保育日誌
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心配
2020/04/24
5歳児の恒例行事の一つになっている「田植え」。今日、その田んぼに用水路から水が引き込まれていました。そのことをどこかでちゃ~んと見ていたのか、コロナウイルス禍など気にする様子もなく例年通り田んぼや園庭上空をツバメが飛ぶようになりました。今後代掻きなど着々と準備が進めらていくことと思いますが今年は予定している日に田植えができるかどうか・・・。子どもたちが、あい組・はと組の時から楽しみにしていたこともあり、担任のS先生もM先生も実現させてあげられるかどうか気が気ではない様子。そして、子どもたちや担任以上に楽しみにして下さっている様子の田んぼの先生であるHさんも心配してくださっています。来月は「羊の毛刈り」や「みそ作り」などが予定されていましたが、いずれも延期することにしましたが、田植えだけは延期という訳にはいきません。全ての行事が中止となることがないように祈りつつ、自分たちが今できる精一杯のことを続けていきたいと思います。
さて、コロナウイルスの感染拡大を心配しご家庭でも塩素系の漂白剤を薄めて掃除をすることが増えたかと思います。その際、漂白剤が手に付くとヌルヌルするこありますが、それは、漂白剤の成分ではなく漂白剤がたんぱく質を分解している、簡単に言えば皮膚が溶けているということ、そして、それが肌荒れの原因となるのです。塩素系漂白剤をお使いの際はくれぐれもお気お付けください。
元気が出る!
2020/04/23
いつもの年ならGWを前に誰もがウキウキする時期なのに、今年は連日伝えられる暗いニュースのお陰で塞ぎがちな気分になってしまいます。そんな中、演出家の宮本亜門氏が、「声の持つ力を結集して(新型コロナウイルスと闘う人たち、医療従事者、不安を抱え未来を案じる人たちに)少しでも多くの人に生きる希望を感じてもらいたい」と「上を向いてプロジェクト」をたちあげ、その第1弾として、坂本九さんの名曲「上を向いて歩こう」から着想を得た3本の動画と応援メッセージを集めた動画をYouTubeにアップしました。思えば、阪神・淡路大震災の時には「幸せ運べるように」、東日本大震災の時には「明日という日が」など歌が被災者を力づけましたが、コロナウイルス感染症は日本だけでなく地球規模の深刻な出来事。その意味からも「SUKIYAKI」として世界中に知られる「上を向いて歩こう」によって世界中の方々が励まされることでしょう。二日前のNHKの夜のニュースでこの曲を伝えていたキャスターが感極まり言葉を詰まらせました。常に冷静なイメージのプロのアナウンサーが涙する姿に驚くとともに歌の力とコロナウイルスの怖さを再認識させられました。その姿に触発されたからではありませんが、僕も園庭を泳ぐ鯉のぼりを嬉しそうに見上げる子どもたちのように風に吹かれる柳の木やケヤキを眺め、緑が萌え出てきていることに喜びを感じました。また、夕方、町内の民間保育所の施設長の話し合いを終え保育園に戻ったとき、玄関上の窓を見上げると、3歳児たちが楽しそうに遊んでいる姿が見えました。塞ぎがちになりそうな時こそ、上を向くことで喜びを見つけられることに気づかされました。
さて、緊急事態宣言により、保育園でも登園自粛・家庭保育のご協力をお願いしたことで、在園児の約半数の子どもたちがお休みしてくれています。今日も荷物を取りに来てくださる保護者の方がいらっしゃいました。5歳児めぐみ組のYちゃんのお母さんも荷物を取りに来てくると言うことで電話を入れてくださいました。たまたまその電話に「はい、第一光の子保育園です」と僕がでたのですが「めぐみ組のTです。」とお名前をお知らせ下さった後、明るい声で「園長先生、電話でも元気なんですね!!!」と笑っているのです。「そうですか?それ以外取り柄がないので・・・」と話すと、ようやく荷物を取りに来るという肝心なことを伝えて下さり、その後「これで、午後も元気に仕事ができそうです」とおっしゃってくださいました。自分では意識していないものの、Yちゃんのお母さんは僕はいつも元気だと思って下さっているということがわかりました。でもそれは、サーモスタットが壊れたコタツのヒーターのようなものなのかもしれませんね。それでも、Yちゃんのお母さんを元気にできたのですから喜ぶことにします。
お知らせとお願い
2020/04/22
緊急事態宣言の発出に伴い、急な保育所の利用自粛のお願いとなりましたが多くの方々に理解・ご協力いただけたこと心から感謝いたします。進級・入園から二週間以上が過ぎ、泣きながら登園していた子どもたちからも少しずつ笑顔が見られるようになってきただけに残念な思いもありますが、一日でも早い収束と大切な命が守られること、笑顔で再開できることを祈りながら過ごしていきたいと思います。
さて、後日改めて書面にてお知らせいたしますが、今年度の行事予定についてお知らせとお願いをいたします。現在の感染症拡大の状況から、来月から予定されていた懇談会は全ての年齢で中止とさせていただきます。その他にも今後の状況次第で年間行事に大きな変更(中止や延期)があるかと思いますが、何卒ご理解ご協戴けますようお願いいたします。
芸術作品
2020/04/22
ドイツ語で100を意味するフンデルト[Hundert]と水を意味するヴァッサー[wasser]の名を持つ、オーストリア出身の芸術家、画家、建築家、Hundertwasser(フンデルトヴァッサー)。この人の個性的な作品に憧れ、処分される予定だった土管をいただき、色鮮やかなタイルを張り付けたり色を塗ったりして、彼の作品のようなものを作ろう思い描きながら何もできぬ(しない)まま、花を植えるようになり、気づけば8年もの時間が過ぎてしまいました。それでも、経年によって現代の土管とは違ういい味わいを醸し出し、園庭の一部分となってくれています。その土管の前に3歳児てんし組のN先生と子どもたちが集まり、何かをしています。いったい何をしているのかと思ったら、パンジーが植えられたその土管の縁の部分を長さ7~8cmはあろう毛虫が歩いているのを見つけ大騒ぎ・大喜びしていました。しかし、砂や土管の色に擬態していて一見しただけでは気づきそうにないのです。きっと子どもたちの目線の高さと毛虫が動いている高さがぴったりだったからこそ、見つかられたのだと思いますが、毛虫を見つけた子どもたちに担任のN先生はもとより、5歳児めぐみ組のM先生も悲鳴を上げそうになりながら「よく見つけたね~!」とお褒めの声をかけていました。前述のHundertwasserに作品にはあまり見られない地味な色の毛虫でしたが、その形はHundertwasserとは言えど、人間には造り出すことができない見事な芸術作品そのものだと思いました。子どもたちが給食を食べるため片づけをして保育室へ戻った後、毛虫がどうなったか見に行ったものの既に姿はありませんでした。今度は葉っぱに擬態していて見つけられなかったのかも知れませんが、あの毛虫が今後どんな色・姿になるのか見届けて見たかったそんな気がします。明日も気を付けて見てみようと思います。
一服の清涼剤
2020/04/21
連日伝えられるコロナウイルス関連のニュース、「感染者数」、「緊急事態宣言」、「外出自粛」とのワードに誰もが心身ともに滅入ってしまいそうな毎日。そんな中でも子どもたちが喜んでくれるように、また、先生たちの心が少しでもホッとすることができるように、一服の清涼剤になるようにとの思いから例年より一足早く園庭に“こいのぼり”を飾りました。いつものごとく妙なことを始める園長の様子に子どもたちが集まり「何してるの?」と声をかけてきてポールを立てる作業を見守ってくれました。いつもであればきれいに咲く桜をバックにこいのぼりたちが泳ぐのですが、今日(今年)は桜が散ってしまった曇り空を泳ぐことになりました。それでも喜んでくれた子どもたちが「園長先生凄〜い!」「園長先生ありがとう!」と話しかけてくれるのですから嬉しいものです。その甲斐あってか、4歳児あい組のS君は今日の給食に提供された“ししゃも”がこいのぼりと重なったようで「コインランドリー(こいのぼりの意らしい)だ!」とししゃもを指差していたというのですから笑ってしまいます。そうかと思えば、朝から子どもたちが園庭の片隅にしゃがみ込み大騒ぎをしているので何があったかと思えば、M先生が「園長先生、園庭の隅に猫がいるんです」と言うのです。そこで現場に行ってみると、どこから迷い込んだのか、痩せこけた一匹の猫がうずくまっているのを見て子どもたちが「かわいい!」などと言いながら、水を飲ませようと砂遊びに使うボールに水を汲んで来るなど大喜びしているのです。しかし、病気を持っているなどしたら大変なので、子どもたちに猫に触らないように声をかけ、怯える猫を一輪車に乗せて園庭から連れ出すことにしました。すると猫を乗せた一輪車を見送る子どもたちが「バイバ〜イ!また来てね」と手を振ってお見送りしてくれました。先日の雨で流れ出た砂をかき集める作業や二階のトイレの水が止まらないといったハプニングの対応もあったため、僕が出来る精一杯のことはこの程度でしたが、これで良かったのかどうか・・・?それでも自ら一輪車から飛び降り草の中へ逃げていってくれたのは幸いでした。そうそう、先日耕した畑が先日降った雨のお陰で一見畑のようでも柔らかい田んぼのようになっています!それが子どもたちにとって格好の泥遊びの場所になり今日は3歳児てんし組の子どもたちが田植えをしているように泥だらけで遊んでいました。お家の方々は洗濯が大変になるのに、子どもたちはそんなことなど考える様子もなくその嬉しそうなこと。その笑顔を見るとどうしても泥遊びを止められないのです。大変かと思いますが、お洗濯をよろしくお願いいたします。
さて、仙台市内では自転車やオートバイによる飲食店の宅配、Uber Eatsが目立つようになりました。外出自粛、外食を控える方が増えると益々需要が増えるのかと思いますがコロナウイルスによって客足が途絶えてしまった飲食店にとっても、外食を控えなければならなくなった方々にとっても、宅配する方々にとっても良い関係性であると良いと思います。
混乱の中で
2020/04/20
土日の強風と雨、今朝の地震、そして連日続くコロナウイルス感染拡大、今朝いつもの電車に乗るため向かった仙台駅はいつになく人気がなく、異様な雰囲気でした。そんな混乱の中でも保育園では子どもたちの笑顔が絶えません。本当であれば第二光の子保育園や角田光の子保育園のように先週「イースター」をお祝いするべきだったのかも知れませんが、少しでも新入園児が落ち着いてからみんなでお祝いしたいとのことから、一週間遅らせて行うことにしていた「イースター礼拝」。今年も例年のように全園児が集まり、イースターのお話をスライドで見ることを予定していましたが、コロナウイルスの感染拡大を防止するため、みんなで集まることは控えそれぞれのクラスでイースター礼拝を守り、年齢(クラス)によってイースター・エッグを作ったり、事前に作ったイースターの宝物を探したり嬉しそうに過ごしていました。このように子どもたちが笑顔で過ごしていた時、役場の担当課から、「新型コロナウイルス感染拡大に伴う“緊急事態宣言”により保育所の利用自粛をお願いしたい」との一報が入りました。宮城県内でも感染が広がっている中でもこれまで通り開園していることを心配しお電話をくださった方、既に自主的にお休みしている方、保育園という施設の性質上、休園することが難しいことを理解しつつも、子どもたちを預かることに不安や戸惑い、緊張の中で保育をしていた先生たちにとってはホッとする判断だと思います。幼稚園がお休みする中で保育を継続していることを心配し、同じキリスト教保育連盟に加盟する幼稚園の先生が手作りマスクを送ってくださるなど、混乱の中でも嬉しい出来事もあります。そして、これは本当なら嬉しいことでも笑える出来事ではありませんが、毎年子どもたちの中に「美容師・理容師」が出現し、友だち、或いは自分の髪の毛を切ってしまうという出来事が起こります。そして、今日4歳児RちゃんがYちゃんの髪を切ってあげるというハプニングが起きてしまいました。幸いどこを切ったか分からない程度でYちゃんのお母さんも笑いながら「どこなのか分からないです!」とおっしゃって下さったものの、中には筆を作るまで切らないで伸ばしているなんてこともあります。ハサミの使い方は勿論、それ以前に子どもたちの言動をしっかり見ていなければならないことを思わされました。
大切なお知らせ
2020/04/20
コロナウイルス感染拡大に伴う「緊急事態宣言」により、大河原町でも感染拡大防止に取り組む必要があることから、ご家庭での保育が可能な場合には5月6日までの期間の登園や延長保育、土曜保育の利用自粛についてお願いがでました。PDFを添付いたしますのでご確認ください。
難しい
2020/04/17
1日24時間はこれまでと全く変わらないのに、今週はとても長く感じる一週間でした。連日増え続けるコロナウイルスの感染者、国が全国に緊急事態宣言を拡大したことにより、一層緊張感が高まり、自覚症状がないものの自分が保菌しているのでは無いかという不安を抱える中での保育に戸惑いさえ感じることがその一因だと思います。幸い、比較的天気がいい日が続いているため、広い園庭で過ごすことができているものの、「三密」を避けることが不可能に近い保育現場で中で子どもたちと関わる先生たち、そして、お子さんを預け仕事に出かける保護者の方々は僕以上に不安や戸惑いを感じていることと思います。いつまで続くかわからない正解や出口が見えない状況の中でも子どもたちは今日も元気に遊んでいました。3歳児てんし組のN先生と子どもたちは園オリジナルのゆらゆらするタイヤの遊具で、そして、4歳児あい組のH君の誕生会に来て下さったお父さん・お母さんは鬼ごっこに加わり、先生たちもビックリするくらいの勢いで走り回って下さっていました。今では当たり前になった一人ひとりの誕生日に合わせて誕生会も、今後の感染状況によってどうずべきか判断しなければならないのかも知れません。5歳児にとっては今年度の行事が全て保育園生活最後となります。子どもたちの成長のために是非経験して欲しいと願い計画した行事を延期するのか、中止するべきなのか難しい判断をしなければならないことがでてくることでしょう。1日でも早い収束を願い祈りながら保育をしたいと思います。
さて、昨年度末、のぞみ組だったH君が最後の登園日となった時、保育園に植えてくださいとプレゼントしてくれた「ハナミズキ」の木。どこに植えるべきかしばらく悩んだ末、今日ようやく地植えしました。ハナミズキは育て易いとのことですが、枯らすことなく育てられる(育つか)か心配です。
笑うことの大切さ!
2020/04/16
世界中で日々増えていくコロナウイルスの感染者のニュースで重苦しい空気が漂い、笑うことすら忘れてしまいそうになりそうな毎日ですが、今朝、掲示板に貼られた3歳児てんし組のH君とお母さんのイースターについての会話の様子を読んで笑うことができました。長い文章ではありませんが、その中に、担任のN先生から聞いたイースターの出来事を一生懸命に伝えたもののH君なりのストーリーに変わっていってしまう様子、そして、その話の内容を聞いてお母さんが大笑いしたであろう姿が目に浮かんできました。H君の話を聞いて家族で笑い合い、その話を伝えてもらった担任のN先生が笑い、N先生の文章を読んで笑いが広がっていく!なんて素敵なことでしょう。そして、改めて笑うことが如何に大切か思わされました。
さて、あちこちの田んぼで田植えの準備が進められていますが、保育園の畑もそろそろ野菜を育てる準備を始めなければならない時期となりました。新年度が始まり二週間、まだまだ子どもたちが落ち着かないこともあり、先生たちが鍬を手にして作業するのは難しいこと。そんな先生たちに代わり、今年も管理機(耕運機)で土を耕すことにしました。進級児にとっては見慣れた風景・聞きなれた音ですが、新入園児の中には初めて目にする得体の知れない道具に驚く姿もありましたが、ついさっきまでカチカチだった土がだんだん柔らかくなっていくことに驚きながら見入っていました。そして、興味を持った子どもたちには手を添えながら作業を経験してもらいました。しかし、例年作業を終えた後、柔らかくなった土(畑)が格好の遊び場となること、また畝を作る前に雨が降って土が固まってしまうため、再度、耕すことになることを覚悟しておかなければ・・・。
発見!
2020/04/15
先週、5歳児のぞみ組のRちゃんが壊れたゴザから落ちたビニール製の紐をチャボヒバの枝に結び付けていた様子をお知らせしましたが、その紐を5歳児めぐみのHちゃんとYちゃんたちが発見したらしく、「園長先生見て!ここに何か結んであるんだよ」と言って、Rちゃんが結び付けた紐を外し、一本の長い紐(縄跳び)作りに夢中になっているのです!しかし、太さ1~2㎜程度の紐で縄跳び用の縄が作れるはずはありません。それでも砂場からピザ釜まで届く長さまで器用に結ぶ姿はさすが5歳児!と思わされました。天気が悪い日があったとしても一週間以上誰にも気づかれず結ばれていた紐、そこに結んだRちゃんの感性も凄いものです。
さて、例年この時期になると園庭に植えられている「マユミ(真弓)」という庭木に小さな毛虫が発生します。ところが、その小ささ故に発生したことに気が付かないでいると、あっという間に葉っぱが食べ尽されてしまいます。そこで、今年も時々見回っていたつもりだったのですが、いつの間にか食事を始めていたようで、今朝4歳児あい組のM先生が「園長先生、今年も毛虫がでました」と毛虫発見を報告してくれました。そこで、現場確認後、殺虫剤をもって再度現場に赴き、仲良く集まっている虫たちに殺虫剤を噴射!すると、これまた例年通り、見えないほど細~い糸にぶら下がり下降を始めます。集まっているだけでも気持ち悪いのに、見えない糸にぶら下がりレンジャー部隊のように降りる様子に、M先生も子どもたちも悲鳴を上げていました。駆除してから、もし、M先生に発見されなければ、この毛虫たちはどんな姿になったのか少々興味が湧いてきましたが、葉っぱを食べられ始めていたマユミはホッとしたことでしょう。そして、卒園した虫博士のTちゃんにこの毛虫が何になるのか聞いてみたかったそんなことを思いました。
※本来であれば今日、仙台市の小学校で入学式が行われる予定でした。しかし、コロナウイルスの感染拡大により、昨晩急遽、再延期が決定しました。3月に仙台に引っ越ししたH君の入学式が延びるたび、職員皆で心を痛めていましたが、更に延期になってしまい、本当に可愛そうでなりません。一日でも早くこの感染症が落ち着き、H君が喜んで通学することができるよう祈ります。
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