていましたが、昨年10月の台風19号の影響で一部分が削れてしまいました。このままにしておけば雨が降るたび土が流れ一層形が崩れてしまうことは明らか。そこで今日は薪割りではなく築山の修理をすることを決め、一輪車にスコップと土留めになるように薪にするための木を載せて築山で作業を始めました。いつもなら園庭で子どもたちが遊び始めている時間帯でしたが、少々雨が降っていたこともあり誰にも邪魔!?されることなく作業を始めることができました。またしても園長が妙なことを始めたと思ったのでしょう、僕の姿を見つけた5歳児のぞみ組のH君がバルコニーから「お~い!園長先生。何してるの」と声をかけてくれたので「あのね、お山の凸凹を直してるの!Hちゃんも手伝って!」と返事をしました。するとほどなくして帽子を被ったH君とE君が「園長先生おはよう」と言いながら玄関から飛び出してきました。そして、改めて僕が何をしているのか確認するので、現状を見てもらい修繕の手伝いをお願いすることにしました。まずは「園庭のあちこちに落ちている石ころを拾い集めること。」そして「その石ころを土留めの木を立てるために掘った穴に入れること。」その後、「木が倒れないように穴に土を戻すこと。」「最後に土を踏み固めること。」でした。結構大変な作業かと思ったのですが、2人はお願いしたことを理解し、手押し車やスコップを運んで来て作業に取り掛かってくれました。そんな2人の姿に触発されたのか、その後園庭にでて来た、めぐみ組のR君やMちゃんまでもが作業に加わってくれてひとまず酷い凸凹は修繕できました。しかし、子どもはこれまでとのちょっとした変化に直ぐに気付くもの!特に掘り返した土の色は明らかに目立つ上、落ち着くまで柔らかいこともあるので、すぐまた凸凹になる可能性も・・・。その時はまた子どもたちに手伝ってもらい修繕しようと思います。
 さて、各クラス毎月避難訓練が行われていますが、今日の0・1・2児クラスの避難訓練は抜き打ちでの訓練でした。午前10時、主任のY先生が、「訓練であること」、「宮城県沖で大きな地震が発生したこと」、「子どもたちは先生たちと一緒に園庭に逃げること」などをマイクで告げると、スピーカーから響いた声に園庭で遊んでいた他のクラスの子どもたちまでもがしっかり反応し、近くにいた先生たちのところに集まり、何が起きたのか、どうすればいいのかしっかり聞き行動していました。そして、5歳児めぐみ組の子どもたちは、未満児クラスの避難訓練と分かると1歳児の子どもたちの手を引き避難の手伝いをしてくれました。いつ何時発生するか分からない自然災害、いざという時のために行う避難訓練が形骸化することなく、今日のように大きなクラスの子どもたちが小さなクラスの子どもたちと手をつなぎ避難することもとても大切であることを再認識させてもらいました。

しみじみ・・・

2020/02/25

2月も今週一週間を残すのみとなりました。この時期になると5歳児の保育室を中心に卒園式によく歌われる讃美歌や歌が聞こえて来るようになります。のぞみ組・めぐみ組の子どもたちは数週間前の礼拝から卒園式を意識し卒園証書を受け取る順番に並んで座るなどしていますが、今日歌った「ちいさな野の花でも〜」の歌詞から始まる讃美歌「♪このままの姿で」は例年卒園式で歌われることもあり、一気に卒園式が近づいて来たような印象を受けるとともに、子どもたち一人ひとりが成長したことをしみじみ感じることができました。1日入学を経験し小学校に行くことを実感し不安を覚えている子どももいるようですが、今週は卒園を前に今週いちご狩りに出かけるなど楽しみもあるのでその時だけは不安も忘れられることでしょう。一方、2•3•4歳児などは進級しクラスが変わることが楽しみのようで、特に2歳児は保育室が1階から2階に変わることが嬉しくて仕方がない様子。来年度に向け進級するクラスに行って遊んでみるなど、先生たちは子どもたちが少しずつ環境に慣れ不安を感じることなく進級できるよう配慮してくれています。それにしても一年が過ぎるのがなんと早いことかしみじみ感じさせられます。

もう限界!?

2020/02/21

自宅から仙台駅まで10分少々の道のりの中でS、F、L、Mといったコンビニが6店舗(同じチェーンのコンビニが数百メートルと離れない近距離で営業しているところも・・・)、その他にも某大手スーパーなどがあります。コンビニエンス・ストアという名の通りコンビニエンス(便利)でなければならないのでしょう、ATMや宅急便、公共料金の支払いなどサービスの拡充に伴い業務が増える一方、人手不足の中で、24時間365日休むことなく営業することの大変さは容易に想像出来ます。そのために限界を感じて24時間営業をやめる店舗(オーナー)に納得出来ます。それでも保育園と大河原駅までの途中にコンビニが開店するために従業員が募集されていることに驚きを覚えます。同様にファミリーレストランでも24時間営業に限界を感じ深夜営業を行わない店舗が出て来ているようです。コンビニの利用頻度が本当に低い僕にとって、コンビニがそのものがこんなに必要なのか、24時間営業することが求められているのか考えてしまいます。そしてコンビニやファミレスと同じように(もしかするとそれ以上に)保育の現場でも人材不足が大きな問題になっています。少子高齢化が進む中、一時的とも言える待機児童解消のために保育施設が作られた一方、そこに勤める保育者を確保するために奪い合いのようなことが起こっています。そんなことなど知る由もない子どもたちは梅の蕾が膨らんできている園庭で今日も元気いっぱい楽しそうに遊んでいました。このまま少子化が進めばいずれ保育施設も淘汰する・されるという事実が訪れることは間違いありません。保護者の皆さんがお子さんを保育園に預け安心してお仕事に出かけることができ、また、子どもたちの屈託のない笑顔や歓声が途切れることがないよう、淘汰されることがない園でありたいと思います。

面白〜い

2020/02/20

先週5歳児めぐみ組と4歳児ひつじ組の子どもたちと大河原公園(白石川の河川敷)へ出かけ、白鳥たちに餌をあげてからちょうど一週間、今日は4歳児あい組と2歳児つき組の子どもたちと出掛けました。子どもたちは持ってきてくれたパンやお米を持って嬉しそうにバスに乗り込みましたが、先生たちは「このところの暖かさの影響で白鳥たちが北帰行してしまい、一羽もいなかったらどうしよう・・・?」と心配でなりません。しかし、子どもたちの願いが通じたようで念願の白鳥たちが旅立つことなく川面を泳いでいるのが見えました。その様子に子どもたちは大喜びしバスを降りました。すると餌をもらえるということを察した白鳥とカモがだんだん近づいてきます。その姿に興奮気味の子どもたちは白鳥が近づくのが待ちきれず持参したパンを豆まきをするかのようにめくらめっぽう投げ入れられた餌は当然のごとくそうめん流しのように川下へ流れて行ってしまいます。こんなところに5歳児との成長の差を感じながらパンの行方を見ていると、先週と違いカモメがほとんどいなかったこともあり、別な白鳥とカモたちが待ち構えていたかのように誰にも邪魔されることなく悠々と餌を食べていました。実はカモメがいなくて喜んだのは悠々と餌を食べていた白鳥をカモだけではなく、カモメが苦手というあい組のS先生!表情からほっとした様子が伝わって来ました。一方、あい組のK君は鳥たちが美味しそうにパンを食べる様子からなのか、まだ10時半になっていないというのに「お腹すいた」と言い出すのですから笑ってしまいました。そうそう、あい組のS君はお母さんに公園に来てくれるように(待ち合わせ)約束していたようで、子どもたちがバスから降りた頃、約束通りお母さんがお見えになり、ほんのわずかでしたが一緒の時間を楽しむことができました。餌をあげた後、バスにも食事をさせてあげるため、子どもたちを乗せたままガソリンスタンドに立ち寄り給油をしました。普段こんな珍客が訪れることがないだけでなく「室内用にお使いください」と貸してくださったタオルを子どもたちに回し窓拭きを手伝ってもらうのですから給油をしてくれたスタンドマンがとても照れ臭そうに作業をしていました。
 さて、白鳥を見に出かける時、5歳児のぞみ組の子どもたちが園庭でドッジボールをしていたのですが、その隣でE君とH君がタイヤで遊んでいます。そしてE君が自分たちの身長よりはるかに高く重ねたタイヤの中に入り、時折顔を出すのです。その姿がまるで「◯髭◯機◯髪」か「モグラ叩きゲーム」か「ス◯パ◯マ◯オ」のよう。いつもこんな風に遊びを考えだす子どもたちの発想の豊かさに感心させられました。また、給油を終え園に戻ると園庭に大きなア◯パ◯マ◯の絵とのぞみ組の文字が描(書かれて)かれていたことからも、楽しく遊んでいたであろうことが伝わって来ました。夕方1歳児クラスではうみ組のY君がスカーを履いて楽しそうに遊んでいましたが、大人はそんな子どもたちのためにどんな環境が必要か常に考えることの大切さをも感じました。
 作ってからずいぶん時間が経ち腐食が進んでいた車掌車の隣にある廃材と薪用の木材で作った砦のような建物を今朝30〜40分の時間で修理しましたが、慌ただしいものの楽しくて夢中になれました。材料と道具があれば車掌車も直したいところです。

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